ビルドダイバーズ特別編:モモとヒナタの大勝負(仮題)
さてみなさん、先週までのビルドダイバーズRe:RISEのレビューをお送りし、最後のシーンにてのヒナタをヒントに、今回本家ダイバーズのモモと搦めての活躍を描いた運びです。はたしてその活躍の先にあるものやいかにといったところで、それでは、ごゆっくり。
エルドラの一件から一月あまり、ヒロトたち新ダイバーズ(呼称)はそれぞれの路を再び歩みだす。
カザミは自らのチャンネルを通じてゴジョウらかつてのメンバーを中心にバトルの修行に明け暮れ、実力はともかく着実に人気を上げていく。
パルウイースはシャプリヤールの指導のもと技術をさらに上げ人間的に成長するのだった。
続いてマサキは相変わらず療養の日々を送りつつ子供たちにガンプラを教えており、ヒロトも相変わらずの放浪の旅を続けているが、その傍らには彼の行先を示すのを建前にメイが同行していた。やはり本音は“彼女”の痕跡をたどってのことなのか。
そして最近ダイバーとしてデビューしたヒナタ。カザミを通じて先に配信された神事の件もあり彼女のエントリー早々に数多くのファンクラブも発足し、今や本家ダイバーズのモモとともにGBNのアイドル的存在となっていた。とはいえあまりちやほやされるのも何なので表立った露出は極力控えつつも、今はビルダーとして自分のガンプラの製作に余念がなかった。
それについてはヒロトとカザミ、パルやメイの協力はもちろんのこと、本家ダイバーズ、ことにモモとアヤメも力を貸してくれ、更には時折顔を出す二人の女性、性格も教え方も違う二人も大いに参考になり、自身のガンプラ製作の大いなる手助けとなっていき、ついには自分のガンプラ、ライジングガンダム(Gガンダム)をベースとした“ディバインライジンクヒナタ(仮称)”を完成させるに至る。
ちなみにモモもヒロトに何やらを頼み込む。もちろんリクにはたしなめられもしたが。
もちろんリアルでの弓道部での活動もおろそかにはしなかったが、最近のヒナタの行動を見越してか、顧問の先生も「弓道は己を磨くもの」とたしなめたりもしたが。
さておきそんなヒナタの機体完成を待ち構えたかのごとく、GBNにおいて女性限定のイベントが開かれる運びとなった。それは女性ランカー1位と2位のエミリアとローズとの挑戦権をめぐり女性ダイバー間のバトル・ロワイアルを開催するのだ。
はじめのうちは乗り気でなかったヒナタだが、モモの熱烈な勧誘で出場することになる。ヒナタ自身も先のガンプラ製作に多大な協力をしてくれた二人に自分のガンプラがどれだけのものかも確かめたいのもあった。
ともかくもバトル・ロワイアルに臨むアヤメとモモ、そしてメイとヒナタ。心配で駆け付けたパルとカザミ、そしてヒロトはもとより、本家ダイバーズのリクたちも不安なのは変わりはないが、ここは成り行きに任せようとマサキが、さらにかつてのフォース仲間のカルナになだめられる。
しかしいざ試合が始まるとモモとヒナタたちに他のダイバーたちが襲いかかってくるではないか。いまや中堅ながらも実力派フォースたる本家ダイバーズのモモとアヤメ最近売り出し中の新ダイバーズのメイ、そしてヒナタ。ことにヒナタにはリアルでのミズキの友人もいて、先の神事での活躍と合わせ彼女と試合をしたいと告げ向かってくるのだ。
ともかくまずはモモやヒナタたちを倒して自分たちの箔をつけんとの目論見だった。のちにこれもエミリアたちの思惑でもあるとアヤメも読んでいたが。
ここは目の前の大群を退けなければならない。それぞれが着実に敵を倒し続け、ことにヒナタのライジンクは的確に射抜いていく。これには誰しも感嘆せずにはいられなかった。
しかしさしものヒナタもこの大群にはくじけそうになるが、どこかしらか「大丈夫だよ」との声が響き、再び立ち上がることができた。そんなヒナタの様にサラが目頭の光るものとともに何かに感じ入ったようだった。
やがて4人を除くすべての敵が撃破され、バトル・ロワイアルのルールにのっとり、それぞれの相手でのバトルを開始する。モモはメイと、ヒナタはアヤメとで。
かつて知ったる者同士での戦いもひとまず熾烈を極めるも、特にヒナタは先の声を思い起こしつつ、己の想いをアヤメに込めて、ついには矢を貫くに至る。
こうして手負いかつ疲労困憊ながらも勝ち残ったモモとヒナタに、ついにエミリアとローズが立ちはだかる。最後の力を振り絞りありったけの打撃をエミリアに叩きつけるモモ。
余力わずかと承知で攻撃を誘うローズに最後の力に想いを込め、さらには先の声の主と心が合わさったと感じて、ヒナタも最後の矢を放つ。
しかしその矢はローズのヤクトの脇腹を貫くも倒すに至らず、さらにモモの猛攻もエミリアにすべてわずかにふせがれてしまった。こうしてバトル・ロワイアルの試合時間は過ぎ、目的のエミリアとローズの撃破には至らなかった。
大会の結果はともかく、もともとが本家のモモと新のヒナタの実力を見極めることご目的だったので、それらは果たされたともいえる。最後に力尽きて倒れ伏す二人にエミリアとローズが立たせて健闘を称えた様から、ヒナタはともかくモモはさらに女子から一目置かれるに至る。
後日カザミのチャンネルを通じて、自分は基本バトルには興味ないが、このGBNにおいてある程度のイベントには参加するつもりだと自分なりの活動を告げるヒナタに、悪態をつきつつ実力を認めるオーガをはじめ誰もが同意するのだった。
そんなヒナタもローズから、サラに似ているもう一人も自分の力だと告げられ、それについてのいきさつをヒロトに語る。その上で“彼女”もいずれは帰ってくるとも伝えられたのだ。その言葉とともにヒロトはヒナ優しく抱きしめる。今はそれだけで気持ちが伝わっていたのだ。
こうして、ヒロトたちダイバーズはふたたび研鑽と探索の日々を過ごすことに、ただ違ったのは、ヒロトの探索に付き添うのはメイの代わりにヒナタが担うことになる。彼女と通じあったヒナタとともにこの広い世界を巡り、世界の風をヒナタと、そして“彼女”とともに感じていくのだ。いつか“彼女”と再び巡り会うために、今日もGBNの空を駆けめぐっていく・・・はずだった・・・・・
しかしほどなく、ヒロトの協力でユニットを完成させたカプルを駆るモモがヒナタを引っ張って各地を巡っていく。
その様に取り残されたヒロトはともかく、一方駆け付けたリクたちも不安さを禁じ得なかったが、ひとまずは大丈夫とキョウヤがたしなめるのだった。その二人を見守っている者がいた。メイとその胸に抱かれているアルスだった。彼女もまたイヴから生まれ出でた者として見守ろうとしたのだ。
その上でまずツカサがすべてのELダイバーの始祖たるイヴもいずれは帰ってくると告げ、続いて先のカツラギとの会談を踏まえて、エルドラの件以上の脅威が起こるかもしれないと語り、そしていずれは世界そのものの均衡を護らんがための戦いが始まり、それに対するために君たちの力が必要だともキョウヤは告げるのだ。
さておきモモとヒナタは
「さあ、世界の果てまで駆けめぐって、イヴちゃんを迎えにいくわよ」
「は、はい・・・・・」
とまあいささか強引な珍道中、いずれ語られることもあるだろうけれど、こうして二人はGBNの大空を駆けめぐっていく。
そんなわけで一通りのRe:RISEのレビューをお送りしましたが、この作品もまだまだ語りつくせない物語もあるだろうし、近日ファイターズよろしくバトローグも放映されるだろうからこれも期待したいとは思いますが。
いずれにしてもこのシリーズも機会があればまた楽しみたいと思いますのでこれも気長に待ちましょう。
あとシメの一言として、この作品にかかわった方々に本当にありがとうございます、お疲れさまでした。とお送りしたいです。それでは、いつの日か。
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