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それにつけてもおカネのほしさよ・番外編:ロマンいっぱいお宝さがし(前編)<本当は怖いドラえもん>

さて今回は先に述べた『ユメとロマンを欲望と履き違えるなかれ』の記事を、なるべく難癖を減らして公正な記事とすべく改訂したものをお送りする運びです。ますはその前編をば、それでは、ごゆっくり。
 
ドラえもんのお話の中で一番の痛快さを感じるのは、大長編で見られるような夢とロマンがあふれる世界を冒険するお話ではなかろうか。
実際ふしぎ世界の大冒険とはいかなくても、連載時のお話でもそれに準ずる冒険やロマンを味わえるお話もある。その中の一つが今回取り上げる、いわゆる“お宝さがし”のお話である。そんなお宝さがしが絡んだストーリーをまずいくつか紹介したい。
 
『宝さがしごっこセット(コミックス13巻)』
ある日宝さがしがしたいと家の物置をあさるのび太くんに、つまらなく思いつつも『宝さがしごっこセット』を出す。これを近隣の野山に飛ばし、後で返されるヒントをもとに探し出すのだ。
ある程度の苦労の末、宝箱が埋められた所を掘り起こし、途中黒い箱を掘り起こすもこれはほったらかして、ついには目的の宝箱を掘り起こすことができた。
しかしこれはあくまでもお宝さがしごっこなので、お宝はみんなプラスチック製のオモチャで、先の黒い箱はどこかの埋蔵金の小判で、それは同じくこのあたりのお宝を探し当てんとしたおじさんのものになってしまったそうな。
 
『珍加羅峠の財宝(コミックス15巻)』
ある日宝さがし機の実験でのび太くんのこづかいの100円玉をなくした代わりに珍加羅峠の財宝を探そうと出かけていく。
そこはおりしも開発のため用地の買収を企てる業者の人が地主と交渉するもにべもなく断られたのだ。
さておき道具で宝さがしをしようと途中雨の中悪戦苦闘の末、道具が反応したところを掘り当てんとしたところ、土砂崩れで埋まっていた業者の人を助け出し、いくらかの謝礼金をもらったそうな。
 
これらのお話は今回のテーマであるお宝さがしのエピソード、その一部である。いつの世も夢と冒険心、そしてある程度のロマンを求めるのがいわゆる“お宝さがし”の本来の目的と描かれている。しかしながら目的のお宝そのものが一部の事情を除いて価値のある財宝の類で、どうしてもそれらの価値が問われてしまう。先のお話の中でも前者は目的の宝箱のついでに発見された千両箱(小判などが入った箱)やら後者の業者さんを助けた際の謝礼金もそれに関連しているといえる。ついでに言えば、コミックス4巻の『のび左ェ門の秘宝』もあり、これはお宝さがしにかこつけてのお年玉のお話になっているけれど。
さておき珍加羅峠の巻については特に「子供が謝礼金の札束を手に取るのはまずいのではないか」と言った意見が出てきたとか。
結局はそのお宝の財宝の価値、すなわちおカネが絡んでしまった結果、本来お宝さがしが目的なのを欲望やらたくらみ等悪いことについての意見に行きついてしまったのだ。

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