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ぼくは、ロボット:ロボットは召し使いじゃない<本当は怖いドラえもん>

かつてSF小説の巨匠、アイザック=アシモフは「本来ロボットは『労働』が示すとおり、人間に奉仕するものである」と提唱した。しかしそれに異を唱えた人物がいた。それが我らが藤子・F・不二雄先生である。
今回は以下二つのお話を通じて藤子F先生が、ロボットについていかなるべきかをひとまず推察していきたい。
 
『手足につけるミニ頭』
この日も宿題などやるべきこともあって何かいいものがないかと頼み込み、ドラえもんも『ミニ頭』を出してそれを手足につけることになった。はじめはいろいろとミニ頭が動いてくれたが、次第に勝手に動くようになり、ついにはのび太くんを気を失うまでいいように操ってしまったそうな。
 
『すなおなロボットがほしーい』
ある日宿題に追われたのび太くん、ドラえもんに手伝ってもらおうとするも当然のごとく突っぱねられる。後に自動車の事故に巻き込んでドラえもんが代わりの車をとミニカーを『キカイソダテール』なる薬で自動車に育てる様を見て、のび太くんはその薬を分けてもらってオモチャのロボットにふりかけるも、そのロボットが暴走して暴れ回り、結局先の車にぶつかって難を逃れたそうな。
 
他にも『ロボッター』や『モノモース』やらのお話があるけれど、このように、自我を持つロボットが人間と同じような感情を持って、あるいは自らの分析から人間のコントロールを受け入れるか否かを判断した結果(ドラえもんの場合は前者がもっぱらだけと)、人間の要求をはねのける結果となった。
単に労働力に重点を置くならむしろ知能や判断力は少なめでいいと思うけれど、手塚治虫先生の『鉄腕アトム』みたいな人間同等のロボットが人間と友だちと同じように付き合うことが藤子F先生にとっても理想の未来像だろうし、むやみにこき使おうとすれば逆らうのもあたりまえだというのもごもっともである。
そしてその行き着いた先が、何かとドラえもんに頼りっぱなしののび太くんを時には厳しく突き放すシチュエーションにもつながったのだろう。

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