夏休みの読書:皇帝フリードリヒの生涯
さてみなさん、今月は例年だとお盆を利用してどこかへ行こうかと思いを募らせましたが。ここ数日のコロナの第二派かと界隈が騒ぎ出して外出もままならない状態が続き、いわゆるささやかな旅行はおろか外出もままならない状態でもあります。
そこで今回は先の十字軍物語に続き、塩野七生先生の『皇帝フリードリヒの生涯』についてのいわゆる大人の読書感想文みたいなものを述べたいと思います。とはいえ今回はそのさわり程度から、
時は十字軍の時代、神聖ローマ帝国皇帝の家系に生まれながらも、複雑な事情の幼少期を過ごし、皇帝即位後度重なる十字軍従軍の要請やら、それを渋っての破門やら、イスラム諸国への権謀術数で一時優位に事を運ぶも教会側の更なる反発を招きかえって窮地に運ぶなど波乱に満ちた生涯を送ることになり、やがてフランスの聖ルイ王に活躍を譲る形で歴史の舞台からの退場と相成ったものでしたが。
たしかに彼の生涯以降の評価は悪いものでしたが、それが後年中世における最初の近代人という評価も受けたものです。
以上が先の塩野先生の著作からの予備知識から述べたものですが、次回以降また時を置いて本編を読んでの感想も述べたいと思っております。
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