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ドラえもんとゆかいな仲間たち<まんが道・ハムサラダ君及び未来の思い出>

先月漫画家の苦悩の記事をお送りしたのを機に実際藤子不二雄先生自身の体験譚でもあるこれら作品をこの場を借りてお送りしたい。
まずは藤子A先生の作品ながらも『まんが道』について語りたい。
まんが道は手塚治虫先生に憧れてマンガ家を志さんとした満賀道雄(安孫子元雄先生)と才野茂(藤本弘先生)の二人が上京し、様々な人との出会いと交流、そしていくらかの試練と挫折を通じてやがては本当のまんが道を目指していくといったストーリーであった。
主人公の名前は先述のとおり仮名ながらも、関連する人物は手塚先生をはじめとしてほとんどが実名なのもこれまた興味深い。
対して藤子F先生の視点で描かれた『ハムサラダ君』もまた、漫画家を志して上京した若き日の藤本、安孫子両先生が、マンガを通じて成長していく物語である。これは主人公の先生がほぼ実名で登場するのに対し、関連する漫画家さんは手塚先生を除いてほとんどが仮名ながらも実際の漫画家さんのイメージは容易につかめるからそれを推すのも面白いかもしれない。あと掲載誌であるコロコロコミックなのが影響されてかストーリー通じて熱血まんがの要素も織り交ぜられているのもこれまた面白い。
ともかくもそれらの作品から藤子先生たちの熱意が伝わり、実際漫画家等作家を目指された方も少なくはないと思う。
あとハムサラダ君に関しては藤子先生のアシスタントを務められたよしだ忠先生が手掛けられことを述べるとともに、藤子F先生自身が述べるまんが道的なストーリー『未来の思い出』についても述べておきたい。
あらすじは漫画家としてある程度大成した漫画家(F先生がモデル)が生まれ変わって第2の人生を歩まんとするが結局前と変わりはない人生を送るようで、様々な人と新たな関わりを持つ、少しマシな人生を歩むといったものだった。
ここでのテーマたる、かどうかはわからないけれど『まんが道』についてはどうかという問いには、漫画家としての後半生に対する苦悩が描かれ、もし人生をやり直せるならといったF先生の願望も描かれているというのが率直な感想でもある。つまりはドラえもん本編における『人生やりなおし機』にての、たとえ人生をやり直そうとしても進歩がなければ意味がないといったオチにが反省に活かされたか、主人公の先生ももう少しましな未来を歩んでいこうといった姿勢も描かれていた。
それらの作品からも藤子両先生のまんが道を通じての人生に想いを致せれば、それこそがファンならずとも作品に対するとらえ方の一つともいえるかもしれない。

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