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2020年6月

7月のおしらせ

さてみなさん、ようやく7月、1年の折り返しと相成りました。ここニシオでも例年では西尾祇園祭が開催されて夏の訪れを告げることでしょうが、前々からの事情で今年は中止の憂き目に相成りました、残念無念。
それでも休日のドライブを利用して記事を描こうかなとも思っており、他にも多くの企画記事を多き利する予定ですのでこれもひとまず楽しみにしてください。といったところで、それでは、7月もごゆっくり。

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リベンジ両さんの巻き返し大作戦<平成こち亀10年度上半期>

さて今回のこち亀腐れ縁レビューは、平成10年度の上半期、相変わらず婦警たちにやられっぱなしの感が強い両津も悪戦苦闘しながらも巻き返しを図ったお話が中心となっていますが。
たしかに掘りごたつの悶着から鍋もの騒動での逆襲、自販機おちょくられネタからベーゴマでの巻き返しやら当時まだ目新しいメディアだったインターネット犯罪の摘発やらとひとまずの活躍が描かれたことでしょう。ことに自販機からの給料没収は流石にマズかったと思ったのか、後者の犯罪摘発では部長も素直に両津を褒めたけれど。あとベーゴマをはやらせようとして本当にベイブレードでブレイクしたからやはり世の中分からないと言うべきか。そして建設省と大蔵省、統合どころか名称変更の末さらにグダグダになったな。
まあそんなこんなの両津もちょっとヒロイン関係で改善しようとした秋本先生の意向もあってか、この時期後半からいわゆるお嬢さん婦警磯鷲早矢が登場して両津との間に華を添えようとしたけれど、これも後になってグダグダとなってしまったのだが。
ひとまず今回のレビューはこんなところで。

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今週の神様20年度30号:サプライズは突然にの巻

さてみなさん、今回は土曜発売ということですが、編者のスケジュールの都合で月曜公開ということになりました。
さて今回はワンピがお休みということですが、
今回連載開始の<灼熱のニライカナイ>
べるぜバブの田村センセイの新連載ということで、仕事を干された警官が島しょ部に流され、謎の少女とイルカ警官と島で巻き起こる事件を解決し続けるというものだけど、はたしてここからどう話の山を作るのかが今後の課題ということだけれど。
 
<あやかしトライアングル>
女になったらなったでの悩みを抱きつつ、化け猫シロガネをひとまず捕まえるが、彼を祓えば女に戻れない。仕方がないので彼と付き合うことになるのだが。はたしてここからいかなる騒動を引き起こすかが今後の課題ということで。
 
<勉強ができない>
受験の合格発表を経て文乃もひと時成幸の心を知り、成幸自身のままでいいと返す。肝心の自分自身は売るかのこともあり結局語らずじまいで終わってしまうのか。
 
といったところでまた来週。

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鬼滅の刃反省会

さてみなさん、今回は先月に絶大なる人気を博しつつ連載を終了した『鬼滅の刃』。この場を借りて一言ながらもレビューのまとめを行うことにします、それでは、ごゆっくり。
主人公竈門炭次郎か突如現れた“鬼”によって家族を殺され、妹の禰豆子までも鬼にされ、以来鬼の打倒と妹の人間回帰を目指すため戦いに身を投じるのが大まかなあらすじである。
単純にいってそれだけの物語だが、やはり魅力的なのはその中身である。まず全体的に悲壮感漂うストーリーながら、時にはギャグの要素も交えつつ暗くならないように配慮しての話を目指したこと。
通常の攻撃では倒せない鬼を倒すため、詳細は後に譲る、鬼を根絶するために組織された“鬼殺隊”に入隊し、そこで想像を絶する修行の末に呼吸法からくる剣技を身に着けて鬼に立ち向かう炭治郎。これも歴代のジャンプのアクション漫画の要素にのっとったものだったが、これまたマンガの世界観にしっくりと合うものだった。
そして何よりも、敵と味方の対戦を通じて、それぞれのバックストーリーをも語られた重厚な人間ドラマも最大の魅力でもあった。ついで最後まで戦い抜いた妹禰豆子をはじめとする仲間たち、いつもはヘタレキャラだがいざとなれば決める善逸と猪の面をかぶる野生の美少年伊之助。それから始め炭治郎たちに時にはいがみ合い、時には力を貸す鬼殺隊の剣士、ことにその最強と目される柱の剣士たち。対して個性的かつ兇猛な能力を持つ、それでいて悲壮的なバックストーリーを持つ鬼たちがその物語に華を添えていた。
あと特にアニメで顕著だった、浮世絵風のビジュアルで業等のエフェクトが描かれていったこともやはり大きい。
 
ところで炭治郎たちが戦う鬼たちについて、人間以上の能力を持ち、人の血肉を食らって生きている存在で、日光や鬼殺隊の特定の剣技でしか倒せない厄介なところもある。
その鬼たちの長である鬼舞辻無惨。いにしえの昔に秘術によって鬼となり生きながらえていた。その際に自らの手下を殖やして現世に災いを振りまきつつ。
この設定はぶっちゃけいえばジョジョの第1部から第2部の設定にも似ている感もある。とはいえこれらは鬼の無惨誕生のプロセスに過ぎず、ジョジョのようにある程度の伏線倒れにはならずにすんなりと処理されたのはある程度よかったのかとも思うが。
その無惨をはじめ強力な上限の鬼たちを、味方も多大なる犠牲を払いながらも見事殲滅し、やがては大団円を迎える。
 
ところで舞台を現代に移した最終回は後日譚というよりもファンサービスの色が強いと思う。たしかに最終決戦であれだけの犠牲を出したのだ。そんな彼らの魂も救われてほしいと思った読者のためにこのエピソードでしめたのだということで。それなら味方だけでなく敵側のキャラも救ってあげてもと思う人もおられるだろうが、ストーリー上倒されて後に“救われた”者もいるだろうけれど。その後に鬼となった前後とは違う人生を送っていくかと思うのも一興だろう、それもともかく。
漫画界に一大ムーブメントを引き起こしてのちに漫画史に偉大なる1ページを刻んだこの作品に、心から敬意を表したい。
本当にありがとうございます。またどこかでお会いしましょう。

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ファミ通のアレ(仮題)レビュー

さてみなさん、今回のホームページ更新は90年代カルト的な人気を博した『ファミ通のアレ(仮題)』のレビューをお送りいたします。
作品の出来としては中ぐらいへんだったものの編者的にも結構はまった者の一人として思い出の残った作品でした。この機会での紹介をするのもいいかもしれません。それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>マンガ・ノベルズ
となっております。

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各誌レビュー20年度6月号(その4)

さて今週の各誌レビューは、
 
<MAO(サンデー)>
真緒を救うべく己の血を用いる菜花、それは己の命をも縮める行為であると忠告する猫鬼だがそれの承知の上と返すのだが、一方で謎の兵隊による殺戮も繰り広げられ更なる暗躍もみられるのだが。
 
<君は008(サンデー)>
任務の後、結局枳殻がエイトの仲間となりひとまず収まったが、ひっ迫した事態に帰還も憂慮の意を示していた。一方敵のドグラ・マグラもルルスと名乗らん君アスヤを交えて新たなる侵攻を始めんとしていたが。
 
<バキ道(チャンピオン)>
猛剣が腕を決めたかと思えば、独歩の攻めも足に来ていた。一進一退の攻防を進める中、なんと封じた猛剣の脚が独歩を捕らえるのだが。
 
<浦筋(チャンピオン)>
マスクの買い占めから始まった激しくあさましいサモハンたちとの抗争。確かについていけないところもよくついていけたな順子。
 
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
旭先生との鉢合わせからなし崩し的にカラオケパーティー。この場合曲も選びかねるのも無理なしか。
 
ひとまず今週はこんなところで。

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8マンVSサイボーグ009、ですか

さてみなさん、来月発売のチャンピオンREDにてサイボーグ009と往年のヒーローたる8マンとの共演が連載開始する運びとなりました。
以前デビルマンとの共演も意外だっただけに今回8マンとのコラボもある程度の問題もあれ夢の競演が繰り広げられることでしょう
8マンといえば、犯罪によって命を落とした刑事の記憶を移植されたアンドロイド8マンが悪に立ち向かうといったストーリーで、009と同様にたびたびアニメ化及びドラマ、ゲーム化されたことでも知られています。
一方の009も8マンとの当時からの近未来感等の世界観がしっくりいくかなとの思いもあり、あとはどのような活躍を斬りひろげられることかといこれまた楽しみです。
あとは当誌のページを開くのみ、はたして日本の漫画史にいかなる歴史を刻むのか。乞うご期待ということで。

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ザ・ドラえもんズオリジナル:ドラメット三世編(その1)前編

さてみなさん、今回のザ・ドラえもんズのストーリーは、ドラメット三世のストーリーをお送りいたします。舞台となるのはいわゆる中東アラビアの街。みなそれぞれに平和に暮らしている中での大騒動、はたしてドラメットたちはどう解決していくか、まずはドラメットとその仲間たちの紹介をば。
アラシン(のび太):大富豪の息子で父親から強い人間になれと日々厳しく教えられ、ドラメットがそれをサポートしていく。
サーラ(しずか)アラシンの子供のころからのいいなずけだが今はまだ友だちづきあい程度。ドラメット同様にアラシンを助けていく。
シン(スネ夫):貿易商の息子
ウルク(ジャイアン):雑貨屋の息子
アルス(出木杉):学者の息子
いずれも一般庶民の出身だが、アラシンの父親が庶民にも慕われていることからなりゆきアラシンとも友だちになっている。アルスは知恵の面で助けているが、サーラが何かと仲がいいのをアラシンは面白くない。一方のウルクたちはからかいながらもアラシンの手助けとなっていく。
ひとまずはこういったメンバーでストーリーを繰り広げます。はたしてどのような展開になるか乞うご期待といったところで、それでは、ごゆっくり。
 
ここはアラブの街、ドラメットがお世話になっている大富豪の息子アラシンは、ある日今日の勉強を切り上げ午後の昼寝をしようとする中、奥の部屋で何やらガタガタと音がする。
アラシン「なんだろう、あれ、ドラメット」
ドラメット「あ、アラシン、今道具の点検と整理をしているでゴザル」
見れば部屋中のガラクタの手入れをしているドラメットがいた。
アラシン「僕にも手伝えることあるかなあ」
アラシンが道具をまたぎつつドラメットに近付こうとするが、
ドラメット「今はいいでゴザルよ、アラシンがいるとかえって散らかるでゴザル」
と、にべもなく追い返される。
アラシン「ちえっ、せっかく役に立とうとしたのに、でもいいや」
と、さっきくすねたランプを手に自室へと戻るのだった。
アラシン「このランプって昔読んだ本によれば、こするとランプの精が出てきて・・・・・」
と、ためしにランプをこすろうとするが、
アラシン「待てよ、ここじゃちょっとせますぎるな。それからあまり散らかしたらまた父上におこられちゃうよね」
そこでこっそりと外に出ていき、さっそくランプをこすって精霊を出そうとする。
アラシン「さあ出てこいランプの精」
すると一面の煙とともにとランプの精がやはり出てきたのだ。
ランプの精「う~んよく寝た、うん、おれ様を呼んだのはお前か」
アラシン「わっ、びっくりした、でも本当にランプの精が出てくるなんて」
ランプの精「出られたからには何かお礼がしたいな、さてお前は何を望む、どんな願いでもかなえてやろう」
とランプの精はアラシンに問いかけるが、
アラシン「うーん、これといって願いは何もないな。それにあまり人や物に頼るなって父上にも教えられたんだ」
ランプの精「なんだ、つまらない奴だな、まあいいさ、せっかく外に出られたんだ。ちょっくら遊びに行ってくるぜ」
と、ランプの精ははるか天空へと飛び去って行った。
アラシン「ああ、行っちゃった、でもいいか。家に帰って夕方まで昼寝しよう」
アラシンも手に持ったランプ片手に家へと戻っていく。
 
アラシンが家に戻った時には、ドラメットがひみつ道具を整理したのか部屋中ほぼ整理されていた。
アラシン「ああドラメット、整理はもう終わったの」
ドラメット「うーん、やっぱり一つ足りないであーる」
見ればドラメットは何かを探しているようだった。
ドラメット「ああアラシン、今整理終わったけど足りないものがあるでゴザル」
アラシン「うん、そういえばさっきランプを持っていって、そこからランプの精を出したけど」
と、手に持ったランプをドラメットに手渡すも、ドラメットは驚いて、
ドラメット「なんだって、あれは『精霊よびだしランプ』でゴザルが、その精霊は基本的に自分勝手ですぐに周りを飛び回っちゃうでゴザル」
アラシン「ええっ、それじゃあさっきの精霊は願いをかなえてくれるっていうから」
ドラメット「たしかに願いはかなえてくれるでゴザルが、そのかなえる目的を選ばなくて時には迷惑をかけちゃうでゴザル。あのままほっといたら何するか分からないでゴザル」
アラシン「でも、さっきは特に願いを言わなかったから勝手に飛んでちゃったよ」
ドラメット「それこそ大変でゴザル。早く連れ戻さないと大変なことになるでゴザル」
アラシン「そいつは大変だ、早く行かなきゃ」
と言ってドラメットとアラシンは街へと向かうのであった。その際に富豪の父親がそれを見かけて呼びかけんとする。
父「おいアラシン、また遊びに行くのか、まったくしょうがないな」
呼び止めようとする父親に街の人たちが訪れる。
「旦那様、今街じゅうで変なオバケが現れて・・・・・」
父「なんとオバケとな、一体どういうことかね」
そんなやり取りをよそに、ドラメットたちが駆けつけた先では、ランプの精が早速悪さをしていたのだ。

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生き様さまざまの巻(107巻)<懐かし両さんの失敗作レビュー>

今週はある程度緊急企画ということでこち亀の各話ごとのレビューをば、
今回のお話は両津の行動の理念は欲望が中心になっていてそれに突き動かされていくといったお話だけれど。たしかに突き動かされていく様を可視化していくのはギャグマンガではよくある技法だけれど、やはりここまで行けば両津本人だけの問題ではなく、いわゆる誰かの見えざる手によるものであることは今更述べるまでもないだろう。これはたしかにドラえもんのコエカタマリンのお話を意識しているかもしれないが。
結局のところこれは実験マンガのお話ととらえれば面白いかもしれない。結局は失敗しちゃったけれど。

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今週の神様20年度29号:迫りくるものと追われるものの巻

さて今週のジャンプレビューは、
 
<ONE PIECE>
なおも厚いカイドウの包囲網の中、うるティ姉弟と対峙するルフィ。たしかに強敵だがそうそう苦戦というわけにはいかなかった、しかし割って入った鬼面の男、カイドウの息子ヤマトと名乗っているのだが、はたして彼は敵か味方か。それにしてもやはり生きていたのかパウンド。
 
<あやかしトライアングル>
女子になって新しい学校生活に落ち着いてもなおあやかし退治の日は続く。件のシロガネ、そして女の子同士との付き合いもまた続いていくということか。
 
<勉強ができない>
文乃の心ばかりのチョコレート、何故か風であおられて川に流れそうになるのを駆け付けた成幸が拾い上げ、ひとまずは収まったか。
 
ひとまず今週はこんなものだろうけれど。

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第6話:忘れられた地で(その2)<機動戦士ガンダム・クレイドルエンド>

さてみなさん、今回のクレイドルエンドは、ふとしたことから東京旧都心に巣食う不良グループの取り締まりの協力を受けることになったキッカたち。そもそも軽い任務と踏んでいたが思わぬ苦戦を強いることになる。それに伴い周りの人々の姿も描く運びとなりました。ともかくそれらの様をお送りすることとなります。それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに前回のストーリーはひとまずここに。
第6話:忘れられた地で
その1
それでは本編をば、あらためてごゆっくり。
 
 
川崎の連邦軍基地にて旧東京地域の取り締まりの協力を求められてそれを承諾したキッカは、アレンたちを交え、作戦の詳細を話し合うこととなる。
「今回、旧都心に巣食う過激派、というよりも不良グループの取り締まりの協力を要請され、ひとまず承諾と相成りましたが」
そこでアレンが意見を具申する。
「たしかに気が進まない任務のようですが、それだけに早めに済ませればいいですね」
「そう、その通りね、でも作戦そのものは要は地上戦だからいろいろと制約を受けるだろうから、まず私とライエルで出撃します」
それにクムが意見する。
「また大佐直々に出られるのですか」
「こういうのはある意味戦闘とまではいかなさそうだからね。相手勢力の無力化を中心とするならある程度の威圧も必要でしょう。あと何か質問は・・・・・」
アレンたちはともかく少し不安げなクムもひとまずは黙っていたので、そのまま解散し作戦の準備が進められる。
解散から程なくトーレスに呼び止められ、先にギルダスが発した言葉について告げる。
「・・・そうだったんですか・・・・・」
「まあ、みんなもみんななりに君の役に立ちたいと思ってるんだ」
「そうですね、たしかに一人だけでは何もできないのですから」
そこでトーレスも一つの疑問を呈する。
「まずは目の前の問題にかかればいいかな、ああそういえば、先に対した敵について、たしかランバ=ラルの息子と名乗っていたかな」
「ええ、そのようです。でもその事情はよく分かってないのですが」
「ことの真相はまだ分からなさそうか。まあとにかく、あまり結論は急がないほうがいいかも。後でノックスと相談しよう」
といったところでトーレスとの会話も切り上げる。
一方でニュープラス等MSの調整も済ませ、あとは出撃のタイミングを待つのみだった。
 
その旧都心にて数人の若者が廃ビルの一つでたむろしていた。件の不良グループだった。
この日もいつも通り市街地を走り回り、先に指定したターゲットの建物を破壊していく。いかに隔離地域とはいえたしかに違法行為及び破壊工作でもあるが彼らにとってはスリリングなスポーツみたいなものだろう。しかし今回ばかりは事情が違う。
「おい本当にやるのか、今港じゃあの新鋭艦が停泊してるって話だぜ。下手に刺激しちゃ何が出てくるか」
口々に不安を訴える不良たち。しかし一人の少女がそれらを遮るのだった。
「何言ってんだ、連邦の腰抜けどもに何ができるってのさ、むしろ一泡吹かせられるいい機会だ」
「それはそうだがよ」
「ともかく連邦の奴らが出てきてもいいようにそれなり仕掛けも用意している。ともかくこっちの思うつぼさ」
というわけで、今回の作戦というか悪さは、その少女の音頭で取り行われることとなった。
 
その一方、東京湾外の海底にて一隻の大型潜水艦が停留していた。その艦内では一人の女性がノーマルスーツに着替えとあるMSに搭乗しようとした。
「どうしても行かれるのですか」
そこに一人のエージェント風の女性が呼び止める。口調こそ丁寧だが意外と親しげなのが分かる。
「あそこにはキッカ大佐がいます。彼女の目的の一つが私なら、一度会わねばなりません」
と懸念する女性エージェントと、傍らで肩をすくめつつ見守るもう一人の男をよそに、彼女はそのMSに乗り込む。あとはキッカたちの動向を見極めるのみだったのだが。
 
戻って旧都心、不良グループのお遊びの時間が始まり、それを察知した基地の報せを受け、まずはライエルが、次にキッカ、そしてリ・ガズイの3機が出撃する。
まずはライエルのジO。脚部スラスターで疾走する様はまさに圧巻そのものである。もともとが木星の重力下でも活動できるよう、スラスター関連を強化したものでそれらの再現には時間がかかったが、かつてのシロッコの機体に引けを取らない。唯一オリジナルと性能が劣るのは操縦伝達のみであろうが、それはシロッコの卓越した操作能力が合いまった故のことで、一般パイロットなら十分すぎるほどの操作性能である。
ともかくも先行したライエルがサブモニターのコンソールを操作し、前もって基地の人員が調べ上げたいわゆるブービートラップの位置を割り出し、それをかいくぐり、時には排除をして切り開く。
そうこうしているうちに、ライエルの目の前に不良の一人が駆るジム系のMSが姿を現す。すかさずサブモニターに相手の形体をAI検索で各パーツごとの特徴を割り出し、それは各機体をより集めたカスタム機であることが判明された。
「悪くいっても“寄せ集め”ってところでしょうか、まあいずれにしても」
すかさずジOが突き進み隠し腕のサーベルを一閃、敵の両足を切り裂き、すかさず武器を持った腕を、ついでにもう片方の腕を切り裂く。
こうして手足を失い、あおむけに倒れたジムにライエルが近づく。
「無駄な抵抗をやめて下さい」
ひとまず降伏を勧告するライエルだが。
「な、何をっ・・・・・」
わずかに言い返さんとする不良だが、ジOの胸部バルカンがジムの頭部を破壊する。
「とりあえずは警告です。投降して下さい」
「わ、分かった、助けてくれ」
「それでは、コックピットから出て両手を挙げて・・・・・」
ライエルの指示に不良が姿を現そうとする。突然、ジOの背中に何かがぶつかり、ジムに倒れかかる。
「ひ、ひいいいい・・・・・!」
ジOの巨体が不良に倒れかかろうとするも、すんででジOの腰のギミックアームが支えとなって、不良は潰死は免れた。
「まだトラップがあったのか、それから彼は逃げたようですね」
「大丈夫ですか、大尉」
上空のリ・ガズイのアレンからの通信が入る。
「ええ、僕は大丈夫です。引き続き調査を続けて下さい」
「はっ」
「まだまだ反応があるようですから、もうちょっと用心しよう」
と、ライエルもこの場を離れる。
 
その後も不良たちの違法MSは数機が摘発される。
「これも任務だけど、君らが抵抗すれば本当に撃つぜ」とギルダスが構え、
「わ、分かった・・・・・」とMSから降りるや、そこに乗った不良も一目散に逃げだしていく。
「あっさり逃げたな、こいつは大佐に怒られちゃうかな」
と軽い自嘲を交えて同じく安堵の表情を浮かべる。
 
そしてキッカのニュープラス。今だメインの武装は固まっておらず、サーベルとシールドのみ装備で街中を進んでいた。
「ずいぶん奥まったところまで進んだけど、はたしてどのような罠が隠されているやら」
モニターから辺りを見回した後で、その一角に標準を合わせる。
「・・・たとえば、あの辺りかしら」
そこに頭部バルカンを打つ。そこからビルの壁の一部が倒れたかと思えば天井からがれきの塊が降ってきてさらには地面から鉄筋が針山の如く生えてくる。
「こいつは思った以上に面倒ね」
まさかここまで巧妙かつ執拗な罠を張り巡らせていくとは、たしかに自分たちを意識して張っていったとはいえ。ここまでくれれは単なる不良の悪戯ではすまされない。
「ここのリーダーは相当頭が切れそうね、やはり私が当たらなきゃいけないかな」
その後もキッカはあやしそうな箇所を調べては罠を発動させる。そしてそのうち最後の罠の発動とともに1機のMSが現れる。
「・・・ガンダムタイプか、こいつは極上の獲物だな」
そのMSに乗っているのは、今回のまとめ役の少女だった。この時点お互いの素性を知らないままに対峙することになるのだが。
 
造船会社では屋上で遠目の戦火を眺めやるレツに数人の社員が避難をせんとしてレツに呼び掛ける。
「おい、なんだかやばくなってきたみたいだから、俺たちもひとまず・・・・・」
「いや、ここは大丈夫だと思う。逃げちゃ悪いからな」
レツは半ばそっけなく応える。その心の奥にはキッカはともかく、カツやハヤトの姿がいることは語るまでもなく、また社員たちもそれを知るすべはなかった。
そこに一人の女性社員が近付いてレツに寄り添うように戦火を眺めやる。それに安堵したのか社員たちもそれに倣って遠目から眺めやる。
「そうだな、あのキッカ大佐だ、なにせあのホワイトベース最後の・・・・・」
別の社員が「おい!」と小声でたしなめるも、
「大丈夫だよ、あいつには迷惑だろうけど」とレツがなだめるように応える。いずれにしても一同は事の趨勢を見守ることにするのだった。
 
そしてあの女性も、遠くの建物から双眼鏡片手に戦況を見守らんとする。
「やはりあの娘、キッカ大佐と対するか、これも運命なのかねえ、ロニ・・・・・」
自らの今は亡き友だちに語り掛ける如くつぶやきつつ、双眼鏡をのぞき込むのだった。

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D.A.S・セリス=ハワード新設

さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアムD.A.Sにおいて先のCSNに引き続きセリス=ハワードのページを新設する運びとなります。
ギースの娘たるセリスもまずはヒストリーの濃い面々と仕合って自らの実力を知らしめんとする様をここにお送りできることでしょう。はたしてどうなることやらといったところで、それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアムD.A.S>セリス=ハワード
となっております。

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各誌レビュー20年度6月号(その3)

さて今週の各誌レビューは、
 
<海を渡るべ(グラジャン)>
ひとまずスポーツに打ち込むがいまいち本気になれない男子。一方の女子は柔道にうまく打ち込めているが。その女子についていき久しぶりの街中に出る男子たちだが。
 
<MAO(サンデー)>
猫鬼の力を解放した真緒だが、不知火も何やらの式神の力で対抗し、結局逃がしてしまう。その一方で謎の軍人も事の趨勢を見守らんとしているが。
 
<君は008(サンデー)>
突然の危機に踏み止まるよう厳命するアイスマン。それに応えるかの如く機転でエイトが衛星の軌道をずらす。後に保護された枳殻に校長が機関への参入を促されるが、一方でエイトへの想いも抱いてはいるが。
 
<バキ道(チャンピオン)>
お互い四股たちで仕切り直す独歩と猛剣、しかしいざ組んでみるも体を知り尽くしていた猛剣が一枚上手か、独歩の腕を取ったのだが。
 
<浦筋(チャンピオン)>
ここの自粛ムードで動けないなりに野球ファンの生き様というべきか。
 
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
サプライズでの旭先生の誕生日会。これまたドタバタだが、それなり喜んでくれたから良しとすべきか。
 
今週はかなり立て込んでましたがこんなところで。

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KOFAS・プリティーキムについて

さてみなさん、スマホで大人気のKOFオールスターズ、様々な歴代キャラのほかになぜか人気キャラの性転換バージョンも公開され、これもひとまずの人気を博したことはやはり語るまでもない。
それらのキャラクターは良くいって新たな人気を開拓しようといった意気ごみと認めるところですが、たしかに悪くいってネタキャラという一面もぬぐいがたい。ことに今回のプリティーキムに至っては直球すぎかつ今更ながらの感もこれまたぬぐいがたい。なぜならばキムの女性バージジョンというのは一昔、というべきか今や幻のシリーズともいえるKOFマキシマムインパクトのチェ・リムが登場したことも覚えている人もおられるだろう。
ここからは編者の意見を交えてではあるけれど。そのプリティーキムに先立つ女性化キャラとしてプリティーチャンはMOWにおけるチャン・コーハンの娘として編者前々からのアイデアに組みこもうかなといった思惑もあり、今回のプリティーキムも、本家キム・カッファンの姪御という設定でまずは自分のネタに搭乗させようかなと思ったりもします。
ともかくもこういった具合ながらも彼女たちもまとめて期待はしたいキャラであることには変わりはないのですが。

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呉瑞香及びダーリィ=ダガー、初代侍魂ストーリー

さてみなさん、今回はひとまずの思いつきながらも初代サムライスピリッツにおける呉瑞香とダーリィ=ダガーのストーリーをこれまたスケジュールの都合で2組まとめてお送りする運びとなりました。先に真侍のストーリーをお送りしましたが、もし初代で活躍するならばいかなる活躍をするのかということで制作したものですが。
ひとまずこういったところで、それでは、ごゆっくり。
 
呉瑞香・メインストーリー
気脈の乱れを受けて静御前の乱を鎮めるも、そのまま次の気の乱れを調べよとの命を受ける。いつ終わるとも知らぬ任務に辟易としながらも再び世の侍との対戦の場に身を投じるのだった。
 
天草との邂逅
瑞香「これでここの気脈も鎮まりました。
一面が闇に覆われ、邪悪の影が現れる。
瑞香「ええっ、また気脈が乱れるだなんて」
影「クク、ククククク・・・・・我こそは天草が怨霊、さあ暗黒神がお呼びだ」
瑞香「貴方が気の乱れの元凶なのですか」
天草の影「気の乱れはこの日のもとを中心に渦巻いておる。もはや誰にも鎮まらぬ。汝も闇の気に身を委ねるがいい」
瑞香「それは、お断りいたします。私も風水師の誇りにかけて貴方をも鎮めて差し上げます」
天草の影「ククク・・・ならば死を待っておれ」
天草の影が消え、元の場所に戻る。
瑞香「これは、先の凶事とも関わりがあるのでしょうか」
 
対天草戦仕合後、エンディング
瑞香「何とか鎮めることができましたね。これで帰ることが・・・・・」
そこに数人の兵士が現れる。
兵「瑞香どの、皇帝陛下からの下命です。こたびの凶事の根源たる“破王の卵”について調査すべしとのお達しです」
瑞香「・・・ええっ、また新たな任務、なのですか」
兵「此度の凶事を受け、呉大老がお調べになってゆえのこと。成功をお祈り申します」
兵士、そのまま去っていき、瑞香もただ呆然と立ち尽くす。
瑞香「・・・ああ、これで帰れると思いましたのに・・・・・」
そして一陣の風が瑞香に吹きすさぶ。
 
スタッフロールへ
 
 
ダーリィ=ダガー、メインストーリー
七つの海にその名を知れた海賊船大工ダーリィ=ダガー。
ご自慢の船を壊されたことで先の騒乱を闘い抜き、その際誤解で追っていたタムタムとは借りを返そうと機会をうかがっている際、天草の乱が起こり、それにタムタムが関わっているのを聞きつけ。今回の騒乱に身を投じるのだったが。
 
天草との邂逅
ダーリィ「まあ、こんなもんだね」
一面が闇に覆われ、邪悪の影が現れる。
ダーリィ「うっ、これはどういうことだい」
影「クク、ククククク・・・・・我こそは天草が怨霊、さあ暗黒神がお呼びだ」
ダーリィ「あんたが今回の元凶ってやつかい」
天草の影「世を覆う闇はだれにも止められぬ、汝も我が主のもとに身を委ねるがいい」
ダーリィ「そいつはお断りだね、その主ってやつもまとめてブチのめしてやるさ」
天草の影「ククク・・・ならば死を待っておれ」
天草の影が消え、元の場所に戻る。
ダーリィ「こいつは面白くなってきたね」
 
対天草戦仕合後、エンディング
天草封印後、天草の石が浮かんでいた。
ダーリィ「これで終わったな、おっと、この石は」
天草の石はダーリィを離れ、タムタムのもとに
タムタム「オオ、石取リモドシタ、アオッ、だーりぃ!?」
ダーリィ「ああ、タムタム、あんたも無事だったか。これからちょっと付き合いなよ」
タムタム「たむたむ、マダヤラネバナラヌコトアル、イズレマタ会オウ」
ダーリィ「ああ、お待ちよタムタム、まったくせわしないねえ」
ダーリィ、そのままタムタムを追っていく。しかし石はいずこかに飛び去っていく。
 
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ep18:完璧な狙撃者<今更ながらビルドダイバーズRe:RISEレビュー>

先の砲撃戦以来、不気味な沈黙を守る要塞、その内部でたたずむアルスは何を想うのか。
再びエルドラに舞い戻ったヒロトたち。カザミは新たなる機体で、パルも神殿に保管された剣に安堵し、そしてクアドルンの翼もある程度回復していた。そしてヒロトは先に封印していたあのパーツを供えていた。
今回のミッションは生き残りの住民を遺跡に避難させること、それもどれだけ頼られるか分からないが、すでにムランたちによって避難が進められていて、その手助けのため各自手分けして居住地を回るのだ。
しかしそんな時にも敵の来襲が、それを守るためにもヒロトたちが立ち向かうのだ。敵の攻勢を各自着実に撃破していく。先のストラと同じくパルやカザミにもいささかの迷いやおごりなく使命感をもってかかれば倒せない敵ではなかった。ことに狙撃範囲の広いヒロトが今回後方狙撃を担うことになりこれもまた着実にかかる。
一方フレディたちはとある村に残ったお婆さんを見付ける。先の砲撃戦で自分をかばって犠牲になった息子を想い生きる気力を失っていた。それをストラが何とか説得する。これもまたジェドとの誓いなのだから。
戻ってあらかたの敵を撃破したヒロトたちだったが、その敵の増援は何とあの機体だった。その強大な砲撃でヒロトのビットを殲滅し、今まさにヒロトたちに襲い掛からんとする。
一旦退避の後に敵の位置を探らんとするが、今の状況ではらちが明かない。そんな時アルスの通信が入る、かつてのヒロトの映像を伴って。
アルスが造ったこの機体は、かつてヒロトたちが経験した戦いのデータを元に造られたもので、ヒロトたちの失敗をも学習しその過ちを超えた完全なる存在と称している。いずれにしてもヒロトたちの模倣アレンジであることには変わりはないのだが。
戦況が膠着状態に入るもお婆さんを伴って移籍へと避難をするフレディたちが近づいていき、それがアルスの標的となる。それをカザミが体を張って食い止めんとする。それをヒロトが囮にしてアルスの位置を割り出さんとする。
はたしてアルスの砲火が放たれ、カザミもろとも巻き込まれんとするが、その砲火をヒロトが撃ち落とし、結果アルスの存在が割り出され、そこにめがけてヒロトが撃つ。銃砲を破壊され逃げるアルスをすかさず換装したコアガンダムで追撃。残りの増援もメイたちが対し、フレディたちはカザミが遺跡へと運んでいく。
遺跡にたどり着いたフレディたち、たしかに敵も障壁らしきものに手が出せなかったが。
アルスを追い詰めつつも、完璧なる自分を創り出さんとしたアルスに自分の不完全さを自覚しつつそのアルスを否定せんとする。着実なアルスの反撃に傷つきながらも辛くも敵を沈黙させる。しかしこれもアルスの分身に過ぎない、ヒトツメと同じように。
こうして住民の避難はほぼ完了し住民たちも少しずつ生きる気力を取り戻していく。ストラもまたジュドの想いを思い起こしつつ今回の使命を果たしたことに安堵する。
しかし戦いはまだこれから、クアドルンもまたこれからの苦難に想いを馳せる。
そして荒野に佇むヒロト、今回使用した武器を通じ過去の想いと約束、そして彼女のことに想いを馳せるのだが。

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今週の神様20年度27号:訪れしは旧き友の巻

さて今週のジャンプレビューは、先週幽奈さんが終了した代わりといってはなんですが、かつてのセクシーなラブコメ<ToLOVEる>の矢吹健太郎センセイの新連載<あやかしトライアングル>
忍者と妖怪もの、そしてセクシーの混然一体ということで、後主人公が女に変わったのもある意味想定内だけど、この体制で物語が進められるのかな。
 
そしていつものレギュラー陣、まずは<ONE PIECE>
カイドウのもとに連れられたモモの助、しかし小心なオロチは何としてもなきものにしたくてたまらない。いずれにせよある程度の絶体絶命のモモ。しかしルフィたちも着実に進行しているのは確かだけど、そんな中飛び六砲のうるティとルフィが遭遇してさてどうなるかということで。
 
あとは<勉強ができない>
成幸をコタツに閉じ込めての女の子三人での和気あいあい。たしかに余計な騒動抜きとはいえ成幸にとっては結構な災難だった。しかし文乃の心はいかに。
 
ということでまた来週。

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おためし紀行・ポート24幸田店(幸田カメリアガーデン)

さてみなさん、2月ぶりのおためし紀行ですが、やはりまだまだ影響があって遠くに行けない状態が続く中、前々から行きたいと思っていたポート24幸田店に赴くことになりました。
Photo_20200607064901
実はこの店には思い入れがあって、以前準行きつけだった蒲郡に合った同じようなお店が先年閉店したこともあり、その懐かしい想いとともに今回の訪問と相成りました。
店内を赴けば、やはりプライズ機やメダル機が幅を利かせており、肝心の格ゲーをはじめとするアーケードはちょっと片隅に追われているかなという感も強い。これも時代の流れかと思うけれど少し少ないかなとも思ったりもします。
それはさておき懐かしい想いもありメダルゲームで軽く遊んで一時を過ごしましたが、次回は他の機種でも楽しもうと思います。

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西村アクジ・アーデルハイド編<バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>

さてみなさん、今回のホームページ更新は、バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!より西村アクジのアーデルハイド編をお送りいたします。
ルガールの子供と目されるアデルも、今やWARES、オロチ一族に狙われる立場となり、アクジたちもひとまず手を貸す形となりますが、はたしてどのような展開となるか乞うご期待といったところで、それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>バトルコロシアム外伝・ADKうお~ず!>西村アクジ編・その2
となっております。

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各誌レビュー20年度6月号(その2)

さて今週は、サンデーが休刊ということでひとまずチャンピオン1部のみとなります。
 
<浦筋(チャンピオン)>
春巻とゴキ、よくよく付き合っているというか、その周りの人々もそれなりよくよく付き合っているのだが。
 
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
おばけ屋敷でのバイト。キュートでセクシー、やっぱりちょっとデンジャラスになっちゃったな。
 
といったところで今週はここまで。

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クリエイターの執念とは:ジョージ秋山先生編

さてみなさん、今回は先日亡くなられた漫画家のジョージ秋山先生の作品をいくつかご紹介して、先生の全体像についてもレビューを試みたいと思います。それでは、ごゆっくり。
まず先生の作品といえばバットマンXを挙げますが、これは有名なアメコミヒーローのパロディでもある、その事情からか一時改名を余儀なくされたこともあるけれど、今となっては藤子F先生のパーマンと並ぶべきの子供向けヒーローともいえる。
続いてはアシュラ。中世日本を舞台に、飢餓にあえぐ民衆の中、棄てられた子供が生き抜くために人を傷つけては糧を得る日々を送るも、やがては命のはかなさと慈しみを知るといった、これも先生なりの哲学が込められた作品ともいえる。
少しそれるけれど、先生が描くヒロインはほとんどが豊満で快活なレディとして描かれ、それらの作品も詳しくは割愛するものの一言紹介をしたい。
それから秋山先生の宗教観もまた独自の哲学を持って描かれ、これもまた一つの味となったことも加えて述べておきたい。
また銭ゲバ、デロリンマン、そしてくどき屋ジョーと、社会の裏側に生きるアンチヒーローたちの生き様もまた陰惨に陥らずにかつ快活に描かれていった。ことにジョーのライバルとして登場した毒薬仁も、自己顕示欲が強く悪辣ながらどこか憎めない、言ってしまえば愛すべき悪役として人々の記憶に刻まれた。
そして浮浪雲。遊び人と剣客の二つの顔を持つ主人公を中心とした時代劇漫画として永らく多くの読者に愛読されてきたことも述べなければならない。
そのような、時代に媚びない先生の姿勢がまた日本の漫画史に多大なるページを刻んだことでもあるのはこれまた述べるまでもなかった。
最後の一言この言葉で締めることとしましょう
ジョージ秋山先生、長い間お疲れさまでした。
本当にありがとうございました。

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エピソード19:力の滓(その4)<namco×CAPCOM・SNK>

さてみなさん、今回のナムカプケイは、ザウエル軍との攻防をミッドガル王国で繰り広げる運びとなります。そしてそこにも力の滓の影響も現れていく様も描くことになります。
それから先日に原作のナムカプが15周年を迎えることとなりました。先の記事でも述べましたがおめでとうございます。
ひとまずこういったところですので、それでは、ごゆっくり。
 
MAP:ミッドガル城謁見の間
 
・数体の獣人と対峙する騎士たちと怪鳥。
騎士「さてブレイドの旦那、それにルアンさんよ、もう少しおかわりが来てもいいんじゃねえか。これじゃあ王様たちが来る前に俺たちが平らげちまうぜ」
ブレイド「油断は禁物だぞロンベルト。奴らは他の世界からの戦力をも取り込んでいる。それらを含めその勢力はバカにならぬ」
ルアン「今しばらくの辛抱です。今は我らでも持ちこたえられますが、ブレイド殿の言葉通りこれからのこともありますゆえ」
ロンベルト「どうやら、敵さんの本隊がご到着らしいぜ」
 
・アラモード率いるモウル兵とザウエルの獣人たちの増援が現れる。
アラモード「まったく、増援といってもこんなものかしら、でも贅沢も言ってられない、ってそちらはたった3人じゃないのよ」
兵「アラモード様、あれはただ者じゃあありませんぜ」
ブレイド「さてどうかな、こちらもいささか疲れてきたからな。早めに済ませておきたい」
・さらにはパゴス率いる親衛隊も現れる。
パゴス「もうすぐレオ王率いる本隊も着く頃だろう。我らもうかうかしてはおれぬ」
ロンベルト「おっ、噂をすれば」
 
・プレイヤー選択の後にレオたちが現れる。
ブレイド「おお、ようやく参ったか、わが友、我らが盟主よ」
レオ「この地の守護、大義、今こそ我らの遅参を巻き返そう」
ロンベルト「俺としても旦那の分も巻き返したかったが、ともかく俺なりに頑張ってみるさ」
ディスペアー「そう気張られるなロンベルト卿、無尽蔵とは言わぬが相手の陣容も侮れぬ」
レオ「まずは着実に当たるとしよう」
 
レイス「母上、ご無事でしたか」
アリーシャ「私は大丈夫です。それよりも敵の増援も気になるところ、油断はなりません」
アーサー「おお姫、ここはこのアーサーにお任せあれ」
プリンプリン「アーサーも無事だったんですね。でも私とアリーシャ様はまず大丈夫ですから」
レオ「うむご両所、敵は目の前だ。再会の喜びはその後でも遅くはなかろう」
「はっ!」
 
・ブレイドたちとミザリー、ディスペアーは引き続きNPCとして独自に行動する。
・はじめモウル兵が数にまかせて攻撃をしかける。
パコ「ここまで多いとさすがにきついけど、ここまで頑張ったからへこたれちゃいられないね」
 
・続いてザウエル軍親衛隊が攻勢を仕掛ける。
パゴス「これぞまさしく青竜の騎士だな、お主の父に付けられた傷が疼きおるわ」
レイス「この気迫、やはり剣だけでは闘い切れない、僕自身の闘志とともに、父上、そしてアーリア神の加護を」
イリス「そして精霊の神子たちの護りとともに」
 
・一連の敵を撃破した後で、謎の人影が現れる。
飛竜「これは、まさか・・・・・」
「・・・人の歴史の中で、どれほどの強者が、力を得て、歴史を刻んだことだろうか・・・・・」
「・・・その中には志半ばに斃れ、歴史の闇に消え去った者たちもいる。その者が得た力とともに・・・・・」
「・・・我らもその中の一つ、それらは力を得た者の残りカス。いわば“力の滓”それらが再び生を得て、陽の光を浴びん」
飛竜「“力の滓”か、やはり“奴”の記憶から出でしものたちか」
レオ「なるほど、生を操らんとする“あの男”の技術をもザサラメールは取り入れたか」
「我ら死界にたゆたうている間、醸し出された新たなる力をとくと見よ」
飛竜「いずれにしても、お前たちも、その力の滓ごと斬るのみだ」
 
・敵キャラクター紹介:諸般の都合で名称は抽象的なのをご了承ください。
爪の男:両手の爪と円盤状の物体を駆使して戦う男。人一倍の敵意で戦う。
衣の女:手に持った衣で戦う。非常なる攻めにもどこか慈悲が感じられる。
機械使いの男:基本的に自身が戦うことを好まず、巨大な機械兵器を操り戦う。
 
・飛竜、爪の男と対戦
爪の男「貴様は、俺と同じ、だが同じ力を持つのは一人で十分だ」
飛竜「そうだ、この力は俺のみで十分、いやもともと存在してはならぬものだ」
 
・飛竜、衣の女と対戦
衣の女「貴方は美しい、そう、私の業で散らせてあげるわ」
飛竜「お前も力にとらわれているか、やはり斃すのが情けなのか」
 
・飛竜、機械使いの男と対戦
機械使い「己の肉体の身で戦わんとするのはやはり無粋。我が兵器で引導を渡してくれよう」
飛竜「いかなる兵器も俺の前には無力、そしてそれにとらわれる貴様もまた然り」
 
・アラモード撃破
アラモード「くうう、また退かなきゃいけないのね」
 
・パゴス撃破
パゴス「俺もだんだんと力に捕らわれていくな、しかしそれもまたさだめか」
 
・爪の男撃破
爪の男「まさか、この俺が敗れんとは」
 
・衣の女撃破
衣の女「ああ、満たされていくわ」
 
・機械使いの男撃破
機械使い「これがお前の力なのか、力の方がお前を助けるというのか」
 
・敵全滅後
レオ「これであらかたかたが付いたな」
レイス「母上、大丈夫ですか」
アリーシャ「私は大丈夫です。彼らが逃げ延びた先、おそらくはザウエルの居城。彼らを再び闇に封じるのです」
アーサー「さて姫もひとまずお休みください。あとはこのアーサーめにお任せを」
プリンプリン「はい、でも魔界村の情勢も見逃せません」
アーサー「なんの、ザウエルの件が済めば直ちにかかりましょう」
トロン「レオ様、彼らは地下の洞窟をふさいでいっちゃいましたわ」
レオ「うむ、しかし逆に言えば王国への襲撃はなくなった。なればトロン嬢、そなたの船でザウエル城の付近まで飛んでは行けぬかな」
トロン「ま、面倒ですがお安い御用ですわ。たとえ火の中水の中、行けないところはありませんわ」
イリス「それは心強いです。道案内は彼女たちがいたします」
レオ「うむ、それでは参ろうかな」
 
TO BE CONTINUED

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ep17:聖獣クアドルン<今更ながらビルドダイバーズRe:RISEレビュー>

降り立ったミラーグの山を訪れたヒロトたち。そこに住まう聖獣クアドルンと対面するも、還るよう告げる。この星の問題とも告げるクアドルンに、しかしこのまま帰れないと返すヒロトたち。ことに件の衛星砲が放たれるにはしばらくの時を要するが、やはり一刻の猶予もないのもまたたしか。そこでムランが入りそもそもの発端となったアルスのことをクアドルンは語り出す。そもそもがこの星を守るために創られたものだという。
古き民、フレディが呼んだ創造主もそれにあたるという。そもそも彼らによって創られたアルス、一見破壊のみの行為もクアドルンに言わせれば使命を全うしているという。それゆえ先の忠告はヒロトたちにエルドラに干渉をせぬようにとのことだが。
しかしムランが言うにはそもそもクアドルンは自分たちとともにこの地を守ると約束したはずだと。たしかにアルスもかつては星を守るためにクアドルンたちとともに戦った。その眠りにつき永い時を経て目覚めたら今住んでいる民を新たなる侵略者と見なして攻撃することこそが今の彼の使命だという。対してアルスと対話ができるはずのクアドルンも彼を倒すことが今の自らの使命と告げる。それはかつてマサキを呼び寄せ。その精神をとどめた原因を作った自らに対する贖罪でもあるかとヒロトたちも案ずるのだが。
一方で戦いの後に星を去った古き民。彼らの一部がたどり着いたのがGBNだという。それをもとにマサキとコンタクトを取って今の事態にまで至った。
それらの結果を含め自分一人でケリを付けんとするクアドルン。しかしヒロトたちもエルドラと今そこに住まうフレディたちのためにこのまま引き下がることはできない。そしてフレディもこの地の召喚台の使用の許しを求め、ついにクアドルンの心も動き始める。
そこでヒロト、他の遺跡は被害に遭ったのにここだけが無傷なのは古き民が還る場所だということで被害に遭わなかったのではないかと推測しクアドルンに問い合わせる。しかしそれも一時しのぎだというのだが、その間でも勝機を掴めればとまずは残った街の人々を避難させることになる。引き続きフレディを召喚役としてとりあえずは2日後の再会を約束する。一抹の懸念を残して。
ひとまず帰還したヒロトたち。よもやヒトツメ及びアルスが自分たちに対抗したガンプラに対して自らの武装を強化しようとは。
一方でヒナタ、先のミズキ事が気になりもう一度話かけようとするが。
現実世界にてのカザミ、もはや今までのようにカッコつけだけで闘うわけにはいかず彼なりに苦悩しているかに見えるが、そんな折幼き頃の父親との日々を思い起こす。それが高じてキャプテン・ジオンへのあこがれに結び付いたのか。いずれにしても今一度彼自身変わらなければならないか。
パルの方はかつての傷付いたクアドルンの翼を通じ、飛行機事故の件から立ち直るいきさつより、今一度のはばたきができるかと自分自身、そしてボルジアーナに問いかける。そういえばパルを励ました人物はやはり。
メイもまたマギーに件の砂について語る。それと同じく召喚できるのはやはりヒロトたちダイバーズのみだという、今のところは。しかしメイも他の三人について大丈夫だろうとわずかに確信できているが。はたしてそれからの展開はいかなるものとなるのか。
そしてヒロト、先の闘いで自分同様コアチェンジでの換装を行った機体について思いを致していた。そこに創作に行き詰まり散歩がてらの父が現れた。おそらくヒロトの苦悩を察しているきらいがあり、ガンプラで世界を救うのかと問いかける。父としては軽い冗談だったがヒロトにとってはやはり的を得ていて、それでいて表には出せないが、彼なりにヒロトを励まさんとしているのは間違いはなく、ヒロトもそれを受け入れ、再び立ち上がらんとするのだった。
しかしヒナタ、病院で未だ昏睡状態のマサキの病室を訪れ、ヒロトもGBNから帰ってこれないのかといった不安に駆られるのだが。

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今週の神様27号:小さな別れと大きな再会の巻

さて今週のジャンプレビューは、
 
<ONE PIECE>
ひとまずアプーの猛攻を切り抜けたルフィ。同じくサンジの寄り道も空振り、錦えもんたちも合流せんとする。一方でマム一党は再び上陸せんとするも今度はマルコに退けられた。やはりルフィたちに参戦せんとするのか。それにしてもチョッパーが遭遇したのはやはり。
 
<勉強ができない>
怪我をした文乃に心づくしのお世話をする成幸。ここでもうまく進んでいるようだけれど。
 
そして今回最終回を迎える<幽奈さん>
全てを終えて成仏せんとする幽奈にコガラシは留めんとする。やはり今の幸せを選んだか。しかしこれからも多くの使命が降りかかるだろうけれど、彼らのこと、これからも大丈夫だろう。そして最後に永い間ご苦労さまと言いたいですね。
 
あとジガでしくじったけれど、肥田野せんせいの読み切りはやはりホラータッチながらも結構すんなりといってるかもしれない。これで連載にこぎつければうまくいくかも。
 
といったところで今週はこんなところで。

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月刊ストロングワーズ新世界編(創作):20年度6月号

さてみなさん、今回のストロングワーズは、カイドウへの討ち入りにおいて怒りの火とともに戦いの火ぶたが切られるさまをここにお送りいたします。それでは、ごゆっくり。
 
<悪意の言葉>
「おしるこは食うもんじゃねェ!!かぶるもんだ!!ギャハハ(カイドウ軍兵士)」
<戦う言葉>
「なんでお前みたいなバカの目の前に食いもんがいっぱいあって、玉の腹に何も入らねェんだ!!?(ルフィ)」
第980話:闘う音楽(ミュージック)
カイドウ軍の宴に際し、彼らの口に合わなかったおしるこをぶちまけられ、かつてひもじい思いをした玉のことを思い出し、怒りの火を灯すルフィ。そこに兵士の悪ふざけの言葉で一気に爆発し、大暴れと相成ったのだが。

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CSN・セリス=ハワード新設

さてみなさん、今回のホームページ更新は、CSNにおいてギースの娘セリス=ハワードのページを新設する運びとなりました。
ギースと同じく強者への一歩を歩む彼女にとってはまずストⅡ系キャラとの対戦が待ち構えているということで小手調べながらもはじめの正念場と言えることでしょう。はたしてどのような展開となるのかといったところで、それでは、ごゆっくり。
 
ちなみに指定ページの行き方は、ホームページから
ENTER>ゲーム>CAPCOM VS SNK・namco>セリス=ハワード
となっております。

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各誌レビュー20年度6月号(その1)

さて今週の各誌レビューは、
 
<海を渡るべ(グラジャン)>
学園を巻き込んだ大げんかは学生の父親やら、やられっぱなしの先生の祖父で創立者の老人やらの水入りでひとまずは収まり、ようやくはみ出し者たちの学園生活は開始されたのだが。
 
<BLACK TIGER(グラジャン)>
多くの敵と味方の屍、力なきものの地と涙、そして己のわずかな城を胸に秘め、孤高のガンウーメン・ブラックティガーが誕生したということか。
 
<MAO(サンデー)>
対峙が続く真緒と不知火。会話から師匠まで手にかけたと真緒に告げるが、はたして。一方猫鬼の血を不知火に見せる真緒、これもはたしてどうなるか。
 
<君は008(サンデー)>
愛する主を守らんとAIの能力を全壊したと思えばそのまま暴走していった。確かにそれらは表裏一体であるともいえるのだが。
 
<バキ道(チャンピオン)>
独歩の猛攻を押し返しダウンを奪った猛剣、それに独歩も敬意を表したか、あえて立ち技での決着を付けんとするのだが。
 
<浦筋(チャンピオン)>
久々にプロレス整体に巻き込まれる大鉄、やはりプロレスなだけに治療そのものがギャグになっちゃうのは自明の理か。
 
<ふしぎ研究部(チャンピオン)>
衣替えを機に複層検査にかこつけて大祐を付け狙わんとする麗子。たしかに見え透いているのはいつものことか。
 
といったところで今週はここまで。

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ストⅤ追加キャラ第5弾、ですか

さてみなさん、大人気のストリートファイターⅤ、その追加キャラの第5弾が登場する運びとなりました。
とはいえ前回ギル及びセスが登場しそれ以上の盛り上がりが期待されるだけに、どのようなキャラが登場されるか非常に楽しみではありますが。編者をはじめ期待したいキャラはいろいろありますが、こればかりはカプコンさんを信じて待つしかありません。仮に出られなかったキャラについては次の機会を待つしかありませんが。
いずれにしてもストⅤについてもある意味ラストスパート、そして次のステップへの布石となればと期待していいかもしれませんね。

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マンガ家の苦悩<本当は怖いドラえもん>

さて今回は、ドラえもんのお話についての考察を実際マンガ制作に携わってきた先生の視点を通じて行いたいと思う。まずはこれらのお話から。
『あやうし!ライオン仮面(コミックス3巻)』
ある日ヒーローのピンチで終わったマンガの続きが気になるドラえもんが、その作者のマンガ家さんをたずね、いろいろないきさつの後にそのマンガ家さんが過労で(働きすぎなどで疲れがたまりすぎて)倒れたので、仕方がなくドラえもん自身がそのマンガの続きを描くことになったそうな。
『まんがのつづき(コミックス31巻)』
ある日人気のマンガの最新のお話を仲間はずれで見られなかったのび太くんは、結局はドラえもんの力を借りてそのマンガ家さんに続きのお話を描かせたことで見ることができたが、先のお話を知ったことでかえって浮いてしまい結局また仲間はずれになったそうな。
 
とまあ、これら二つのお話は「まんがのつづきが見たい」という想いから作者のマンガ家さんを訪れ、マンガのお話を作ることの作者のマンガ家さんの苦悩をも描かれた。これも言い換えれば我らが藤子F先生、否、いずれのマンガ家さんにも当てはまることでもあると思う。あともう一つ述べるなら『職業テスト腕章(コミックス27巻)』でマンガ家の職業を体験しようとするも、結局数十ページの原稿を代わりに描かされてしまうといったズッコケで締められたそうだけど、これも言い換えればマンガ家といった職業の苦労を描いたものとも読める。
あと加えて苦労して描いたマンガ作品は、当然担当編集者に受け取られてから雑誌編集人のチェックを経て世に出ればいいけれど、中には不採用と書き直しとなってしまうこともある。噂ではベテランのマンガ家さんにはあまりそれはなされないだろうけれど。若手の売れっ子ならせっかく書いた数十ページの原稿の大半を書き直しといったことも決して珍しいことではない。まあそれはともかく、
こういった若手ならずとも売れっ子のマンガ家となれば1週間から1ヶ月で大量の作品を描かなければならず、その際にちゃんとしたストーリーを構成しなければならないところをどうしてもすこし楽な方に向いてしまう場合だってある。たとえば「ひみつ道具で問題を解決してからジャイアンたちが悪用しようとしてしっぺ返しを受ける」といったシチュエーションが時期を経て「そのままのび太くんが悪乗りしてしっぺ返しを食らう」ということに流れてしまう場合がそれある。
編者も一概にそうは断言できないことを承知で、つまりは藤子F先生も自身の悩みをあまり打ち明けられなかった事情もあり、加えて当時の編集者や批評家の人たちも、ほとんどのお話をごもっともとそのまま受け止めて、ある意味悩みや苦悩を積み重なっちゃったかなというのが後期辺りの事情だったのかと今更ながら思うのだが。

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ノスタルジー両さんの婦警との攻防97<平成こち亀9年度下半期>

さて今回のこち亀腐れ縁レビューは、ある意味主役としての両津の終焉を描いたストーリーを中心とした平成9年度下半期の総括をお送りいたします。
この時期での懐かしの超合金ネタやらキャラクターネタやらのお話もひとまずの幅を利かせ、日常とナンセンスを混在させたズッコケ話でしめたお話がもっぱらとしたものですが。
やはり特筆すべきは先の文句の一員である婦警グループの筆頭ともなった早乙女リカがこのあたりから登場し、その両津をもしのぐキャラクター性と強引さで存在感を示したことでしょうが、彼女はまだまだ序の序の口であることはやはり述べるまでもなかったのだ。とはいえ両津もいつもやられっぱなしではなく、長い目で見てもほとぼりを覚ましてからひとまずの逆襲を仕掛けたのも、これまた述べるまでもなかったのだが。

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今週の神様20年度26号:往くところ、戻るところの巻

さて今週のジャンプレビュー、ようやくの公開と相成りましたが、やはりワンピがお休み、今更ながら鬼滅の終了と少し物寂しい所もありますが。ともかく今週は、
 
<勉強ができない>
今度は文乃のパラレルストーリー。試験の頃のハプニングからの展開ということだけど、はたしてどう転ぶのかが楽しみというべきか。
 
<幽奈さん>
コガラシの師逢牙の呼び掛けもあり、みんなの想いが結実して幽奈、そしてコガラシが戻ってきた。これでめでたしとなればいいけれど。
 
といったところで今週はここまで。

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