僕らの隠れ家ライフ:原始へのあこがれ<本当は怖いドラえもん>
今更述べるまでもなく、藤子F先生の恐竜やそれらが活躍した恐竜時代に対するあこがれはひとかどならぬものがあった。
そのあこがれが、生きた恐竜を一目見てみたいというのぞみから、いっそのことその恐竜時代、あるいは原始時代で暮らしてみたいといったのぞみにも発展し、いくつかのお話ができたことだろう。
今回はそのいわゆる原始時代での生活についての問題点を中心に述べたい。
『原始時代の王様に』
ある日文明が未発達の原始時代にて文明の利器を見せびらかしそこの王様になろうと言い出したのび太くん、いざ乗り込んでみようとするもどれもうまくいかず、結局は変なサル呼ばわりにされ、しまいは心配で駆けつけたドラえもんがちゃっかり神様に祭り上げられたそうな。
これは初期のお話ということで、教訓云々より笑い話ととらえてもいいかもしれない。それでも笑えない事情としていざ後代の利器を見せびらかしたら、人々の未知への恐怖をあおって何をされるか分かったものではない。それを踏まえてサル呼ばわりでペットにされるのはいい方だったろう。あとヘタをすればいわゆる歴史改変やらタイムパラドックスやらをも引き起こしかねない。
結局ある程度その時代の環境等にあわせての生活に落ち着かなければならないか。そこで時代は進むかもしれないがこのお話をば、
『石器時代のホテル』
ある日みんなで石器時代に旅行することになり、未来の世界が提供したホテルにて現代風に近いサービスを受けつつそこでの暮らしを楽しむことになる。ところが突然の火山によりホテルから逃げ出し、着の身着のままで救助を待つまで不便な時を過ごさざるを得なかったそうな。
たしかに後半ホテルが使えなくなり、着の身着のまま生きていかなくてはならないとしても、ある程度の知識がなければどうにもならなくなる場合に陥るのも事実である。これは石器時代ならずとも最近のアウトドアキャンプでもいえることだろう。
つまりはあまり厳しいことを言わなくても、原始時代等も人が生きるのには厳しい時代なので、ここで暮らすにはある程度の知識や覚悟が必要になるということである。また繰り返しながらもキャンプ自体もある程度の用意も必要でもあるのは今更述べるまでもないだろう。
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