鞍馬夜叉丸<サムライスピリッツ閃特集>
さてみなさん、今回はいわゆる令サム『しずか千年歌(仮題)』の主人公格たる鞍馬夜叉丸の閃におけるストーリーをお送りする運びとなりました。幕府との終わりなき闘いを繰り広げ、さらに今回の凶事をに立ち向かう彼に一つの転機たるべき幼子との関わりを交えてお送りすることと相成りました。はたしてその行く末やいかにといったところで、それでは、ごゆっくり。
・オープニング
闇に生きる義賊、鞍馬夜叉丸
未だ幕府と敵対しつつ、悪しき豪商や代官を討ちつつ人々に施しを与え続けていた。
そんなある日、天降藩の異変を知り、その裏面に魔の残滓が関わっていることを知り。その宿命的な何かを感じ、足を踏み入れんとする。その傍らには一人の幼子も伴っていた。
・対ドラコ戦
夜叉丸「銃に対するは弓矢、そして銃か、それに頼って俺を撃ち取らんとするか」
ドラコ「それがどうした、いかに素早かろうが一撃で撃ち取ればそれまでだ」
夜叉丸「ましてお前の魂もまた黒すぎる。今まで殺した者たちの怨嗟にまみれている。それらも鎮めなければならぬな」
ドラコ「だったらお前もその一つになるんだな、なに、それが俺自身の武器となるのだからな」
・対ゴルバ戦
ゴルバ「待っていたぞ、将となるべきもののふよ」
夜叉丸「悪しき気を発するは貴様か、あるいは貴様が持っているそれか」
ゴルバ「聞け!今、欧州諸国は火種を抱え ひとたびそれが燃え広がれば世界中を巻き込もう。その業火より我が祖国を守るためには真の強兵を備えた新国家が必要なのだ!我は汝のような目的のためならば死をも恐れぬ武士(もののふ)の覚悟を買っておる。その精神で兵を養えば・・・真の強兵は完成する!」
夜叉丸「いずれにしても貴様を討ち取り、世を覆う悪しき気を断ち切ってみせる」
対真ゴルバ戦
ゴルバ「これほどか、貴様の力は。やはり我が命捨てねば貴様は討ち取れぬ。ならば捨てよう、我が命。この命(みこと)の力を借り、我が命をもって、大いなる力を与えたまえ」
ゴルバ、いずこからか一人の赤子(命・みこと)を取り出して掲げ、そこから発せられる妖気から異形の姿に変貌する。
夜叉丸「これが貴様の求めた力だというのか、なれば貴様を討ち取り、その赤子を救い出してみせよう」
エンディング
最後の魔を征伐し、いつも通りの世直しと、伊賀者とのシノギのけずり合いの日々を送る夜叉丸。
しかしそこ懐には一人の幼子を抱いていた。
その娘子は静(さや)と呼び、あの千年桜の根元に捨てられたのを引き取り、自分の娘同様に育てられた。彼女との日々を過ごすうち、いつしか彼女“静(しずか)”の面影と重ね合わせていく。
「お前が彼女の生まれ変わりならこれも運命、お前を育て上げるのが義しさにつながるならば、俺の業をいずれは伝えよう。俺も世直しの路に斃れるか、あるいは雲飛師と同じ路を歩むか、いずれにしてもお前自身の道を歩むならば生き抜いていくための力と義しさを身に付けねばならぬ」
伊賀者の追っ手をかいくぐりつつ今日も行き抜く夜叉丸の懐の静(さや)は、夜叉丸の心を読むかのごとく常に笑顔を浮かべていた。
そしてその二人を見守る二人の影、それは伊賀者の束ねの忍と、そして彼の師たる仙人だった。
彼の闘いはまだまだ続く。しかし彼の志はいずれ彼の娘が継ぐことになるだろう。
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