第12話:赤い彗星のシャア<今更ながらジ・オリジンレビュー>
ルウムの戦勝で沸き立つジオン本国、しかしこの場に際し講和を望むデギンに対し、ギレンは究極の勝利に向けて戦争の継続を望んでいた。ここでも親子の確執があり、デギンも同じくギレンに反感を持つキシリアにギレンの暴走を止めるように告げるのだが。
一方で後方任務を嫌うガルマは前線司令官たるドズルに前線任務を懇願する。ひとえにシャアに対する対抗心ゆえのことなのだが。対して上層の意思であると難色を示すドズルに、かつての学友たる妻ゼナのとりなしでひとまずの配慮を約束する。
そんな中での戦勝祝賀会にて、将官の入来、黒い三連星に合わせてシャアも少佐に昇進し会場に臨む。オルテガらの嫉心をよそにガルマが戦果の祝福を建前に自分も前線司令官に先立ち、ルウムにて残敵の掃討任務にあたるという。その真意をはかってかシャアもガルマの意地を受け流さんとするが。そんなガルマが受け持った掃討作戦は文字通りの市街戦。抵抗もあったがともすれば一方的な虐殺ともなり得たのだ。それをも気に留めずに今はただ突き進むガルマだったのだが。
一方で捕囚の身のレビルをデギンが訪れる。直接終戦を持ち掛けるもレビル一人の一存ではままならないのを建前に遠回しに難色を示すが。
並べられた美術品、どれも贋作であると告げる将校マ・クベ、そこにキシリアが訪れ和平交渉、実際には地球侵攻軍の司令官の着任を要請する。乗り気でないマ・クベもその真意をキシリアに問う。キシリアもまた戦争継続とともに彼自身の保証をガルマを預からせることで約束する。そしてギレンとの確執をも告げる。ここにきてキシリアもマ・クベを味方に付けんとしていた。
一方でマ・クベに対する不満を述べつつ、シャアにとある任務を告げる。連邦の新型兵器の開発の調査がそれであった。そのための戦艦とともにシャアもそれを拝命する。
その戦艦、ムサイ級ファルメルで副官のドレンを艦長代理に任じ、その任務遂行のためまさに宇宙を突き進む。
一方でレビルの脱出作戦がキシリアの策略で実行され、数多の危険を排してジオン本国を後にする。
一方先の戦役の跡地での訓練時に件のサラミスを補足したファルメル。その調査のためにシャアも介入せんとするのだが。
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