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第8話:ジオン独立<今更ながらジ・オリジンレビュー>

グラナダ市長と交渉に臨む貴婦人に扮したキシリア。市長もフォン=ブラウン市との関係を示唆して断固とした拒絶を示す。そこに先の戦闘の結果がもたらされ、この機にジオンの公国制の移行と独立を告げる。ことの事態に狼狽する市長は部屋を後にし、傍らの少佐も機密を漏洩したことによって始末される。ついでに市長も事故と見せかけて始末される。
一方フォン=ブラウンのアナハイム社。先の惨敗を機に開発計画の立て直しを持ち掛けるテム。すべては亡きミノフスキー博士のためと嘯きつつ彼が提唱した連邦製MSの全容を示す。そのMSの名は“ガンダム”。その一方で息子アムロも初めて父の研究について知り、すなわち連邦のMS“ガンダム”と初めてかかわることになる。
こうしてジオンは独立し、連邦も本来起こり得るべからぬ戦争への懸念とともに本部の移転を決する。
アムロも先日のこともあって授業も上の空、クラスメイトのフラウに気遣われ、途中カイたちにからかわれつつ帰路につく。そしてその日もフラウが送ってくれたケーキを頬張りながらハロにもからかわれつつも件の資料に目を通すのだが。その際ジオン関連のニュースも流れるがそれなり気にしているのだろう。
こうして迎えた運命の開戦、まず周辺の連邦艦隊を撃破し月都市を征制圧。先に引き取ったララァを見守りつつシャアも着実に戦果を挙げる。この時点ではまだ一パイロットに過ぎないが。
そしてその戦火はサイド2にも及び、その戦果を機にギレンも国民を鼓舞し更なる攻勢に転じんとする。それを冷徹に見守るのはラル、単なる殺戮と断じその大義に疑問を呈する。
ある夜アムロはカイに誘われ、友人のハヤトも巻き込み父が携わっているだろう開発区へと潜り込む。しかしローターでの乱入はあっさりと見つかり、銃撃もされては投降するしかない。後にみんな絞られるもアムロの身元が判明するやテムの息子ということでおとがめはなし。しかしその分カイたちはさらに絞られたりもしたが。こういった大人の対応もアムロならずともたしかに嫌悪感を感じるものなのだが。
サイド2のアイランド・イフィッシュを目前にドズルはラルを呼び、今後の作戦を告げる。そこのコロニーをジャブローに落とし、それに先立ってそこの住民を抹殺するという。それに対しいずれも悪魔の所業とラルは作戦の遂行を拒否する。対するドズルも必至に引き止めんとするが、たしかに毒を食らわばという理論で返すも、自分も認めている説得力のなさ、それよりも彼自身も承諾しかねるが従わざるを得ないという内心もどかしさもある。それらを踏まえてのラルの拒絶はやはりゆるぎなかった。こうしてラルは戦線を離脱するのだった。
そして件のアイランド・イフィッシュ。そこを警護する任にある若者が一人、そしてそれを案ずる一人の少女、ユウキとファン・リー。任務途中でシェルターへ避難するファンと見送るユウキ。周囲のコロニーバンチが落とされる中今や存亡の危機にあるここイフィッシュ。その包囲の中連邦の救援、そして今の状況を案じつつ、将来のことも語り合いながらたたずむ二人。この先どのような運命が待ち構えているのだろうか。

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