第3話:エドワウとセイラ<今更ながらジ・オリジンレビュー>
月日が流れ、傷病人の手当てにいそしむ少女。一方で同じく成長した少年、彼こそがキャスバル、そして少女がアルテイシア。今は身をやつして地球の名家にかくまわれたエドワウ、そしてセイラとして暮らしていたのだ。
キャスバルことエドワウは同じく亡命したジンバの講釈を聞かされる日々に明け暮れ、一方セイラは先の医療業務の傍ら奔放な日々を過ごしていたが、何やら体調の不良を訴えていた。ジンバの講釈のやり取りを聞いてのことではないのは確かなのだが。
そんな中数台の車が屋敷を訪れジンバに蜂起を持ち掛けるも、主人のテアボロはその持ち掛けに否定的だった。持ち掛けたのがアナハイムの者というがその後ろに何かが糸を引いているようだ。
ともかうもジンバとテアボロとのやり取りは膠着し、また満月の夜が訪れる。約束の満月に想いを致しセイラが母に向けての日記をしたためんとした時、また体調を崩しだした。医者は看護の影響と告げ、後にエドワウが看病にあたるのだが。
その夜屋敷に賊が乱入してきた。目的は兄妹なのは明白で、セイラとともに切り抜けなければならない。テアボロのもとにも鎧騎士が襲い掛かり、はずみで窓から転落してしまう。
その騎士は逃げるエドワウたちを追うも、脇に隠れた二人を通り過ぎる、まあ鎧なだけに視界が狭かったからか。しかしその先にてジンバが討ち取られてしまうのだが。
そんな二人は逃げようとするも先には銃撃、後には件の騎士が。壁に飾られた剣を頼りにまず騎士に対することとなったエドワウ。セイラを護りながらでの応戦はやはり身が持たなさそうだったが、隙をついてから下に突き落とし難を逃れるのだったが。
ひとまずの争乱は収束し被害の状況も明らかになる。怨恨ゆえの犯罪と処理され真実は闇の中に葬られることになる中、負傷したテアボロのもと旧知のシュウ=ヤシマが娘ミライをともなって見舞いに訪れ、ルウムのコロニーの一つテキサスへの移住を勧める。ザビ家にひとまずの恭順を表すとともに、その上でエドワウたちを守らんがためであった。帰り際ミライはふと窓内のセイラと顔を合わせる。ついでにエドワウ、すなわち後のシャアにも。
一方のサイド3、今やザビ家がその地位を固めつつあった。そんな中、キシリアのキャスバル兄妹の暗殺失敗を咎めるギレン。ここでも確執ははぐくまれつつあるのか。一方でデギンの傍らにはガルマが社交界にデビューせんとしていた。
一方でクラブハウスのランバ。ハモンの歌声に耳を傾け、父ジンバの死を悼んでいるようにみえるが。そこに連邦の士官が邪魔に入り、それに激昂したランバが片っ端から殴り倒す。
そこに割って入ったのが今やひとかどの武人となっていたドズルだった。父の敵たるザビ家の者が何の用かと言い咎めるも、ドズルもとある依頼を持ち掛ける。
そこにはとある機動兵器:モビルワーカーの実験が行われていた。それにあたるのはランバも旧知の三人組、後の黒い三連星と呼ばれる男たちだった。
その実験において、ワーカーは連邦のガンタンクを機動性を駆使して撃破していく。それがのちのモビルスーツへと発展し、後の戦乱の幕開けを引き起こすのだったか。
再び空へと旅立つセイラとエドワウ。その一方で球体のロボットを持て余している一人の少年、彼もまたこの大いなる物語のもう一人の主人公にいずれはなるのだが、彼も父親とともに宇宙へと旅立つのだった。
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