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第2話:母との約束<今更ながらジ・オリジンについて語る>

先日のキャスバルに対する恫喝に失敗し、ギレンにことの次第を報告するキシリア。それには兄ギレンに対する駆け引きも含まれておりそのことを指摘されればキシリアも引き下がらざるを得ない。
結局移送されることとなったキャスバルたち。そこには車いすの中年女性、彼女こそジオンの正妻であるローゼルシアが待ち構えていた。移民の労苦を建前に不自由な自分の体にかこつけてのアストライアへの嫉妬心もあろうか。彼女たちはとある邸内の塔への幽閉とあいなった。
一方もぬけの殻のラル邸では帰還したランバがハモンにアストライアの危機を伝えられひとまず決心を固め、あとは決行に移るのみだが。
一方で塔内のアストライア。子供たちに一つのことを言い渡す。兄妹二人で脱出せよとのことだ、嫌がるアルテイシアを何とかなだめつつ脱出を促すアストライア。その夜は二人にとっては終生忘れられない夜になるのは述べるまでもなかった。
次の日機動戦車にて乱入した連邦軍の女性士官に扮したハモンがキャスバルたちを迎えに来た。母と別れを告げる兄妹、一方ハモンははなから信用できなかったオペレーターを腕づくで従わせ一路ドッキングベイまで一直線のガンタンク。
その異変を察知した連邦軍、そしてキシリア。しかし警備の手をランバらが阻みタンクは目的地まで向かわんとするかにみえたが。
正面には敵タンクが立ちはだかり、ここぞとばかりに頼りないオペに代わりハモン自らが対峙する。同じく上部の操縦席でもキャスバルが砲撃して撃破する。ここにパイロットとしての才能が開花したのか。一方戦場の現実を目の当たりにするアルテイシアはこれからの世界が母が語るものとは大きく違うことを思い知ることになる。
目の前の敵を退けたがその先には更なる敵の攻勢が。しかしタンクを乗り捨て離脱をはかるハモンたち。そこにランバが迎えに来て今度こそ退路を確保できた。
積み荷に紛れてムンゾを後にする二人。気付かれる危険もあったが何とか船に乗り込むことができた。後でキシリアにも誰何されるがここはランバが踏み止まり船も無事出航にこぎつけられた。
二人にとって初めて見る宇宙。それは人が新たに生きる場となる大いなる星の海だった。それはガンダムという大いなる物語のはじまりでもあった。

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