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新作SAMURAI SPIRITS反省会

さてみなさん、今回この場を借りて昨日6月にリリースされた新作SAMURAI SPIRITS、通称令サムについて軽めながらもレビューをお送りしたく思います。それでは、ごゆっくり。
まずグラフィック面について。今では3Dでキャラを作るのが主流でそれのリアリティーも技術的に申し分ない。90年代はいうに及ばず前作の閃も比べ物にならないといってもいいかもしれない。
先のKOFⅩⅣあたりでキャラクターの汎用性について述べられたことたけど、やはりこれも個人的見解だろうことだから、一から作るのも正しいことだろう。
次にストーリーについて、フタを開ければ良くも悪くも原点回帰なのだなといった思いが強い。時代設定も“零”と初代の中間、すなわち初代に近いなということで、野暮な言い方ながら「取っつき易い」創りとなっている。
また物語的は零の次ということになっているが、もはや歴史的には零から初代、ひいては斬紅郎や真侍、そしてユガ編や閃と連面に連なっていると言っていい。
いずれにしても歴史的補完もある程度はなっただろう。
登場するキャラクター関連については、前述のとおり今作は原点回帰をテーマにしているということで、初代のメンバーをベースにして歴代シリーズのキャラを若干名、さらに今作のオリジナルキャラを登場させるといったラインナップである。従来キャラに関して個々の設定は一部無茶なものを除いてやはりツボをつかんでいるといっていい。
そして新キャラについて述べるに、
鞍馬夜叉丸:過去に陰謀により父を失い、幕府に戦いを挑む義賊ということでこの作品における陰の主役ともいえる。そういえば後述のラストボスとも浅からぬ因縁もあることだろうし。今後の活躍、あるいは暗躍がそうなるかも気になるところ。
呉瑞香:風水と聖獣を操るちょっと抜けたところもある魔法少女タイプということで結構ツボを抑えている。今のところ可もなく不可もなくと言いたいけれど、今後の盛り上がりで大いに期待が持てるともいえるだろう。
ダーリイ=ダガー:海賊風の船大工姉御といったところですべてにおいて豪快なキャラとなっている彼女。まさに向かうところ敵なしの彼女も編者としては一番の推しということで、これまた今後の展開に期待したい。
これら新キャラ勢に関しては後述と重複するけれど、後々の作品への登場も期待したいところだけれど、これらもまた盛り上がり次第。ともあれ彼らの補完(の予想)も編者なりに行いたいと思う。
というわけでKOFⅩⅣもそうだったけど、新たなる侍魂には新たなるキャラをというコンセプトはファンの一人として大いに買いたい。
あと朧月伝にても魅力的なキャラが多数活躍していてこちらも今後のリリースによっては次回作への出演の可能性もあるかもしれないのでこれも期待したい。 ついでにダウンロードの追加キャラもリムルルをはじめて若干名を予定しているが、これも展開次第でまだまだ増えることもあり得、この点も期待したい。
 
最後の宿敵についてはストーリー的には微妙なところなのはともかくやはりビジュアル的に大胆なところもあるけれど、やはり霊体ということなのでそうそう問題にすべきことではないと思う。闘い方も脅威には見えるが10年前くらいの無茶は感じられず、コツさえつかめれば対処は可能だと思うけれど。
ともかくも迫る魔の脅威に臨んでの前哨戦ともいえる今作、やはり往年のファンとしてもこれからが魔の侵攻の始まりと受け止められることなのは今更語るまでもないが。はたしてどのような形での物語を紡いでくれるか、少々先走りながらも大いに期待はしたい。

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