僕らの隠れ家ライフ:森はともだち<本当は怖いドラえもん>
さてみなさんの中に、旧き良きアメリカのテレビドラマを中心とした、木の上に小屋を建てた隠れ家に憧れた方もおられ、実際それを建てた方もおられたことでしょう。今回それに関連して、森や林、それに関連した隠れ家のお話を述べたい。
まずお話の基本となるのは樹木の改造、その前の日曜大工というのがある。それらは木材を組んで小屋を創ったりそこで生活とまではいかないまでも寝起きや休息ができれば。そのための“隠れ家”を造るというのがある。それについて「大工道具や釘等を使わずに、植物をのものを改造して隠れ家を造る」といったコンセプトでお話を進めるというものだ。そこで挙げられるのがこれらのお話ということで。
『森は生きている』
ある日裏山の森でのひと時を過ごすのび太くんのために『心の土』を出して、本当に裏山の森と友だちになったが、とまあ先の記事と重複するので紹介はここまでとして、たしかに後半、いわゆるとんち話に転がって事実上ケチがついてしまったが、これも使いようによっては森や木々もいい遊び相手になってくれたはずだから。
『のび太の大魔境』(一部抜粋)
まだ見ぬアフリカの大魔境を求めて冒険を始めるドラえもんたちが、昼食と休憩のために『植物改造エキス』を使って周りの木から「食べ物の実」を生やしたり、樹木の枝をテーブル状に巻き付かせて展望台にしたりとその日の昼を過ごしたのだった
その植物改造エキス。これはいわゆるおとぎ話での食べ物がなる木のオマージュながら、未来の世界の技術で「ヤドリギ(別の木に寄生して生える植物)や接ぎ木の技術を応用し、ある程度の食べ物を調理できる機能を持った植物型の道具といったものや、実際に植物を改造するといったものもある。これもまた植物の機能を阻害せず、というにはあやしいけれど。ともかくこれも人間の役に立てる機能を供えさせるものでもある。
ある意味それこそがドラえもんにて描きたかった、木の上での“隠れ家”の醍醐味ではないだろうか。木の上での見晴らしを楽しみつつひと時を過ごすという子供の頃に抱いた、否大人になっても抱き続けているはずのユメを、人によっては将来になって叶えたことだろう。そうでなくてもその人たちのユメにも乗っかっていくのも決して悪くはないと思う。あるいは郊外の森林でのアトラクション施設もそのユメを味わうことだってある。
こういった森の木々とともにあるユメ、それはひとえに失われつつあった自然とのふれ合いにもつながることだろう。
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