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KOFヒドゥンストーリーMI:デュオロン編

さてみなさん、今回のヒドゥンストーリーは、アッシュ編のもう一人の相棒にしてライバルの一人でもあるデュオロンのシナリオをお送りいたします。
デュオロンといえば先のシリーズでもひとまずの勢力ともなっている飛賊の出身ということでそれなりの活躍を見せてくれましたが、アッシュの退場とともにその鳴りを消したかに見えています。彼もまたこれからの活躍も期待はしたいところなのですが。
ひとまずはこういったところですので、それでは、ごゆっくり。
 
オープニング
いにしえの堕ちし龍の一族から派生した“飛賊”
人に害成す毒を己が血に取り込み代々歴史の闇に暗躍してきた彼らも、当代の当主“龍”の裏切りにより一部を除いて滅び去る。
今や当主の血を引く彼デュオロン。一族を裏切った龍を討つことはともかく、彼自身の記憶に引っ掛かる“存在しない男”そして奔放な生を望まんとする妹たる笑龍を連れ戻すべくこの街へとたどり着くのだが。
 
第5回戦(対シャオロン)
・仕合前
デュオロン「やはりここに来たか、シャオよ、ここはお前が、そして我らがむやみに立ち入っていい場所ではない」
シャオロン「ああ、デュオ兄さま、私も掟は忘れてはおりませんが、もはや飛賊も滅び、今はこうして流浪の日々を送るのみ。でもせめて私も己が血の決着を着けねばなりません」
デュオロン「我らを狙うものはあれらのみではない、我らの源流たるオロチもまた然りだ。こうなれば力ずくでも連れ戻してやろう」
・仕合後
デュオロン「たしかに己が血を克服したか、たしかに俺とても毒にのみ頼る闘いは望まぬが」
シャオロン「今は兄さまの言う通りにします。でもきたるべき闘いを迎えては、私もお力添えをいたしましょう」
デュオロン「それは期待させてもらう。だが今は体を休めるがいい」
シャオロン「はい、分かりました」
 
第8回戦(対ルイーゼ)
・仕合前
デュオロン「次の相手はお前か、しかし貴様、並みの人ではない、いったい何者なのだ」
ルイーゼ「さあどうかしら、貴方のことは私も見知ってるつもりよ、飛賊の長、デュオロン」
デュオロン「俺は長ではない、しかしお前の力も俺にとっては脅威足りえるか。なれば退けねばならぬが覚悟はよいか」
ルイーゼ「それはもちろん、でもあなたの方も闘い抜く覚悟はあるの。ここで私に負けた方があなたの身のためよ」
・仕合後
デュオロン「我が毒から逃れる術はなし。だがお前のこと、俺の毒を和らげる術ならば見知っていよう」
ルイーゼ「ええ、今はこうして体を癒すことしかできないけれど。こうなれば致し方ないわ。これからの闘い、絶対に負けないで」
と、ルイーゼは姿を消す。
デュオロン「フッ、なかなかのお節介だな。しかしこの先に俺の懸念があるのか。
 
第9回戦(対デューク)
・仕合前
屋敷の扉の前に立つデュオロン
デュオロン「さて、ここまで近付けば素人でも分かる。姿を現すがいい」
扉が開き、デュークが現れる。
デューク「ふふ“奴”に挑まんとするのは貴様か、よもや飛賊の若き長と対するもまた光栄というべきかな」
デュオロン「噂には聞いいたがメフィストフェレスのデュークか、“奴”と言っていたが貴様の後にまだ何かある、いや今はお前との仕合を楽しむか」
デューク「そういうところだ、言っておくが貴様の毒は俺には通用せぬぞ、しかしここで身を引いても多少は永く生き延びることができるだろう。ともかくかかってくるがいい」
・仕合後
デュオロン「これほどとはやはり見事だ、流石は頭を張ったまではある」
デューク「ここで生き恥をさらすのは無様だが、俺とてもやらねばならぬことがある。また対することもあろうが、ひとまずはさらばだ」
デューク、去っていく。
デュオロン「さてこの先にすべての糸口があるか」
 
最終戦(対ジヴァートマ)
・仕合前
中央広間にたどり着いたデュオロン
デュオロン「とうとうここまで来たか、果たしてそこに手がかりがあるのか」
「さてどうかな、しかし君にとってはここが最後の舞台、闘いの日々もここで終わるだろう」
柱の間から長身の男が現れる。
デュオロン「貴様、何者だ、しかしこれほどの妖気も捨ててはおけんな」
「ああ、君の対戦相手であると同時に、今大会の主催者でもある、クシエルを統べる闇の爪、ジヴァートマと見知り置いて頂こう」
デュオロン「ジヴァートマ、か、先のデュークと関わりがあると見たが如何」
ジヴァートマ「この星の闇を支配する、秘密結社“アデス”その“アデス”が持つ無数のペルソナの一つと思って貰いたい」
デュオロン「いずれにしても俺の前に立ちはだかるのだ。何かゆえがあってのことだろう」
ジヴァートマ「強靭な肉体を持つ格闘家を集めるため、と言っておこう。さあ、その肉体を“我々”に委ねたまえ」
デュオロン「俺を引き入れんかはともかく、貴様の面をはがすつもりはないが、闘わねばならぬのもまた事実か、せめて楽しませてもらおうか」
・仕合後
デュオロン「この仕合、心はかすかに動いたが、愉しませるまでもなかったな」
ジヴァートマ「・・・流石だな、まさか、この星の人間に敗れるとは、思わなかったよ・・・・・」
デュオロン「やはり異邦のものか、なればこのまま放っておくわけにはいかぬが」
ジヴァートマ「フッ、いずれ君もその事実に恐怖することになるだろう、“我々”は、不滅なのだよ・・・・・」
と言って姿を消すジヴァートマ。
デュオロン「ふふ、去り際だけ潔いな、だが・・・・・」
その後屋敷が音を立てて崩れ始める。
デュオロン「いずれにしても、出直すか」
 
エンディング
なんとか屋敷から抜け出せたデュオロン。
デュオロン「ここにも手がかりはなしか、しかし俺は一体何をやっている。今まで通り“龍”を討つのか、あるいはあの“存在しない男”を」
そこにハイデルンとエリザベートが現れる。
ハイデルン「あるいはその両方だな、まずは飛賊の“龍”については我々が知りうる情報をここに記してある」
デュオロン「ひとまずは、感謝しよう」
デュオロンは資料を受け取るとハイデルンはそのまま去っていく。
ハイデルン「後は彼女から詳細を聞くといい」
エリザベート「ということで、あなたのもう一つの懸念“存在しない男”について話すことにしましょう」
デュオロン「また、永い旅になりそうだな、今までの旅に比べればささやかなものだが」
と、エリザベートに伴われるままにこの場を後にする。
 
(スタッフロールへ)

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