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ドラえもんのゆかいな仲間たち:チンプイ<本当は怖いドラえもん>

さて今回、ドラえもんの関連作品として、いわゆるドラえもん以外で最後の藤子F先生の作品ともいえる『チンプイ』について語ることにします。
そもそもチンプイといえばかつての藤子不二雄作品を雑誌感覚でお送りした“藤子不二雄ランド”から連載されたオリジナルとして掲載された作品である。
ある日ごく普通の女の子春日エリのもとにマール星の王子様の花嫁候補として選ばれ、その教育係として小動物型の宇宙人ワンダユウとチンプイが派遣され、その中のチンプイと一応の友達付き合いながらもいろいろすこしふしぎな騒動に巻き込まれながらの活躍を繰り広げていく。
次にキャラクター像について、主人公のエリちゃんはどこかしずかちゃんのポジションであると同じく、言ってしまえばエスパー魔美の小学生版ともいえる。続いて内木くんがどこかのび太くんのポジションでもあるがどこかしら出木杉くんのイメージもないでもない。見ようによれば彼も高畑くんの小学生版ともいえるだろう。
そしてジャイアンとスネ夫のポジションのキャラクターもあり時折内木くんはともかくエリちゃんも困らせたり、他にもスネ夫のオマージュでもあるスネ美なるキャラもエリちゃんにいろいろ突っかかりったりといろいろ話を引っ掻き回してくる。それをチンプイがそれらに対処するため力を貸すというパターンになっている。
そのチンプイたちが使う力、科法という科学と魔法を併せたような、いわゆるこれもすこしふしぎな力でエリちゃんを助けていくといったシチュエーションでもある。
あと各キャラクターのご先祖様のついても史実はともかく歴史のロマンを一応醸し出してもくれるだろうか。中でも大長編ドラえもんにも関連してきたのはやはり驚きだった。
あと隠れたシチュエーションとしてはエリちゃんの恋心も忘てはいけないだろう。前々からのボーイフレンドたる内木くんと彼女を選んだ殿下との板挟み、とはいっても仲間うちのトラブルと宇宙人がらみのそれとがもっぱらで、その恋模様は二の次になったきらいさえある。その殿下についてもその実体はある事情から姿を現さず。それがひとまずの神秘性を秘めていると言いたいが、はじめのうちF先生ももったいぶった方が面白いと思いつつ、そのうちに描き続けられなくなりついには諸事情から連載休止という形で幕を閉じてしまった。でもこういうのはラブコメ漫画の視点から見ても一つの正しい形ともいえるかもしれない。
そんなある意味中途半端で終わったチンプイだが、もしかしたら藤子プロをはじめ有志の方々が新作を出してくれるかもしれないので、そこでのエリちゃんとチンプイの少しふしぎなドタバタなラブコメを交えた大活躍を期待しようではあるまいか。

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