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小説・聖闘士星矢VSセーラームーン(その21)

第12話:外なる守護者たち
星矢たちと暗黒の神々との激闘、その眷属たちとの一進一退の攻防が続く中、かつての強敵たちの助力もあり、活路もまた見いだせたかにみえたかに見えた。
しかし星矢とセーラームーンたちの前に新たなる敵が現れる。
「今度は雑兵たちってところか」
「なんだかちょっと強そうだなあ」
「うん、あんたから見れば、って私もそう見えるけれど」
「ここは俺だけで十分、とも言い切れないな。先の奴らがそうだったように、こいつらもかなりの実力だ」
「その通りだ、我らは神々の眷属、ハイアクヘーやショゴスとは違いあの方々に近いものと見知り置いてもらおう。そして我こそはその総括たるダゴン」
そのダゴンと名乗る男とそれを取り巻く無数の兵隊らしきものが立ちはだかる。
一方紫龍たちと氷河たちにも同様の一団が立ちはだかっていた。
 
紫龍「一難去ってまた一難か」
マーズ「これは容易に近付けさせてはくれないようね」
 
氷河「活路を見出せたかと思えばまたこんな奴らが現れたか」
ジュピター「ここでへこたれたらバドさんに申し訳ないわね」
 
そしてシャイナたちにも妖花ショゴズらに手こずっているところ、さらに件の兵士までもが襲い掛かる。
シャイナ「くっ、次から次へときりがないね」
ジュネ「先のイタカに比べれば、と言いたいけれど、彼らもかなりの実力が」
テティス「ここを乗り越えなければいけません。でももうすぐ彼女たちも来てくれるはず。それまで持ちこたえましょう」
 
そして一輝たちも、本格的なヨグの猛攻をしのいでいた。
「シャボンスプレー!」
「クレッセントビーム!」
「サンダーウェーブ!」
瞬のローリングディフェンスで守りを固めてからそれぞれの業で活路を見出さんとし、あと一輝はクロスの尾羽を駆使して応戦している。
「すごい、静かなコスモから激しい闘志がみなぎっている」
「本当は小細工をしないのが兄さんの凄いところだけど、シャカとは違う意味でこの人も本当に強いから、兄さんも本気でかからなきゃいけないか」
「・・・そうだ、とはいえシャカの域に達するまでにフェニックスのクロス使いこなせているわけではないからな」
 
そこで一輝がカノン島にての修行でシャカの対話へと話を移すことにする。
「・・・俺が、フェニックスのクロスを使いこなせていないだと」
「・・・もちろん、君の拳とコスモは認めている。敵と対するのに小細工を弄しないのもね。もちろんそれも正しいのだが、君が真の意味でフェニックスの聖闘士とならんとするなら、クロスと一体化しなければならない」
「フッ、俺もそう思っていた。だが今一歩踏み入ってはいない、ということか」
「・・・それだけ言えば君には十分だろう。また君との意識が途切れてくるな。そこへ戻るのもまだ先になりそうだ。それまでは世界を、そしてアテナを、頼む」
未だ異次元の狭間に陥っている黄金聖闘士たち。シャカもその例外ではなかった。ともかくもかつての最大の強敵、今や最高の友にして師の忠告を思い起こし、一輝は静かにコスモを高める。
 
さておき戻ってシャイナたち、善戦むなしく追い詰められそうになったところ、巨大な波がショゴスらを流し去る。
「これは一体、まさか、テティス」
いつの間にか一人の女性が背を向けて立っていた。
「ええ、彼女こそが我らと同じ、言うなればセーラームーンたちの守護を担っている人たちです」
「お初にお目にかかります、私はセーラーネプチューン、彼女とはひとかどの縁もあり、駆け付けました。もちろん駆け付けたのは私だけではありませんが」
 
一方で敵を払い戦端を拓きかねているクリシュナの元にも。巨大なかぎ状の杖を手にした女性が立っていた。
「どうやら彼女たちと同じ者たちか、ここは助成できれば有り難いが」
「そのつもりですクリシュナさん。私はセーラープルート。今セーラーマーズと紫龍さんがさらなる敵と対しております」
 
バドの元には長身の女性が現れた。
「どうやらお前も彼女たちのお仲間か」
「ジュピターたちもまだ苦戦している。ここはボクたちも駆け付けねばならない」
「そうだ、こんなところで手をこまねいてはいられないからな」
と、ネプチューンとプルート、そしてウラヌスがそれぞれ戦端を拓き、先に向かった者たちの援軍に駆け付けるのだった。
 
そしてカノンも決め手の一手を出し掛けている中、
「グレイテスト・コーション!」
巨大なコスモの拳が放たれ、敵をなぎ払う。心なしか先に感じた冥さに変わり、清涼感を漂わせる拳だった。
「やはり貴様か、ラダマンティス」
「この程度で手こずるとは貴様らしくはないぞカノン。必要ないかもしれないが星矢たちの助太刀に向かわねばならぬな。あのお嬢さんたちの件もあるからな」
「言われなくても、分かっている」
お互い闘った者同士、悪態をつきながらもこの場を後にして星矢たちのもとに向かうのだった。

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