今更ながらガンダムOOについてひとまず語る
さてみなさん、今回の今更レビューはいわゆる21世紀ガンダムの第2弾ともいえる『機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)』について語りたく思います。これは旧ブログにてレビューを行い、最近も話題に挙げたこともありますが、この場を借りてあらためて述べる運びとなりました。
ダブルオーといえば先のデスティニーに対する失望が尾を引いている中でまた新たなるガンダムということでひとまず臨んだことですが。
そのあらすじは時代が西暦というリアルな世界で3つの勢力に分かれた国家群が危うい均衡を保った世界で、戦闘機や戦車から派生した人型の機動兵器モビルスーツを主力とした近未来の戦記物であった。
それが突如現れた強大な力を持つMSでガンダムとよばれたまさにスーパーロボットというべき存在を操る者たちソレスタルビーイングが世界の武力の根絶を目指して戦いを挑み、ひとまずの世界の平定、というよりも戦力の強引なる削減を遂行したのだが、そんな彼らにも知り得ぬ勢力もまさに世界を蹂躙し、その後の混乱からひとまず世界が統合されるも、なおも力を頼る更なる混沌の中にいた。それでも新たな力で彼らに挑む刹那たち。様々な困難の中その混乱の現況たるイノベイトの乱をひとまず平定することができた。
ということで今までのガンダムの中でどちらかというとかつてのガンダムWに近いかなといったところ。とはいえ前作のSEEDの要素もちらほらと描かれているのは編者のみひいきあるいは偏見がゆえのことだろうか。
話の流れも全体からみれば後半失速の感もあった感もあるけれどひとまず納得のいった収まり方かなとも思っている。
しかしその後、まさに地球を覆う異邦の存在。そもそもソレスタルビーイングの目的がそれに対するものだった。やはりこういうところも今までのガンダムにはなかったシチュエーションだっただろうし、言ってしまえばかつてのイデオンに近いかといった感もある。正直言ってそれに伴う不安もあったけれど、それでもひとまずの対話もあり何とか妥協点を見出したかなといったところで。
そしてさらには新たなる時代にも彼らの活躍の場が出てきた、ということは新たなる戦乱もあるのだろうか、これもひとかどの期待はしたいところだけれども。
さしあたり10年近い記事を思い出しつつ述べたものだけれども、ダブルオーに関するレビューと考察はこんなところでしょうか。
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