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羅刹丸<サムライスピリッツ天下一剣客伝2>

さてみなさん、今回の剣サム2は、零サムからのもう一人の覇王丸たるべき羅刹丸のシナリオをお送りいたします。
そもそも斬紅郎以来の剣質システムの名残から生み出された彼羅刹丸、使いようによってはひとまずの存在価値も出ることでしょうが、はたしてこの記事を含めて今後の評価やいかに、といったところで、それでは、ごゆっくり。
 
オープニング
いつの頃からか、覇王丸と姿かたちが似ている人斬りの噂が流れた。その者はまさに羅刹のごとく人を切り倒すさまから“羅刹丸”と呼ばれることになる。
ある人は覇王丸の偽物と、またあるものは覇王丸のもう一つの姿とも評していた。
いずれにせよ、血塗られた剣客、羅刹丸が再び動き出す。
 
第1ライバル戦(対幻十郎)
・仕合前
羅刹丸「血の匂いをたどってここまで来たが、なるほどな、おめえも人を斬らずにはいられんか」
幻十郎「ふん、斬ることしか知らぬ貴様と一緒にされるわけにはいかん、貴様も目障りだ」
羅刹丸「ここで斬り合いってのも面白え、思いっきり楽しもうじゃねえか」
幻十郎「いちいち殺し合いも面倒だ、一息にたたっ斬ってくれよう」
・仕合後
羅刹丸「何でえ、もうちょっと楽しめると思ったがもうおしまいかよ」
幻十郎「くっ、この俺が押されるだと」
羅刹丸「一息にブッ殺してえところだが気が変わったぜ、もっと殺しがいがある奴がいるからなあ」
羅刹丸、去っていく。
幻十郎「くう、阿呆があ・・・・・」
 
第2ライバル戦(対覇王丸)
・仕合前
羅刹丸「ついに見つけたぜ覇王丸よお、おめえをブッ殺したくてうずうずしていたところだぜ」
覇王丸「やはりお前と仕合わなきゃいけねえか、面倒ごとだがこれだけは誰にも譲れねえな」
羅刹丸「こういう楽しいことは俺たちだけで楽しまなきゃ損というものだぜ、さあ存分に楽しもうぜ」
覇王丸「所詮は修羅の路か、だが俺はお前の域には陥らねえぜ」
・仕合後
羅刹丸「やはりお前じゃ俺様は斬れねえようだなあ」
覇王丸「たしかに今の俺ではな、もうちょっとでお前を鎮める術が見いだせるところだったが」
羅刹丸「心配しなくてもおめえの魂は俺様が貰ってやるぜ、さあ大人しくしな、・・・・・!」
覇王丸、突然謎の爆発に巻き込まれ姿を消す。
羅刹丸「くそっ、逃げやがった」
別の場所で覇王丸は和狆とともにいた。
覇王丸「すまねえ師匠、まだまだあいつを鎮められねえ」
和狆「じゃがあ奴を鎮められるのはお主だけじゃ、ここはもっと精進をするがいい」
 
対中ボス戦(以下4組の中から2組)
・萬三九六編
三九六「鬼と畏れるこの三九六さまが、本物の鬼を対峙することになるたあ、この俺の名も上がるってもんだぜえ」
羅刹丸「そしてこの俺がおめえをぶった斬って力をつける。チンケな首だが腹の足しにはなるだろう」
三九六「なにたわごとを言ってるんでえ、俺がおめえをブッ殺すんだよ、下手にあがいても無駄だから大人しくしやがれ」
 
・黒河内夢路編
夢路「未だ現世への未練は捨てきれませんか、我が心を研ぎ澄まさない限り、貴方は鎮められません」
羅刹丸「俺も未だ鎮まっちゃいられねえぜ、おめえのぶった斬らねえ限り腹の虫は収まらねえ」
夢路「なら貴方の憎悪をも鎮めることにいたしましょう、それは私の罪業を鎮めることにもなりますから」
 
・ドラコ編
ドラコ「人を殺すにわざわざ懐に踏み入る馬鹿もいない、引き金を引けば済むことだからな」
羅刹丸「だから人を殺す実感もわかねえのかあ、だったらおめえをぶった斬ってハラワタを引きずり出したら分かるかもなあ」
ドラコ「ならお前の脳みそをブチ砕いてから考えるさ、返り血を浴びるのは嫌いだからな」
 
・アスラ編
アスラ「やはり貴様も“影の者”か、たしかに我が身を移すようで不愉快だ、やはり斬らずにはいられんな」
羅刹丸「おめえも魔の者かあ、結構な憎悪を抱いてるじゃねえか、こいつは喰いがいがあるぜえ」
アスラ「ここで貴様に喰われるわけにはいかぬな、まして“影の者”の刃には遅れは取れぬ」
 
対歴代ボス戦
羅刹丸「おう、こっちはしびれを切らしているんだ、とっとと出てきやがれ」
・プレイヤー、異界へと引きずり込まれる。
「魔界への門は、今開かれた。汝の正なる気、我らの目覚めの礎とならん。まずはこの者ども我が手駒との仕合、愉しもうではないか」
・プレイヤー、各ボスと対戦。各員1本取れば勝ち抜け。すべての敵に勝ち抜ければクリア。対して2本連続で敗れた場合にゲームオーバー。

対強力ボス戦(下記5組から1組を選択)
・共通:倒されたボスの気が一人に凝縮し、パワーアップして立ち上がる。
 
・闇天草編
天草「忌まわしき封印は消え去った。今再び、大いなる主の御力により、我、目覚めたり!!!」
羅刹丸「おめえも存分にブッ殺しただろう、だったら俺の刀で地獄でも天国でも行っちまいな」
 
・鬼斬紅郎編
斬紅郎「我は禍(わざわい)、我は鬼、そして我は壬無月、否、我こそは、鬼、斬紅郎なり!!!」
羅刹丸「何のかんのとおめえも人をブッ殺すのが好きなんだよなあ、だったらハデにぶった斬ってやるから存分に愉しみな」
 
・真ゴルバ編
ゴルバ「やはり我が命をかけねば汝は討ち取れぬか、それもよかろう、今こそ決戦の刻!!!」
羅刹丸「何言ってるか分かんねえが、強え命をぶった斬るのは楽しいもんだ、存分に楽しもうぜ」
 
・魔界我旺編
我旺「國の哭く声、それに応えんがため、我今こそ魔界の気をも取り込み、國を制せん!!!」
羅刹丸「おめえも人の哭く声を聞きてえみてえだよなあ、だったら俺が相手してやるから満足してあの世に行きな」
 
・羅将神ミヅキ編
ミヅキ「ラキ、ラキキキキ、我が力戻ったり、今こそ世を魔界に呑みこんでくれん!!!」
羅刹丸「やっぱおめえはいい女だぜ、おめえをぶった斬って中のモン引きずり出しゃ気持ちいいもんだよなあ」
 
最終戦(対壊帝ユガ)
「正と負の気のぶつありあいより我が糧なる神魔の気、今ここに高まった。今こそ我が復活の刻(とき)。
我が名は、壊帝ユガ
今、人の世は終焉を迎えん。我が意によって・・・・・」
羅刹丸「心配せずともおめえの望みは俺がかなえてやるぜ、要は人間をいっぱい殺しゃいいだろう」
 
エンディング
最凶の魔を征し、己の力となした、かにみえた羅刹丸。
しかし彼の前に立ちはだかったのは、もう一人の彼、否、彼の淵源たる覇王丸だった。
「またおめえか覇王丸、再び俺を斬ろうってのか、それがどういう意味かは分かっているよなあ」
「そうだな、お前を斬って斃れるも悔いもねえが、一度試したい業があってな」
「面白え、どんな業か見せてもらおうじゃねえか」
二人が対峙し、一閃の光が辺りを包む、そしてうずくまった一つの人影が再び立ち上がる。
それは修羅か羅刹か、いずれにしても一人の剣士の物語はまだまだ続くのだった。

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