#20:怪盗銭形<今更ながらルパンレビュー2018>
ロシアのとあるさびれた街、そこの店の金庫を破る強盗団。その中に銭形の姿が。
一方その街にルパン一味も訪れる。実はその街は裏社会の物資の集積地だった。そこのお宝を奪い取ろうというのが今回の仕事で、現在銭形の追跡が手薄なこの時を狙うのだ。
まずは厳重な警備で資金を輸送する輸送車。それを奪わんとした矢先に横やりが入る。まんまと奪い取ったのは先の強盗団、その一人銭形らしき男を確認する。
その真意を測るべくまたもや先を越した一団に接近するルパン。しかし一団は淡々と仕事をこなすのみ。五エ門に至っては本当に転向したのかといぶかるが、ルパンはいまだ真相をつかみかねている。幾度か出し抜かれた後に次元と五エ門が仲間を仕留め、残るは銭形風の男。聞けば記憶を失っていてその手がかりを求めて今まで仕事を繰り返しているというのだが。
仲間を倒され、一人酒をあおるその男はやはり銭形だった。事故で倒れた際に仲間に引き入れられたその通り名が“モニエタ(銭)”というのも的を得ているのか。しかし一人になっても大きな仕事をこなさんと立ち上がるのだが。
一方ルパンもルパンで盗賊に身を落とした銭形に出し抜かれて意地と対抗心を燃やしている。そこにもたらされた怪盗モニエタからの予告状、これもルパンの模倣であることはルパンには容易に理解できた。その上で自らの誇りと意地にかけて対しなければならない。
成金マフィアの屋敷に潜入し、厳重な警備をかいくぐり、ついにはお宝へとたどり着くルパンとモニエタ。その際の後始末は五エ門に任せて。
まんまと宝石を奪い取った二人だが、モニエタこと銭形の記憶も戻りかけた感もしたが、今はルパンを出し抜き勝利の余韻に酔うのみなのか。しかし前もって奪った手錠に、はずみでルパンの手にかかったことで、ついに銭形の記憶も戻ろうとしていた。留置場内のモニエタの仲間たち。彼らもその正体に気が付いたのだろうか。そもそも追いつ追われつの腐れ縁ゆえにルパンの業を盗み取り怪盗モニエタと化した銭形。
しかしその隙をついて二つの宝石はまんまとルパンが奪い取り、走馬灯のごとくに記憶が完全によみがえった銭形も、あらためての追いかけっこを始めるのだったが。
| 固定リンク | 0
「ルパン三世」カテゴリの記事
- 各誌レビュー24年度11月号(その4)(2024.11.29)
- 各誌レビュー24年度11月号(その3)(2024.11.22)
- 各誌レビュー24年度11月号(その2)(2024.11.15)
- 各誌レビュー24年度11月号(その1)(2024.11.08)
- 各誌レビュー24年度10月号(その5)(2024.11.01)
コメント