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アンジェリカ<サムライスピリッツ・天下一剣客伝2>

さてみなさん、今回の剣サム2は、閃での刺客アンジェリカのシナリオをお送りいたします。

原作では敵の刺客として多くの剣士の前に立ちはだかった彼女。今回は自らのしゅくめうにも立ち向かう様をここにお送りする運びです。

はたしてその先にあるものは闇か光か、といったところで、それでは、ごゆっくり。

 

オープニング

放浪の刺客、アンジェリカ

とある組織の暗殺者として暗躍していた彼女。任務のためには実の姉妹をも手に掛けたが、それが彼女の人の心を取り戻す形となった。

今まで流した血と業を背負い、本当の意味での人の路を歩まんとする彼女の姿がここにあった。

 

第一ライバル戦(対色)

・仕合前

アンジェ「何、いつの間に」

色「貴女は、まだ、たゆたうて、いるの」

アンジェ「貴様、何が言いたい」

色「貴女は、自由を求めている、でも、それを、怖れている」

アンジェ「私が怖れているかはおまえが知るところではない、しかしここは刃を向けねばならぬか」

・仕合後

アンジェ「何、私の刃が、通じないのか」

色「貴女の、刃は、私に、向けられて、いないから、貴女は、私を、斬れない」

アンジェ「それは私に、迷いがあるからか」

色「答えは、貴女自身が、持っている、から・・・・・」

色、そのまま姿を消す。

アンジェ「やはり闘い続けねば、何も分からぬというのか」

 

第二ライバル戦(対タムタム)

・仕合前

アンジェ「先の闘いにおいておまえに情けをかけられた、その借りは返さねばならない」

タムタム「オ前ノ刃、哀シサアッタ、ダカラソノ哀シミソイダダケ」

アンジェ「私の哀しみか、それは私にしか分からぬはず。だがここはただ仕合うのみか」

タムタム「アオッ、オ前ノ想イ、マタ受ケ止メル」

・仕合後

アンジェ「こんなものなのか、神の戦士の力とやらは、それともまた、情けをかけるつもりなのか」

タムタム「アオッ、オ前、ダイブフッキレタ、マズハ大丈夫」

アンジェ「どういうことだ、ここから先は、私も知っている。その上で、まさか」

タムタム「ウム、コノ闘イ乗リ越エレバ、明日ガ待ッテル、ソレデハ、武運祈ッテル」

タムタム、去っていく。

アンジェ「私の明日か、やはり行くしかないか、たとえどんな闇に陥ろうとも」

 

中ボス戦(以下4組の中から2組)

・萬三九六編

三九六「おお、なかなかの上玉が紛れ込んできたぜえ、こいつはしゃぶりがいがあるよなあ」

アンジェ「おまえも私に言い寄るか、いささか下衆すぎるが獲物には申し分ないな」

三九六「そう恥ずかしがるこたねえぜえ、そう抗わなきゃ傷付くことなく楽しめるからなあ」

 

・黒小路夢路編

夢路「貴女も迷いにたゆたうていますか、迷うたままで刃が振るえるものでしょうか」

アンジェ「たしかに私の刃には迷いがある、ただ仕合うのみで吹っ切れるとも限らぬが」

夢路「迷いを絶ち切るはひとえに貴女次第、それならばいくらでもその刃を受けましょう」

 

・ドラコ編

ドラコ「魔の台頭など知ったことではないが、貴様も俺の狩りを邪魔するなら容赦できんな」

アンジェ「あくまで血を望むか、せめて貴様を止めれば世も少しは鎮まるな」

ドラコ「せっかくの楽しみだ、せめて最期の刻はせいぜい楽しもうじゃないか」

 

・アスラ編

アスラ「女よ、お前に哀しみを感じているのか、憐れむのみが哀しみではないはずだ」

アンジェ「そうだ、今の私には哀しみしかない、ならばそれに抗うもまた路かもしれない」

アスラ「ならば俺に抗ってみるか、俺の憎しみにお前の哀しみをぶつけてみるか」

 

対歴代ボス戦

アンジェ「魔の路、闇の路が開けてきたか、これが私の路なれば、どこまでも堕ちていこうか

・プレイヤー、異界へと引きずり込まれる。

「魔界への門は、今開かれた。汝の正なる気、我らの目覚めの礎とならん。まずはこの者ども我が手駒との仕合、愉しもうではないか」

・プレイヤー、各ボスと対戦。各員1本取れば勝ち抜け。すべての敵に勝ち抜ければクリア。対して2本連続で敗れた場合にゲームオーバー。

 

対強力ボス戦(下記5組から1組を選択)

・共通:倒されたボスの気が一人に凝縮し、パワーアップして立ち上がる。

 

・闇天草編

天草「忌まわしき封印は消え去った。今再び、大いなる主の御力により、我、目覚めたり!!!

アンジェ「闇に堕ちし聖者、我が刃で引導を渡すも、所詮地塗られたる路ということか

 

・鬼斬紅郎編

斬紅郎「我は禍(わざわい)、我は鬼、そして我は壬無月、否、我こそは、鬼、斬紅郎なり!!!

アンジェ「総てを斬らん鬼の刃か、無双なる斬撃も一点の隙あらば、勝機もありか

 

・真ゴルバ編

ゴルバ「やはり我が命をかけねば汝は討ち取れぬか、それもよかろう、今こそ決戦の刻!!!

アンジェ「かつての我が主に刃を向けるは不本意なれど、魔に陥らんならば祓わねばならぬか

 

・魔界我旺編

我旺「國の哭く声、それに応えんがため、我今こそ魔界の気をも取り込み、國を制せん!!!

アンジェ「國の哭く声、すなわち御身が流した血の哭く声、それを祓うため、貴方を討たん

 

・羅将神ミヅキ編

ミヅキ「ラキ、ラキキキキ、我が力戻ったり、今こそ世を魔界に呑みこんでくれん!!!

アンジェ「たしかに貴女も美しい、だが人の血をもって華となすなら、これ以上は咲かせるわけにはいかない

 

最終戦(対壊帝ユガ)

「正と負の気のぶつありあいより我が糧なる神魔の気、今ここに高まった。今こそ我が復活の刻(とき)。

我が名は、壊帝ユガ

今、人の世は終焉を迎えん。我が意によって・・・・・」

アンジェ「これが魔の根源、禍々しくも美しい。なれば我が刃で散らせるが最後の美学ということか」

 

エンディング

倒れ付し地の底へと沈み行くユガを見守りながら、アンジェリカは想う。

「彼の者が魔の元締めなれど、それを産み出したのはやはり人の世の悪意ではないのか。もしそうなれば、私もまた・・・・・。

いや、それはもはや過去の話、今私は生きている。

生きている以上は命が尽きるまで前へ進んでいこう。それが今まで流した血に報いる路なのだから」

朝日がアンジェリカの行く先を指し示すかのごとく、彼女もまた、その光指す方へと再び歩んでいくのだった。

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