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小説・聖闘士星矢VSセーラームーン(その15)

さてみなさん、今回の星矢VSSムーンはいよいよ敵の本拠へと乗り込む様をお送りする運びです。それの伴って東京の一番高い処ということで、東京タワーよりも昨今はスカイツリーじゃないのかといった指摘もあり、前回の記事にて多少の修正を施しましたことをご了承ください。それでは気を取り直して、それでは、ごゆっくり。 

 

第8話:潜入

スカイツリーより臨む暗黒の空間。それはあたかも人はもとより生きとし生けるものの恐怖そのものだった。その恐怖の震えを隠せぬセーラー戦士たち、特にムーンの傍らで震えるちびムーン、そんな彼女たちはともかく、さしもの星矢たち聖闘士も冷や汗とともに震えを禁じ得なかった。

「・・・星矢さん・・・・・」

「ああ、たしかに押し潰されそうだ。でも」

不安を訴えるムーンに、星矢も強い表情で応えんとする。

誰もが己の恐怖とまずは闘っていた。もはや他人の励ましの声もかけられないほどの強大なる恐怖だった。それでも出来るだけ応えんとする星矢。その想いはまず足で踏み止まり、聖闘士はともかくセーラー戦士の誰もが戻らんとするそぶりは見せなかった。

そんな彼らのもと、やがてはとある声が、それぞれの心に響き渡るのだった。

「・・・大丈夫です・・・・・」

その言葉に、それぞれの手がまず動き、

握った拳とともに続いて足を一歩踏み出す。

やがては二歩三歩と踏み出した後に、ムーンが星矢に呼び掛ける。

「・・・行きましょう、星矢さん」

「・・・ああ!」

その言葉とともに、全員が一斉に空へと飛び出す。

しばらくの降下ののち、星矢たちは聖衣の翼を、セーラー戦士たちは光の翼を開き、上空の闇へと飛び立って行く。

ややあって彼らに遅れて数名の人影も、大いなる闇へと飛び立って行くのだった。

闇の中には一つの宙に浮かぶ島。それ自体も禍々しい雰囲気を醸し出していた。その奥にはさらに禍々しい城が建っていたのだ。

星矢たちはその城をはるかに臨む島の端の平原に降り立った。そこに再びあの声が響き渡る。

「よく来たね、アテナの聖闘士ならびに星々の戦士たち。どうやら君たちは、阿羅耶識に目覚めていたようだね、おそらく今までの戦いにおいて死を想ったこともあったはずだ」

「それでも、シャカには及ばないが」

「いずれにせよ、このこのルルイエには普通の人では立ち入るどころか立つことすらできない。とりあえずは歓迎するよ」

その声に対し、代表して星矢が応え、その城をはるかに臨み、それに連なる路が足下に分かれていった。

ムーン「星矢さん、これって、やっぱり・・・・・」

星矢「ああ、いくつかに分かれているけど、ある程度の罠も待っているかもしれない。だが」

紫龍「ここはあえて敵の手に乗ってみるがいいかもしれないな」

マーズ「とらえようによっては、私たちも足手まといになるかもしれないけど」

氷河「だったら今、君たちはここにはいないな」

ジュピター「そうね、今更怖気づいてはいられないわ」

瞬「出来るだけ僕たちが護らなくちゃね」

ヴィーナス「もちろん、私たちも戦わなくちゃいけないから」

マーキュリー「それはそうと、ここは割り当てないといけないわ」

マーキュリーの言葉に星矢が一同を見やって、彼らの視線が向けられる中、少しの間を置いて告げる。

「ちょうど路は4つに分かれている。俺たちも四手に分かれよう。まず紫龍はマーズと、氷河はジュピター。瞬はそうだな、マーキュリーとヴィーナスを頼む。そして俺は・・・・・」

星矢がムーンとちびムーンを見やり、二人は強く静かにうなづき、それにならって一同もうなづく。

「それじゃあ、行く前にひとつ言いたい。あの城まで一人も欠けちゃダメだ。みんながたどり着いて、沙織さん、アテナを助けるんだ。

星矢がが告げ、一同はそれぞれの口、それぞれの言葉で応える。

「よし、みんな行くぞ!」

こうして、アテナの聖闘士とセーラー戦士は、先に乗り込んで捕らわれたアテナはもとより、人々を脅かす恐怖から護らんと暗黒の宮殿ルルイエへと向かうのだった。

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