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#7:その名はアルベール<今更ながらルパンレビュー2018>

今回から新シリーズということで、舞台はとある墓地での埋葬の儀に加わった青年。その目は何を見据えているのか。

変わってとある酒場でルパンが旧知のガストンという男にある依頼を持ち掛けられる。裏社会で名の知れたミスターBという男が所蔵している品を盗み出すといったものだが。その際ガストンの贋作というナポレオンの聖書なる品を渡され。差し当たっては依頼を承諾するのだが。

そのミスターB、なぜか不二子と夜のお付き合い、しかしそれはルパンの変装。しかしよくできた変装だな。

ともかくそのBの網膜と指紋を入手し、Bの屋敷内の隠し宝物庫にて件の美術品を手に入れる。ピカソの絵画というが明らかに稚拙なそれもガストンの孫の贋作だという。

ご丁寧にルパンの犯行状を添え、治安総局の知るところとなる。ところで手に入れたものを秘蔵したままなことが目的となれば、世に出ればマズいものもあるはずだが、やはり。

その際に件の青年アルベールも例の一件についてまずは見守らんとするが。

それにルパンもルパンでピカソの贋作には裏がありと踏み鑑定屋に調査を依頼。ひとまず地下の所蔵庫にてその贋作がガストンが鑑定屋を通してBに売りつけたとか。秘蔵のためにBのもとに預けたもののそれを取り戻さんとしたガストンの真意やいかに。

更に探りを入れんとした時、先の総局の手のものが付けてくる。ひとまずの逃走劇にもつれ込むもなんとか退けた。その目的について局長に取引を持ち掛けるもまんまと罠にはまる。と思いきや携帯の仕掛けで脱出する。局員に追わせ、その際に絵の中の手帳らしきものを取り出すもそこにルパンが現れる。脱出したのは次元の変装だったが。

その奪い取った手帳、その内容はフランス警察等治安当局の不正について記されたものだった。贋作秘蔵の訳がそれなら、何ゆえにガストンがそれを隠したのか。それを探るべく再びルパンはガストンのもとへ向かう。一方でアルベールは時計機械を修復しつつルパンの動向を告げられるが。

列車の車中で件の聖書に目を通すルパン。そこにガストンの真意があるのか。着いた先の片田舎の酒場にて、ガストンは一月前に死んでいたとか、それなら先に会った彼は誰かの変装らしいのだが。そして件の聖書からアルベールの名が、やはりルパンと因縁深い相手ということか。

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