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KOFヒドゥンストーリー:アンディ=ボガード編MI

さてみなさん、今回のヒドゥンストーリーは、アンディ=ボガードのMIにてのシナリオをお送りいたします。やはりテリー、ジョーに続いてのことなのですが。その骨法の冴えは今までのシリーズを通じて爽快感もあり、それはMIに続くⅩⅣでも実証済みですから。それに負けないストーリーを目指したつもりです。

ともかくそういったところで、それでは、ごゆっくり。

 

オープニング

サウスタウンにこの人ありと謳われたボガード兄弟の一人にして骨法の達人でもある。

しばらくは日本でさらなる修行、ついで不知火の当主たる舞のサポートを担ってきたが、ここ最近のサウスタウンの争乱を受け、どこかイヤな胸騒ぎを感じ、ひとまず乗り込んでいくのだが。

 

第4回戦(対リアン)

・仕合前

アンディ「ひとまずの殺気を感じますが、あなたが次のお相手ですか」

リアン「まずはそんなところね、かのボガード兄弟の弟ならば私も挑ませて頂きたいけれど」

アンディ「僕としても気を抜いてはいられませんね、我が骨法の誇りにかけて」

リアン「そうね、私も久し振りに緊張感ある仕合を楽しめそうだから」

・仕合後

アンディ「流石にやりますね、僕も気を張って本気を出したつもりですが」

リアン「でもそれなりに私も楽しめたわ、ここから先、人の手を借りるのは不本意だけど」

アンディ「ええ、あなたの目的が僕らと同じならば、あなたの分まで一肌、脱ぎましょう」

リアン「あなたもお節介ね、でもそういうのは嫌いじゃないわ」

 

第8回戦(対ルイーゼ)

・仕合前

アンディ「たしかにただならぬ雰囲気だがあなたもできるようだ、やはり闘わなければいけないかな」

ルイーゼ「そうね、私にも先に進まなければいけない理由があるから」

アンディ「こちらも手加減はできませんね、それなりの実力も感じていますから」

ルイーゼ「それは光栄ね、でもここで私に敗けた方が、あなたの身のためよ」

・仕合後

アンディ「多少の手心はありましたが、僕としても闘いがいがありましたよ」

ルイーゼ「え、流石はボガード兄弟ね、こうなったら致し方ないわ。これからの闘い、絶対に負けないで」

アンディ「うん、これも承知の上だ。なるほど気配まで消すとはやはりただ者ではなかったな」

 

第9回戦(対デューク)

・仕合前

屋敷の扉の前に立つアンディ。

アンディ「さてこの先が敵の本拠地か、まずはこの扉の奥、隠れていないで出てきたらどうかな」

扉が開き、デュークが現れる。

デューク「ふふ、“奴”に挑まんとするのは貴様か、なるほどアンディ=ボガードか、この俺も待ったかいがあったというものだ」

アンディ「メフィストフェレスのデュークか、ならば僕も油断はできない。全力で闘わせてもらおう」

デューク「こちらもお前と闘えることで期待はしている。しかしここで身を引いても多少は長くは生き延びることはできるだろう」

アンディ「たしかにお遊びじゃない本当の闘いだ。しかし僕もその心構えはできているよ」

・仕合後

アンディ「なるほど兄さんが言ったとおりだ。だがこれ以上の敵がやはりいるということか」

デューク「ああ、忠告はした。これから先はお前の意思だ。行って切り開いていくのだな。俺もひとまずはさらばだ」

デューク、去っていく。

アンディ「この先に本当の敵がいる、しかし臆するわけにはいかないな」

 

最終戦(対ジヴァートマ)

・仕合前

中央広間にたどり着いたアンディ。

アンディ「この異様な殺気は、そこにいることは分かっている、まずは出てきたらどうだ」

「そう、わたしは逃げも隠れもしない、いかにもここが最後の舞台、そして君の闘いもここで終わる・・・・・」

柱の間から、長身の男が現れる。

アンディ「ようやくお目にかかれたか、僕がアンディ=ボガードだ。そちらも名乗られてはいかがか」

ジヴァートマ「うむ、君の対戦相手であると同時に、本大会の主催者でもある。“クシエル”を統べる闇の爪、ジヴァートマと見知りおいていただこうか」

アンディ「“クシエル”か、先のデュークとは趣が違うようだがいったいどういうことだ」

ジヴァートマ「この星の闇を支配する、秘密結社“アデス”。その“アデス”が持つ無数のペルソナの一つと思ってもらいたい」

アンディ「根は同じといったところか、ところでお前の目的は一体何なんだ」

ジヴァートマ「強靭な肉体を持つ格闘家を集めるため、と言っておこう。さあ、その肉体を“我々”に委ねたまえ」

アンディ「なるほどそういうことか、いずれにしても、お前の思い通りにはいかないな。全力で対させて頂こう」

・仕合後

ジヴァートマ「・・・流石だな、まさか、この星の人間に敗れるとは、思わなかったよ・・・・・」

アンディ「たしかに普通の人間でないのは分かる、しかしこの異様さはもはや人間のものとは」

ジヴァートマ「フッ、いずれ君もその事実に恐怖することになるだろう、“我々”は、不滅なのだよ・・・・・」

と言って姿を消すジヴァートマ。

アンディ「まだ、終わりじゃないってことか」

その直後屋敷が音を立てて崩れ始める。

アンディ「おっと、ここは脱出するとしよう」

 

エンディング

なんとか屋敷から抜け出せたアンディ。

アンディ「ひとまずは収まったようだけど、まさかあのような裏があったとは」

そこにマリーが現れる。

アンディ「ああ、マリーさん」

マリー「はあい、お疲れさま、ところでなにか変わったことがあった」

アンディ「変わったことといっても、信じられる話ではなさそうですが」

マリー「異邦の来訪者ってところかしら、あれもごく一部の手がかりだから、もう少し調べなければいけないことだろうし」

アンディ「何にせよ僕ができることなら力添えしますよ」

マリー「それはありがたいわね、でも今はそちらの方が大事じゃないの」

と、マリーの後ろには舞が立っていた。

舞「ちょっとアンディ、また私がいないうちにこんなところで油売っていたの」

アンディ「いや、それは違うんだ・・・・・」

舞「どう違うっていうの、私がどれだけ心配したか」

そんな二人のやり取りをよそに、マリーも遠目で見守っていたテリーに近づいていく。

テリー「しかし本当にいいのか、マリー」

マリー「たまには二人っきりにしてもいいかもね、さあ私たちも二人っきりで楽しみましょう」

テリー「そうだな、ちょうど腹も減ってきたところだし」

マリー「今夜はいいお店を予約してきたのよ。もちろん4人分ね」

テリー「それじゃあ、2人とも機嫌をなおして今夜はゆっくりとディナータイムといこうか」

舞「はーい」

アンディ「あ、ああ・・・・・」

 

(スタッフロールへ)

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