柳生磐馬<サムライスピリッツ天下一剣客伝2>
さてみなさん、今回の剣サム2は今や幻の名作たる64版侍魂の名脇役2人、まずは柳生磐馬のシナリオをお送りいたします。
無駄に豪快な笑顔とカラクリの手甲で突き進む様はある程度剣以上の武術ともいえるでしょう。このシナリオでも彼なりの武道を顕現できればということで描いたものですが。
ひとまずこういったところですので、それでは、ごゆっくり。
オープニング
柳生の分家として、半ば不遇の前半生を学問と武道で埋め合わせ、ひとまず充実した日々の末己を大成した彼も、裏柳生の隠密としての任に当たっていた。
ユガの乱を中心に活躍した彼も、そのユガが甦ったと知らされ、ひとつ踏み込んでみようと意気込んでみたのまではよかったのだが。
第1ライバル戦(対八角)
・仕合前
磐馬「おお八角どの、貴殿が勝ち残られるとはこれも重畳」
八角「そういう貴殿ともこういう仕合にて会せられぬもまた不憫」
磐馬「いやいや、先の陰もいくらか解きほぐれた感もいたすが、この場でさらに解きほぐれればいかがかと愚考仕るが」
八角「それも一興、なれば参りますぞ」
・仕合後
磐馬「おお、これまた見事ですかな」
八角「いやいや、お見苦しい様をお見せ申しましたが」
磐馬「お互いの武の大成も遠い道のりなれば、貴殿の路の一助となれば」
八角「なれば次に恥じぬ精進を約束いたしましょうか」
磐馬「おお、期待させて下され」
第2ライバル戦(対柳生)
・仕合前
磐馬「おお十兵衛どの、やはり新陰流の刃に陰りなしですかのう」
柳生「そういうお主も結構な活躍、あとはこの先の不穏を征するのみだが」
磐馬「その前に一つ腕試しも悪くはありませぬのう」
柳生「お主のこと、全力を尽くせば勝ちとなるか、わしもそれなり受け止めねばならぬか」
・仕合後
磐馬「ううむ、十兵衛どのもここまでかな」
柳生「わしとしたことがお主に圧されっぱなしとは、精進が足りなんだか」
磐馬「なんの、十兵衛どのもまだまだ行き申せるはず。また精進して下され」
柳生「うむこの点は期待させて頂こう、されどこの先ゆめゆめ油断めさるな」
磐馬「おお、承知致した」
対中ボス戦(以下4組の中から2組)
・萬三九六編
三九六「なんとでかくて濃い奴じゃねえか、俺様より目立とうとはいい度胸だぜ」
磐馬「そういうお主も巷を荒らしまわる輩か、これもまた捨ててはおけぬゆえひとつこらしめて差し上げよう」
三九六「そのニヤケたツラでの物言いもますます気に入らねえ、いっちょブチのめしてやるか」
・黒河内夢路編
夢路「貴方が裏柳生の磐馬どの、その妙技もひとまず楽しめるやもしれませんね」
磐馬「お主のことは十兵衛どのに聞き及んでおりますれば、その妙技も楽しめますかな」
夢路「ここはせめてお互いを高めるための仕合といたしましょう、いざ」
・ドラコ編
ドラコ「やはり来たかそのニヤケ面め、その面をぶち抜けばさぞやいい眺めとなるだろうな」
磐馬「さしもの某もその銃に撃ち抜かれるわけにいかぬ故な、ここは阻ませて頂こうかな」
ドラコ「馬鹿め、俺の銃からは逃れられねえ、引き金を引けば念仏も唱える暇も与えられねえだろうよ」
・アスラ編
アスラ「やはり貴様か、あらゆる刃もお前の力に通じるか否かか、それも面白いかもしれぬな」
磐馬「お主も恨みのみで本当の愉しみを得られぬと見た。ここは某と仕合って吹っ切れましょうぞ」
アスラ「それで心遣うつもりか、ともかくお前との仕合も楽しまねば損だということか」
対歴代ボス戦
磐馬「さて、これからが本番なれば我が力も振るいがいもあるのかのう」
・プレイヤー、異界へと引きずり込まれる。
「魔界への門は、今開かれた。汝の正なる気、我らの目覚めの礎とならん。まずはこの者ども我が手駒との仕合、愉しもうではないか」
・プレイヤー、各ボスと対戦。各員1本取れば勝ち抜け。すべての敵に勝ち抜ければクリア。対して2本連続で敗れた場合にゲームオーバー。
対強力ボス戦(下記5組から1組を選択)
・共通:倒されたボスの気が一人に凝縮し、パワーアップして立ち上がる。
・闇天草編
天草「忌まわしき封印は消え去った。今再び、大いなる主の御力により、我、目覚めたり!!!」
磐馬「無礼ながらもお主の神は滅びなぞ望んでなかろう、ひとまずお主の目を覚まさして差し上げよう」
・鬼斬紅郎編
斬紅郎「我は禍(わざわい)、我は鬼、そして我は壬無月、否、我こそは、鬼、斬紅郎なり!!!」
磐馬「お主の剣に対し某の拳、いかほど効くかは分からぬが、お主を鎮めるべく全力を尽くそうぞ」
・真ゴルバ編
ゴルバ「やはり我が命をかけねば汝は討ち取れぬか、それもよかろう、今こそ決戦の刻!!!」
磐馬「世を鎮めるのは力のみにあらず、某の拳では足りぬが貴殿と仕合い証して差し上げよう」
・魔界我旺編
我旺「國の哭く声、それに応えんがため、我今こそ魔界の気をも取り込み、國を制せん!!!」
磐馬「お主、心より笑うたことはなかろうか、さればこの磐馬がお主を鎮め真の笑いを教えて差し上げよう」
・羅将神ミヅキ編
ミヅキ「ラキ、ラキキキキ、我が力戻ったり、今こそ世を魔界に呑みこんでくれん!!!」
磐馬「うむ、魔物とはいえなかなかの別嬪さんじゃ、狂死郎殿になり替わりお主を鎮めて差し上げよう」
最終戦(対壊帝ユガ)
「正と負の気のぶつありあいより我が糧なる神魔の気、今ここに高まった。今こそ我が復活の刻(とき)。
我が名は、壊帝ユガ
今、人の世は終焉を迎えん。我が意によって・・・・・」
磐馬「がっはっは、性懲りもなく現れなさったか、ここで全力で貴殿を鎮めて差し上げよう」
エンディング
ここに最凶の魔を征し、磐馬は世を鎮めることができた。
あとは荒廃した世を立て直すべく一仕事をしなければならない。
それは磐馬だけではなく、この日のために教えを受けた子供たちが乗り出していく。
それは武家町人隔てなく前向きに各々の仕事にいそしんでいく。
そしていつか新たなる時代に向けての礎とならんとするのは、また別の話として。
それらを見守りつつ磐馬の笑顔はいつも以上に明るい。
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