第21話:日本より愛を込めて<今更ながらルパンレビュー2015>
今回は趣向を変えて日本から、そこの旅館で羽を伸ばす不二子だったが、何者かにさらわれ、その要求通り、とある家のからくり人形を銭形に扮して奪い取るもそれはおとりで、同じく居合わせた五衛門にふんしたとある探偵、明智ホームズの策略だった。あと忍び込んだ名家の夫人と召使もその助手と婦警だった。たしかにキャラとしては濃いようにみえて安っぽそうだな。
振り返ればある意味日本趣味の旅館ビルも要塞の体を成しているかに見え、客の大半もおそらく警視庁の警官たちだったか。脱出せんとするも包囲される。すべては完璧な計画と探偵は言うのだが、まずは機転で不二子が脱出するのだが。
ある程度プライドを傷付けられつつも。身を潜めた不二子のもとにルパンを案じた次元が駆け付けて来て、ひとまずはともにルパンを助けんとする、あと銭形も介入せんとするのだが。
ルパンが収監された警察署、どこか見たことがある建物の中、勝ち誇る探偵に甘く見るなと返すルパン。特に不二子の恐ろしさをほのめかすがそれでも動じないか。そのうち銭形も現れて装甲護送車にルパンを移送する。さしもの銭形も若造の探偵に捕まったことに失望を爆発させたか。ともかく連行されるルパン。しかし本物はトイレに閉じ込められていたという。
ひとまず先回りして追いかける探偵と銭形。故障を装って止めんとするが、本当に止まるのもこれまた間抜けだと思うのだが。今度こそ正体を明かさんとするも、やはり護送車の方が本物だったか。結局まんまと脱出に成功したルパンたち。しかし探偵も橋を爆破して動きを止めんとするが、ここは次元に阻まれる。和装には抵抗はなかったか。
憤慨する探偵も最後の手段と古風な大砲で立ち向かう。しかし執拗な砲撃もものともせず吹き飛んだ屋根で大砲を封じ、それを踏み台にして今度こそ脱出に成功。ついでに探偵の鼻っ柱もヅラともにへし折られたか。結局決め手は不二子の意地と度胸だった。
不二子にとってはとんだ日本での休暇だった。ただ富士山の夕日には心慰められたか。
| 固定リンク | 0
「ルパン三世」カテゴリの記事
- 各誌レビュー23年度9月号(その2)(2023.09.15)
- 各誌レビュー23年度9月号(その1)(2023.09.08)
- 各誌レビュー23年度8月号(その4)(2023.09.01)
- 各誌レビュー23年度8月号(その3)(2023.08.25)
コメント