第19話:龍は静かに眠る<今更ながらルパンレビュー2015>
エージェントから身を引き、今は一介の外交官として家族とのひと時を過ごすニクス。しかし上層部の指示で拘束される。それに先立って本部からとある重要機密“ドラゴンズテイル”が盗み出され、その奪取のために彼を呼び寄せたのだ。
そのドラゴンズテイルを盗み出した傭兵くずれのテロリストたちが立てこもる要塞にルパンもまた忍び込んでいた。先の晩餐事件でいよいよ目を付けられたMI6対策のため彼らの情報をつかむためだった。
まんまとブツを手に入れるもあっさり見つかり、逃げようとしたところ、同じく忍び込んだニクスと鉢合わせ、ともに捕まる羽目になった。
そのパスコードを聞き出さんと二人を尋問するフォックス。一方海上では次元たちがルパンを案じていたが。
いざセキュリティを解かんとするルパンと制止せんとするニクス。しかしフォックスの介入でパスコードを明かさざるを得なくなった。そしてデータが開放されたその時、本部のパーシバルから指令が下る。
その指令とは、島ごと英軍で爆撃を行うことだった。さしものフォックスもこれには敵わなかったが、それよりこのことを予測できなかったこともある意味浅はかだったか。
いずれにしてもルパンとニクスも脱出せんとするも、他のエージェントたちも彼らを抹殺せんと乗り込んでいき、彼らの銃口がまさにニクスに向けられたかに見えた。
後に証拠隠滅のためにニクスの家族を始末せんとするパーシバル。しかしそれをニクスが止めんとする。あの時乗り込んできた次元と五衛門の助けがあり切り抜けることができたのだ。その際に組織内の裏切者の存在をほのめかされたが、まさかそれがパーシバル自身だった、ニクスにとっては。
しかしそこに現れたのはなんとあの男。ひとまずニクスを黙らせてからパーシバルに真実を告げる。彼がフォックスをそそのかして犯行に至らせたか。あとパーシバルは彼を抹殺せんとして銃の暴発で自滅同然に斃れた。これで一人退場する形となったが、彼にとってはある意味ゲームに過ぎず、またルパンにとっては新たなるゲームを待つのみだった。
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