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クリエイターの執念とは:黒岩よしひろセンセイ編

さてみなさん、先日漫画界において隠れた巨匠とうたわれた黒岩よしひろセンセイが心筋梗塞でお亡くなりになりました。まだ50代という若さということでまさに日本の漫画界において大いなる損失ともいえるでしょう。

まず黒岩センセイといえば、『ウイングマン』『電影少女』などで有名な桂正和先生のアシスタントを経てのデビュー以来、ヒーローもののマンガを中心に数多くの作品を手掛けました。しかし諸般の事情でいずれも短期間での連載が終了となかなかにヒット作に恵まれなかったものでした。

それでもそのヒット作というのが『変幻戦忍アスカ』と『鬼神童子ZENKI』の二つを上げたい。黒岩センセイのもう一つの特徴なのは、やはり魅力的なキャラの作画であり、アスカの場合は主人公アスカのセクシーさに加えて魅力的なアクションと伝奇色が濃い敵との熱き闘い。ZENKIの場合はアスカ以上のアクションと伝奇性で絶大なる人気を博し、テレビアニメ化したことも挙げたいところ。

しかしそれ以降はやはりパッといかなかったのは惜しいところ。やはりジャンプでは先の二作を除いてヒーローとして型にはまりすぎていたのが一因だったか。

ともかくもその後も細々と作品を送り続け、それなりに支持を集め、次第に再評価されつつあった上での訃報であった。思えばセンセイなりに理想のヒーロー像を求め続けたマンガ人生だったなというのが今の率直な思いでもあるけれど。

ともかくも漫画界において一時代を築いた黒岩センセイのご冥福をあらためてお祈りいたします。そして、もしかしてセンセイの作品からそれぞれの理想のヒーローを生み出す若きクリエイターの方が出てくることも重ねて願うとともにこの言葉でシメたいと思います。

黒岩よしひろセンセイ

いろいろな意味でもヒーローの夢を与えて下さって本当にありがとうございます。

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