第10話:恋煩いのブタ<今更ながらルパンレビュー2015>
今回白ワインを傾けて久々ルパンに迫るレベッカ、一方で赤ワイン片手に不二子に迫るルパン、好みや主張が違う二人に持ち掛けられた依頼とは、亡き伯爵のワインオークションに同伴せよとのことだ。同じ会場での同じ会合、どちらか一方を選ぶはずが、何と二人とも了承したルパンだったが。
そのオークション会場にて、不二子とレベッカのもとを往ったり来たり、あとバレないようにと悪戦苦闘と、しかしそれを見抜いた一人の男がいた。
それはさておき、やがてオークションが開催されその中の目玉商品の“恋煩いのブタ”ラベルの絵はともかく貴重な品であることには変わりはないが。その製造者夫妻の写真が映し出されたがあの男に何か関係が。それをレベッカと不二子が狙っているとか。もっともワインその者よりもカネとスリル、いずれにしてもお遊びに過ぎないというが。結局二又はすでにバレていたのだが。こうして謎の男を交えての争奪戦が始まるのだった。
ますレベッカはテクニックで、不二子は色仕掛けで、続いてお互いの絶妙なコンビネーションでセキュリティは難なくクリアしたが、ワイン庫からは早い者勝ち。しかし二人をはじめカップルの様子に異変が。何とパーティで出されたワインはみな件のワインだった。やはりあの男の仕業なのか。
酔った二人がルパンに言い寄ろうとした隙に男がバイクで樽を奪う。それを酔った二人が追いかける。しかしなぜか酔った男どもにルパンが言い寄られる、これもワインの魔力ゆえか。
男を追うレベッカ、そして不二子、駆け引きの点では不二子が上手だが、その隙にルパンが割って入り、その男、ワインの製造主の真意を問う。ワインそのものを使って樽を奪うからには樽自体に秘密がある。まずあのワインが媚薬入りだったのと、その樽の中に彼のの妻が入っていた。おおかた彼が殺したのだろうか。それを伯爵の手に渡った。伯爵がワイン収取みに興味があり“飲む”ことに興味がなかったのを利用して隠ぺいしたが、今回のオークションでなんとしても奪い取ろうとした、といったところか。しかし真正の女ったらしであるルパンには媚薬も通用しなかったか。いずれにせよ男女の愛憎が絡んだ茶番劇であることには変わりはなかったか。
ところで先の不二子とのやり取りの中レベッカの心に何かが引っ掛かったものがあったが、それはいかに。
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