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第11話:イタリアの夢(前篇)<今更ながらルパンレビュー2015>

前回心に引っ掛かった事柄について資料を読み漁るレベッカだが、やはり満足する結果を見出せないでいた。しかし資料に書かれた手書きのメッセージからとある場所へ潜入ぜんとするが、そこにはMI6も介入していて、彼らに捕まってしまうのだった。

レベッカも一応サンマリノの要人ゆえ、表立てにすれば国際問題になりかねない。そこで半ば腐れ縁のルパン一味に極秘の救助依頼が舞い降りたのだ。

もともととある天才科学者の研究文書、その最後のページに記された手書きからすべての起こりでそれをMI6も狙っていた。

その上でルパンもMI6に挑むのだが、今度ばかりは一味総出、対するMI6も厳重な施設と屈強なエージェントぞろい、その中に難敵ニクスもいた。対するMI6も幾たびか煮え湯を飲まされたルパン相手に特に警戒を厳にする。それはルパンにとっては難敵たるあのニクスは特に。しかし銭形までも介入してきたがそれは門外漢か。加えてレベッカの件も場合によっては事故死に見せかけての抹殺もやりかねない。それを阻止するためにその難攻不落の秘密施設にひとつ踏み込んでみようと企むルパンだったが。

まずニクスに指令が下り、他のエージェントを退けてレベッカを移送する。これがルパンの策であることは明白だが、こうなれば難攻不落も形無しだ。もっともくり返しながら当のニクスこそが一番の難関だが。あとその異変に銭形も気づいたが。

ひとまずレベッカを保護したが、倒されたはずのエージェントも追ってきた。まさか仲間同士殺し合うというわけにもいかなかったか。そこに執事も現れ、家族を盾に強迫する。今度は力業か。そこにルパンが機転を利かせニクスを本気にさせ仲間割れを誘う。今度ばかりはニクスも容赦がない。しかし単なる暴走も国際問題になりかねないと本部長も懸念するのだが。さらには銭形も今更ながら捜査の範疇を超えているというのだが。

その隙にルパンも逃げおおせ、レベッカに文書の真意を問う。今度ばかりはお遊びではなく、かつて本気で愛した男のためだったのだ。その上で彼の真意とMI6の関与、それらを含めてその謎にルパンが挑むのだが。

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