第12話:イタリアの夢(後篇)<今更ながらルパンレビュー2015>
件の文書はまるで漠然とした文字の羅列で解読は不可能なものだった。しかしそれならばとルパンも対抗心を燃やし解読に挑む、しかしレベッカの胸中やいかに。そして暴走し今度こそルパンを仕留めんとするニクスは。
ここにきて文書の謎の糸口をつかみかけたと思いきや、何故か眠りこけ、ルパンにしては珍しく夢の中に入り浸っていた。言葉の迷宮に迷い込むうちになぜかレベッカの過去の思い出にも入り込む。そこにリベルタスという言葉からレベッカの本当の夢、本当の世界をつくるといった彼とともに抱いた夢を知り得たのだが。
そのうちに夢の中でその彼氏コウと対面、あの文書は彼の夢の扉、しかも彼自身何やらの陰に狙われているという。それは先の誘拐事件と関係ありと踏んでいたが。しかし彼の死がやはりMI6が関与していた。
脱出を試みるがコウは結局世界に捕らわれしまい、ルパンに自分の夢を託すことになった。そしてコウ自身の最期をみとったルパンは、目覚めてからレベッカとともにサンマリノへと向かうのだが。
ここにきてレベッカの真意を理解し、それらを語りつつ件の小屋に向かうルパン。隠された彼の研究室にて研究の悪用を防ぐべく資料のすべてを燃やす。そこにニクスも現れるがすでの炎に包まれた部屋にて何を想うのか。
そして再びの逃走劇、着実に追い詰めんとするニクス。レベッカもまたルパンの中にコウを見出した。すべては彼女自身の自由のために。
ひとまず逃がされたレベッカも救援を要請するも、次元たちも見守るしかない、すべては一瞬で決まるとのことだが。
そのルパンもまさに追い詰められるかにみえたが、もう一つの、そして根本的なニクスの弱点、驚異的な聴覚に対し高周波の音波をぶつけ、その動きを封じた。
しかしMI6の銃弾に二人は倒れた、その痕跡を残さずに。やはりニクスも使い捨てられたというのか。
しかしそれを察知したのは銭形だったが。対するMI6も銭形の介入を封じるためにルパンを一旦引き渡す。今度こそルパンも年貢の納め時にみえるのだが。
そしてレベッカも過去に決別し、本当の自由を手に入れるかにみえるが。
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