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第9話:殺し屋たちの鎮魂歌<今更ながらルパンレビュー2015>

欧州各地で相次ぐ狙撃事件、一方久し振りにご登場の五右衛門は一人の女性のもとを訪れた。事件の被害者たち、そして狙撃犯はその女性と関わっていたのだという。

かつて五右衛門とその女性ベラドンナは、腕利きの殺し屋たちともにアフリカ小国の指導者デケレの暗殺を依頼される。しかしその指導者にはこれまた腕利きの殺し屋が雇われていた。しかし五右衛門も人斬りの殺し屋と認識されていたのか。

そこで指導者デケレが訪れる砂漠のオアシスで待ち伏せる作戦だが、まだ幼かったベラドンナは身体に爆薬をまとう。それに五右衛門が生き延びるよう諭し、彼女を護ると約束を交わす。

いざテケレを迎え討たんとするも、デケレ側の殺し屋ゾラによって殺し屋たちが次々と斃されていく。そこにベラドンナと五右衛門が果敢に突撃し、ゾラを、後に襲撃するデケレを討ち取っていく。

そして今、ゾラが報復のために生き残った殺し屋たちを始末しているという。その一人ロメオに呼ばれた二人だが、ゾラが狙う先に駆け付けた隙にロメオも撃たれてしまった。しかしそのポケットの写真からゾラの潜伏先を割り出していく。

いざ乗り込んでいく二人だったが、いざ踏み込むも、ゾラは廃人同然だった。直後ゾラを撃ったのはベラドンナ本人、実は彼女がゾラに成りすまして生き残った殺し屋たちを始末していた。すべてはファーゴの権力のために。

かつて自分を拾ったファーゴのもとに戻ったベラドンナだったが、今に至り無意味な殺しに嫌気がさしたか彼を拒むもやはり逆らいきれない。駆け付けた五右衛門だが彼女の心臓に爆薬が仕掛けられたと告げるファーゴ。勝ち誇る彼を撃ち、自らの罪の精算のために起爆スイッチを押すベラドンナ。しかし五右衛門はなんとしても彼女を救わんと、彼女の胸を刺し爆弾を摘出した。

後にルパンたちと合流した五右衛門、通りすがりの少年に道を聞かんとするもその際の指切りでベラドンナの無事を知る。表向きはともかく彼女のこれからの幸せを望まずにはいられないだろう五右衛門だった。それにしても今回つまらぬ悪人を斬りまくったが、最後追ってきた銭形を車と服だけ切るのはやはり腐れ縁ゆえの愛嬌からか。

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