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第5話:魔法使いの左手<今更ながらルパンレビュー2015>

とあるサーカスの魔術師が父親譲りのマジックを披露せんと、不二子を使って脱出マジックを試みんとする。周囲の火矢が一斉に不二子に向かって放たれる。駆け付けた青年とルパンの前で炎に包まれる不二子。

時をさかのぼって新聞記者に扮したルパンがその青年ルカに不二子について問うのだが。

ことのはじまりは藤子がルパンに別れを告げるところから始まる、レベッカのことを問われ一旦は見送ったが、何やらを狙っているのは長い付き合いからよく分かっていた。

さておきそのルカは不二子との出会いについて語る。

彼女もひとかどの業師としてサーカスでも大活躍。誰もが訝る中やはりルカの心を奪いつつあったのはやはり間違いないが。そこにトリックレシピなるシチュエーションが、つまりは手品のタネということだが息子の現団長を差し置いてルカにそれを託したというがこれが狙いなのか。

これといって役に立たないルカをレシピ目当てで言い寄ってくる者たちもいっぱいいるが、何より先代団長の死の疑念もあってか、不二子はそれを突いてくるが、団長がひとまず取り繕う。はたしてルカの真意やいかに。そして不二子の想いと魔法の真実は。

ルパンに問われるままルカは核心を語る。ある日不二子を盾にレシピの真実を団長に聞き出されんとする。もっともそのうちに不二子が自力で脱出できたがルカも傷を負った。

テレビのニュースでは団長とともに映る不二子に驚愕したルカ。マジックの真実についてまだ語らなかったことがあるという。ともかくも会場へと急がんとして今に至る。

火矢の炎に包まれる不二子。しかし前のように脱出を図った不二子、と思いきやすぐに姿を消したが。一方でルカが団長に詰め寄っていた。マジックの裏の操作に細工をしてその不手際をルカになすり付けたというのだ。すべてはサーカスの跡目問題が絡んでいた。

そこを不二子が止めてこの場を後にする。後の団長の罪が問われるのは言うまでもないが。

そういえば左手は人を欺く手といったくだり、それでメモが偽物だと気付いたか。

後に先の女性と契約を取り付けたルカ。その女団長の報酬を受け取った不二子。結局不二子が奪ったのはルカの心、かつてのクラリスと同じなのか。そういえば先にカリオストロの財宝やらが関わっていたが。いずれにせよ真実は枯れたヒマワリだけが知っているか。

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