« 第19話:ロミジュリ!<けいおん!!のおもいで> | トップページ | ジュマンジ続編、ですか »

小説・聖闘士星矢VSセーラームーン(その4)

第2話:第2回銀河戦争記(その2)

その日、グラードアイランドにうさぎたち一行が降り立った。もちろん亜美、レイ、まこと、美奈子にも連絡し同行と相成った。

「でも大会にあたしたちも招かれるとはね」とまことが

「それで、特別のご招待ってのは本当でしょうね」とレイが続いて切り出すが、そこに二人の胡散臭い男たちが現れる。

「よーう姉ちゃんたち、いい席のチケットがあるから安くしとくよ」

「あ、あのそれは間に合っています」

「そう遠慮するなよ、これを逃せばきっと後悔するぜ」

しつこく詰め寄る男たちの背後にスーツ姿の一人の男が近付いてきた。

「おいお前ら、大切なお客さんにちょっかい出すんじゃねえよ」

「げっ、邪武じゃねえか」

「ちえっ、一儲けできそうだったけどなあ」

と、その男たち、元スペクター、アケローンのカロンとフログのゼーロスは退散していく。その先にはイワンとフレギアスが待ち構えていた。

邪魔者を追い払い、あらためて邪武と呼ばれた男はうさぎたちに近づく。

「ようこそ、いらっしゃいました」

いまだ警戒を解かない一行の中、海野が「あなたは、先の銀河戦争に出場した、ユニコーンの邪武さん」と問い掛ける。

「そうだ」とサングラスを取り応える邪武はそこそこにうさぎに向き直る。

「確認のためにチケットを拝見したく思います」

「あ、はい、えーと・・・・・」

邪武の呼びかけに応えつつ、ポシェットを探るうさぎ。ちょっとしわが寄ったチケットを差し出す。

「どうぞ、こちらです」

確認の後、邪武の案内で中央センター内に足を運ぶ。

「いやー、こんなところで邪武さんと直にお会いできるとは思いませんでした。ところで邪武さんは今回の大会に出場なさらないのですか」

「いや、今回はいろいろあってな」海野の問いに邪武の応えは重く寂しい。

「それに、何故最近になって大会を開くのですか、たしかに世界の情勢が未だよからぬ中での開催だから何か意味があるとは思うのですが」

「そいつも今は答えられないな、いずれ分かることさ、確か水野亜美さんだったか」

「あ、はい」

「まあまあ、この際は細かいことは言いっこなしよ亜美ちゃん。さて、特別展望席ってのにもうすぐ着くわね」

美奈子が割って入りひとまずまとめ上げ、一行はセンター上層の特別展望席にたどり着くのだった。

「すごい、おっきい窓から広い庭園が見えるよ」

「そこが今回のバトルステージだ。周囲10㎞四方を縦横無尽に暴れ回る。これでも狭い方なんだ。上のモニターでも闘いの様子がアップで見られる。これで十分に楽しめられるはずだ」

邪武の説明をよそに、うさぎはその周りの設備に感嘆している。

「みてみて、テーブルにはお菓子やジュースがいっぱい」

「ああ、試合中退屈しないようにはしているんだ。もっとも、あいつらの闘いは退屈する暇はないが」

「こらうさぎ、あんまりはしゃがないの」

とレイがたしなめる中、邪武が部屋を後にする。

「それじゃあ、ごゆっくり」

亜美たちの見送りの後、それぞれ席に落ち着く一同。日もすっかり沈んでいった。

 

つづく

|

« 第19話:ロミジュリ!<けいおん!!のおもいで> | トップページ | ジュマンジ続編、ですか »

ジャンプ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小説・聖闘士星矢VSセーラームーン(その4):

« 第19話:ロミジュリ!<けいおん!!のおもいで> | トップページ | ジュマンジ続編、ですか »