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ドラえもん・オリジナル大長編:のび太と海底帝国(その6)

首都レムリアに帰還した一行、これまでの事態の収拾にあたるとともに、今後の対策を立てることと相成った。

ドラミ「おそらく皇帝の姪であるミーナさんが、その敵の勢力に引き入れられたのは間違いないことです」

首相「うむ、それだけでも双方の不和に付け入ることは可能だから。いやいや、今更あなた方を疑うことは致しませんが」

皇帝「こうなってしまったら我々も守りを固めなければ。そこで厚かましいながら両国もここらで仲直りといたしましょう」

首相「おお、それはいいですな。思えば我々もずいぶん無理をしましたから」

皇帝「そうと決まれば、早速準備をしなければ。そういえばドラミくんの『どこでもドア』だったか、それをお借りしたい」

ドラミ「はい、分かりました」

というわけでドラミちゃんのどこでもドアを借りて、アトランチスの高官数人が呼び寄せられる。そして会場の準備もそこそこに、ここにムーとアトランチスの友好条約が結ばれることになった。

『ココニ締結サレタ、ムー連邦、アトランチス帝国ノ平和友好条約ニツイテ

・両国ノ相互理解及ビ両国国民ノ交流

・地上各国ノ海域ヘノ干渉ニツイテノ監視及ビ対応

ナオ追加ノ条項ニツイテハ追ッテ交渉ノ課題トスル』

と、難しい言い回しながらも一通りの国同士の約束を交わした後、首相と皇帝は固い握手を交わす。会場に集まったムーの国民の歓声とともに。この様子は帝国首都のモニター越しでも映し出され、そこでも歓声が上がったのだが、手放しで喜べない事情があった。

「北にはまだ鬼岩城がよみがえるというじゃないか」

「姫様が敵に捕らわれているという、何とか助けられないか」

「地上の子供たちとムーの少年たちに頼らなければいけないか」

とまあ、不安の中、わずかな希望をエルやドラえもんたちに託そうとした。

 

そんな中でのドラえもんたちは、

ドラえもん「これでもう戦争の危険は避けられたね、ってドラミ、でも未来の歴史について大丈夫なの」

ドラミ「うん、大丈夫よ、だってお兄ちゃんが言っていたから。未来は変えられるからって。それがいい方向に向けられるならなおさらよ」

ドラえもん「うん、そうかなあ」

2人とも小声で話していて傍らで聞いていたのび太くん以外には聞こえていなかった。

 

両国の調印式の後に、あらためて再調査を再開することになったエル一行。

長官「それでは、鬼岩城のことを含めて、いろいろ気を付けてくれ」

エル「はい、了解しました」

長官とのあいさつをそこそこに、再びアトランチスに向かう一行。そこにはドラミちゃんの姿もあった。

ドラえもん「ん、どうしてドラミもいるの?」

ドラミ「言ったでしょ、調整したバギーを届けるついでだけど、実は・・・・・」

ドラミちゃんが耳元でささやく。

ドラえもん「ええっ、ドルマンスタインの娘!?

ドラミ「お兄ちゃん、声が大きいわよ」

のび太「ドルマンってあの、恐竜ハンターの雇い主の人」

ドラミ「そうよ、そうなのよ、実はあの人は先の鬼岩城の一件を知ってお兄ちゃんたちの復讐の計画を立てたのよ」

ドラえもん「そのためにまた世界を危機に陥れようとしようだなんて」

ルウ「ともかく、こちらも大変なことになってるなら、力になりますよ」

のび太「わっ、どうしてルウくんがここに」

ルウ「うん、何やら深刻な顔で話しているから」

リム「でも、そんな人たちが、ミーナさんを取り込んでいると聞くから」

ルウ「目的が同じなら力を合わせてもいいと思います。ああもちろん兄さんの許可を得て」

のび太「うん、ありがとう。でもエルくんはどうしたの」

ルウ「うん、実はミーナさんの写真を皇帝から受け取ってから、何やら考え事をしていて」

そうこうとした後で、ジャイアンたちも顔を出す。

ジャイアン「おーい、もうすぐメシの時間だぞ」

スネ夫「早くしないとみんな食べちゃうぞ」

のび太「うん、わかったよ」

と、のび太くんをはじめ、みんなが輸送艇の食堂へと向かうのだった。

一方で航行に当たっているエルは、ミーナの写真を見て物思いにふけっていた。

エル「なんとしても助けなきゃいけないな、皇帝のためにも、そして彼女自身のためにも」

 

つづく

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