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最終話:彼らの居場所<ガンダム 鉄血のオルフェンズレビュー>

ついに脱出用のトンネルは開通した、しかしハッシュが斃れ、仲間たちも次々斃れる中、三日月はユージンたちをさがらせ、最後まで踏み止まると告げる。ついで昭弘もダンテをさがらせる踏み止まる路を選ぶ。

かくて三日月と昭弘、バルバトスとグシオンで圧倒的な敵に立ち向かう。もはや勝敗は決しているもなおも立ち向かう三日月たちに浮足立ち、次々倒される。やはり勝ち戦で気が緩んだゆえのことか。

そこにイオクが出撃し戦況を打破せんとするのだが。

一方で脱出用トンネルに待ち受けていたのはライド。オルガのことで自分のせいと悔やむ彼をメリビットは自分たちの生をつないだことに感謝しつつ彼を労うのだった。

ユージンたち後続が脱出せんとしたまさにその時、上空からダインスレイブが発射され、さしものバルバトスとグシオンは大ダメージを受ける。もはや通常の攻撃では倒すことができないと踏んだが、あくまでその2機が目的で、被害も最小限と抑えるための集中砲撃だったのだが。

ダインの砲撃を受け手負いの三日月。無意識の中に彼が物心つく頃を思い出し、バルバトス、ついでグシオンも再び起き上がる。それぞれの凶暴な本能をも起き上がらせるかのごとく、敵MSを屠っていく。

満身創痍のグシオンにもイオクが立ち向かう。しかし昭弘は彼自身の災いの遠因の名を聞き、それこそ彼の敵と認め、最後の力を振り絞り、部下の攻撃を受けつつもイオクを討ち取って、自らも力尽きていく。

そして三日月と立ち向かうジュリエッタ。もはや大義なき戦いと断じるも三日月にはそれには意に介さず、最期の最期まで抗い続け、そしてまさにギャラルホルンにとって厄災の悪魔のごとく戦い続けていった。そして三日月は気付く。オルガとともに目指した路はすでにたどり着いており、あとは残された者たちに託すと言わんばかりにその動きを止める。その様を認めたジュリエッタによって、バルバトスの討伐を宣言する。こうして戦いは終わったのだ。

 

月日は流れ、地球と火星、それぞれが新たなる秩序を形成した中、まずギャラルホルンはセブンスターズの旧体制が崩壊し、ラスタルが新たなる代表となる。火星は地球の各勢力の影響が弱まり、クーデリアが火星の代表となった。そしてその二人によってヒューマンデブリの禁止条約が締結された。

本来敵役の一人たるラスタルについては今となってはあれでよかったかもしれない。前にも言ったけれど彼も彼なりに世界の秩序、ひいてはそれを守るための力としてのギャラルホルンが必要で、マクギリスとひいては鉄華団はそのための必要悪であり、いかなる手段を使ってでもそれらを排除しなければならず、それがなされた後これ以上の争乱も殺戮も無意味だと知っていたのだ。そしてひとたび秩序の形成がなされた今となっては彼もまた新たなる時代には必要だろう、今の時点では。

ジュリエッタは先の英雄としてラスタルの腹心としての地位を確保し、今や戦いから解放され、一人の元戦士としてのガエリオを訪れる。彼もマクギリス、そして鉄華団に対するこだわりとともに闘いの呪縛から解き放たれたようだ。

生き残った鉄華団の面々はそれぞれ新たなる生活を送ることとなった。鉄華団はひと時時代の徒花となっても、それを忘れない者たちによって語り継がれることだろう。

それからメリビットと雪之丞はすでに子宝にも恵まれていて、あとテイワズもアジーの手助けもあって勢力も拡大していった。もちろん不満分子も幾分一掃されていっただろうが。

蒔苗は寄る年波には勝てなかったが、ゆくゆくはタカキがその後継となることでこれもまた次の時代の布石となるだろうか。

そういえばノブリスはあの戦いの後、姿をくらましたライドたちによって討ち取られた。そのライドたちもこの後本当に社会の裏道を歩まねばならないだろうが、どこまでも生き続けてほしいのもある程度の希望だろう。

そしてアトラと幼子の暁、やはり本当にできてたのかと述べておいて、戻ってきたクーデリアを迎えていく。いずれは暁を中心に新たなる物語が紡がれることだろうと述べておいて、ひとまずこの物語は幕を閉じる。

繰り返すけれどそもそも空っぽの存在だった三日月が自分の居場所を求め、それが満たされるまで戦い抜いたのがこの物語の意義というべきだろうか。

そしてそれは彼自身満たされた願いであって、これも繰り返すが彼らの想いは暁たち次の世代に受け継がれるだろう。

しかし今はこの言葉でシメさせて頂きましょう。

この物語に関わったすべての人に、そしてこの連載記事を見て頂いた方々に、どうもありがとうございました。

 

そして暁・ミクスタ・オーガス 

我々は君の到来を待っている、かもしれない。

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