KOFヒドゥンストーリーMI:ラモン編
さてみなさん、今回のKOFヒドゥンストーリーは、隻眼のルチャレスラー、ラモンのシナリオをお送りいたします。セスの調査に顔を出しつつ、彼にとっての旧知との邂逅も踏まえ、どのような闘いを繰り広げられるかをシナリオに込める運びです。
ともかくこういったところで、それでは、ごゆっくり。
オープニング
メキシコのルチャレスラー、ラモン。
ネスツの調査以来セスとはたびたび協力をしてきた彼。今回も興味本位と半ば責任感で今回の争乱に顔を突っ込んでいく。そこには幼い頃の腐れ縁の女性の参加もあり、彼女の真意を質すためにも参加するのだ。
第4回戦(対アンヘル)
・仕合前
ラモン「ようアンヘル、やっぱお前も参加してたとはな、やはりあいつらの言いつけか」
アンヘル「それは企業秘密だよ、あたしたちも調べたいものがあるからね」
ラモン「やはり興味を引かれたか、果たしてどんな陰謀が隠れていやがるか、まあそれよりも、久しぶりに水入らずに付き合おうぜ」
アンヘル「これも面白いよね、あんたとは楽しめるか」
・仕合後
ラモン「どうした、しばらく闘っていないから腕なまっちまったか」
アンヘル「まったく手厳しいなあ、これ以上は任務に支障きたすから、ここらでずらかるわね」
と、アンヘルは去っていく。
ラモン「人生は厳しいもんだからな、しかしここは放っておいてもいいだろ。まあその時はその時だからな」
第8回戦(対ルイーゼ)
・仕合前
ラモン「これは麗しのお嬢さん、お次はあんたが俺のお相手をしてくれるのかい」
ルイーゼ「そんなところね、でもここから先、あなたには闘い抜く覚悟はあるの」
ラモン「そいつは愚問ってとこかな、まあ強いて言えば、この右目にかけてってところだな」
ルイーゼ「どうやら口で言っても分からないようね、ここで私に敗けた方が、あなたの身のためよ」
・仕合後
ラモン「どうだい、俺も引くに引けねえ理由ってのがあるんだ、そいつは分かってくれるかな」
ルイーゼ「たしかにあなたを侮っていた。こうなってしまっては致し方ないわ。これからの闘い、絶対に負けないで」
ラモン「まあそうさせてもらおうか、おやおや、言うだけ言ってお帰りかい」
第9回戦(対デューク)
・仕合前
屋敷の扉の前に立つラモン。
ラモン「さて国家らが本番だな、まずはあんたがお相手してくれるのかい」
扉が開き、デュークが現れる。
デューク「ふふ、”奴“に挑まんとするのは貴様か。お前のことは知っている、エージェントの裏レスラーとやらか」
ラモン「ご存じとは光栄だな、まあ俺も任務に付き合っているだけだがな」
デューク「なかなかに喰えぬ奴だな、だが一つ忠告するが身を引いても多少長くは生き延びることはできるだろう」
ラモン「ご忠告はうれしいがよ、ここであんたと付き合ってもいいぜ。あんたもこの仕合楽しみだろう」
・仕合後
デューク「貴様、なかなかやるではないか。やはりあの修羅場を切り抜けられることはあるな」
ラモン「まあな、俺も俺なりに死線ってやつを切り抜けられてきたからな」
デューク「それもそうだな、ならばお前が奴をどれだけ手こずらせるか、せいぜい見守ることにしよう」
と、デュークは去っていく。
ラモン「まあ、どんなバケモノがいるやら、これも楽しみだな」
最終戦(対ジヴァートマ)
・仕合前
中央広間にたどり着いたラモン。
ラモン「さてここらで最後といきたいがね、俺の方はいつでも準備OKだぜ」
「ふふ、よくぞここまでたどり着いたな、ここが最後の舞台、そして君の闘いもここで終わる・・・・・」
柱の間から、長身の男が現れる。
ラモン「あんたが最後の相手ってわけか」
ジヴァートマ「君の対戦相手であると同時に、本大会の主催者でもある。”クシエル“を統べる闇の爪、ジヴァートマと見知りおいていただこうか」
ラモン「クシエルのジヴァートマねえ、セスが言ってたメフィストフェレスとも関係ありってところか」
ジヴァートマ「この星の闇を支配する、秘密結社“アデス”。その“アデス”が持つ無数のペルソナの一つと思ってもらいたい」
ラモン「いずれにせよただ者じゃないってのも分かったぜ、まずはあんたの目的ってのを聞かせてもらえないかな」
ジヴァートマ「強靭な肉体を持つ格闘家を集めるため、と言っておこう。さあ、その肉体を”我々“に委ねたまえ」
ラモン「チッ、こいつは物騒を通り越して気色悪すぎるぜ。いずれにせよこういうのはとっととブッ倒すに限るな」
・仕合後
ジヴァートマ「・・・流石だな、まさか、この星の人間に敗れるとは、思わなかったよ・・・・・」
ラモン「まあちょっとは驚いたがこんなものか、あんたは一体なんだっていうんだ」
ジヴァートマ「さて、次に会う時までに、もう少し気の利いた答えを出したいものだ」
ラモン「まさかリターンマッチの申込みか、こいつは吝かじゃねえが、俺も忙しい身でね」
ジヴァートマ「フッ、いずれ君もその事実に恐怖することになるだろう、“我々”は、不滅なのだよ・・・・・」
と言って姿を消すジヴァートマ。
ラモン「消えたのか、たしかにバケモノじみてる奴だと思ったが」
その直後屋敷が音を立てて崩れ始める。
ラモン「さて、余計な詮索は後回しにするかな」
エンディング
なんとか屋敷から抜け出せたラモン
ラモン「まあこんなところか、さてセスにはどう報告しようかなと」
そこにアンヘルが現れる。
ラモン「ようアンヘル、そっちの方はどうだ、ってちょっと野暮だったよな」
アンヘル「これも企業秘密ってやつね。こちらも調べるだけ調べられたから。あと借りは返すって言ってたからね」
ラモン「そいつも手厳しいな、しかしお前とは付き合いってのがあるが、そいつもままならないかな」
アンヘル「それはそれでね、今夜はパオパオカフェで、どう」
ラモン「それもいいかもな、それじゃあ行こうか、セスには後回しでいいかな」
アンヘル「そうこなくっちゃね」
と、二人仲良くこの場を後にする。それを遠目で見ているセスがいた。
セス「まったくしょうがないな。まああいつらには縁があるからな」
(スタッフロールへ)
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