今更ながら超時空騎団サザンクロスについて語る
さてみなさん、今回の今更アニメレビューは、もう覚えている人が少ないだろう『超時空騎団サザンクロス』を知ったかぶりながらお送りいたします。
サザンクロスといえば、マクロスから連なる80年代における新時代のSFアニメーション作品を目指した超時空シリーズの第三弾ということだけど、今に至ってもやはり評価が低いのが実情だろう。
大まかなあらすじは、とある植民惑星をめぐって、地球と異星人との紛争の中、機動部隊に所属するヒロインが戦い抜くといったストーリーということで。
SFと戦うヒロインといったシチュエーションは編者としても好きな要素だけどまず問題はキャラ構成、主人公ジャンヌとサブの女性キャラのマリーとラーナの所属がバラバラなのがまず一つ、その一人ラーナが憲兵隊というのは今となっては痛いだろうし、いろんな意味でも中途半端なキャラでもある。次に敵異星人は、三人一組で一個体といういろいろ面倒くさい設定だった。ここだけの話、彼らをみているうち、ウルトラマンのダダを思い出してしまったりするのだが。まあそれはさておき、
マクロス、オーガスもそうだけど純粋な戦記ものの一方、戦いの合間の人間ドラマ、ひいては青春群像や敵味方のロマンス等も先の二作にもひけはとっていなかった。
それでもやはり人気が出なかった故か本編は2クール半年辺りで終了し一連の超時空アニメシリーズは終焉を迎えた。その後マクロスは数多くのシリーズが放映され、オーガスも一応続編が発表されたが、その意味でもサザンクロスは不遇な扱いを受けているともいえる。
やはり世界観のみでは物語は動かず、キャラクターの動ける環境が一番大切だとひとまず意見を述べたい。
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