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ドラえもん・オリジナル大長編:新・のび太の海底鬼岩城(予想)その3

ドライブの後キャンプ場近くの海底山地のふもとに着いたドラえもんたち。

「夕食までは時間があるから、あの山でサンドスキーをしよう」

と、ドラえもんの提案でサンドスキーを楽しむこととなった。

ジャイアンとしずかちゃんはスキー板、スネ夫はボード、そしてのび太くんはソリですべることにした。

スネ夫「あれのび太、ソリなんてお子さまだな」

のび太「うるさいなあ」

みんなが思い思いにすべっていく、途中のび太くんがソリから転げ落ち、そのまま斜面を転がっていく。

しずか「ああっ、のび太さん!」

ドラえもん「大丈夫さ、この砂地は柔らかいし、海の中は浮力があるからね」

のび太「ほんとだ、転んでも、痛くないし、このまま、滑っちゃえ!」

おしりでそのまま滑っていくのび太くん。やがて大きく弾んでから、ふもとに着地する。

ジャイアン「すげえ」

スネ夫「やるじゃないか、のび太のくせに」

さしものスネ夫たちもこれには感心せずにはいられなかった。

こうしてサンドスキーを楽しんだ後でキャンプ場に戻り、ドラえもんが夕食の支度をする。そんな中、しずかちゃんは帽子テント内のお風呂を楽しむことにした。

しずか「海底で入るお風呂もまた格別ね。そうだ、ドラちゃんが言ってたボタンってこれね」

壁のスイッチを押すと、部屋中が海底の景色に変わっていく。

しずか「夢のようですてき、まるで人魚になったみたい」

みんなが支度を済ませ、夕食はグルメテーブルかけで出した肉でのバーベキューを屋外で楽しむことになった。

まずジェルの力で夜でも明るいので、周りの光を遮断して夜を作り、バーベキュー用の安全たき火でのキャンプファイアーで肉を焼くのだ。

ドラえもん「バーベキューの肉に向けて赤外線が照らされてこんがり焼く仕組みになってるんだ」

と焼けたバーベキューをみんながうまそうにかじりつくのだった。

ドラえもん「いくらでも焼くからドンドン食べてよ」

のび太「キャンプでのバーベキューも楽しいもんだなあ」

そんな中かすかな異変が起こった。

ジャイアン「ん、おいスネ夫、ここにあった肉どこへやった」

スネ夫「し、知らないよ」

ドラえもん「まだたくさんあるからそうあわてないで、って、あれ・・・・・」

なぜかドラえもんが取り出した肉もいつの間にかなくなっていた。

のび太「ちょっと待って、誰かがお肉をとったってことは、こうやって上に持てば・・・・・」

のび太くんが肉をかかげると、どこからか長い触手が肉を持ち去った。

スネ夫「ま、まさか、これって・・・・・」

ジェルの外からの物陰に現れたのは。とてつもなく巨大なイカだった。

のび太「そーらみろ、さっきのイカだ。嘘じゃなかったんだ!」

ドラえもん「よろこんでる場合じゃないでしょ!」

みんなこの場を離れキャンプ場中央へと避難する。

ドラえもん「深海に住むダイオウイカは大きくてもせいぜい15メートルそこそこだけど、あれは30メートルほどあるぞ」

のび太「ど、どうするのドラえもん、みんな食べられちゃうよ」

ドラえもん「安心してのび太くん、イカも海の生き物だから陸の上では生きられないんだよ」

しかしそのイカはジェルを通り抜けて近づいてくるではないか。

スネ夫「どうするんだよ、入ってきたじゃないか」

ドラえもん「とにかく逃げよう」

みんなさらに奥へと逃げようとした。しかし一人逃げ遅れたのび太くんが捕まってしまった。

しずか「ああっ、のび太さんが」

ジャイアン「のび太をはなせ!」

みんながのび太くんを引きはがそうとして、ドラえもんもガラクタを出しまくったあとでスモールライトを出してイカに向けんとしたが結局捕まってしまう。

スネ夫「みんな捕まっちゃったよお」

のび太「もう、ダメだあ!」

その時であった。ジェルの外、海底の暗闇から1機の潜水艇が現れて、これまたジェルを越えて近づいてくる。その潜水艇から一人の兵士らしき人物が出てきた。

「・・・こんなとこにいたんだシルビイ。でも、この人たちは・・・・・?」

その兵士に気付いたドラえもんが呼びかける。

ドラえもん「あっ、ちょうどいいところに、あの、僕らを助けてくれませんか」

そのイカは兵士におびえるようにドラえもんたちをつかんだまま逃げようとする。

「・・・しかたがないな・・・・・」

兵士の合図とともに潜水艇から光線が発射され、ドラえもんたちごとイカは気を失う。辺りはすっかり闇に包まれてしまう。

「ようやくおとなしくなったな」

「でもこれからどうするんだ、エル」

「この子たちをこのままにしておくわけにはいかないな、とりあえずは本国まで連れていこう」

「しかしこいつら深海保護の技術をものにしてるとは、こいつも大変な問題、だよな」

「とにかくこの対策は話し合うことにして、とりあえずこの子たちを・・・・・」

潜水艇からもう一人出てきてイカとドラえもんたちを回収するのだった。

 

のび太くんが気が付いた先はとある一室のベッドの上、そこにはドラえもんとしずかちゃんの二人、何故かジャイアンとスネ夫がいない。

のび太「あれ、ここどこだろ、ドラえもん、それにしずかちゃんも」

ドラえもん「どこかの家みたいだけど」

しずか「スネ夫さんとたけしさんはどこかしら」

その時、扉が開き、一人の少年が入ってきた。

少年「やあ、気が付いたかい」

気さくに挨拶をする少年にドラえもんが何かに気付く。

ドラえもん「あ、君は先に僕らを撃った人、君は一体何者なんだ」

少年「傷付けるつもりはなかったんだ、あのまま君たちを放っておくわけにもいかないから、シルビイごと捕まえざるを得なかったんだ。それから僕はエル。この国の兵士を務めてるんだ」

しずか「ところでスネ夫さんたちはどこなのかしら」

少年「うん、捕まえる際に君たちの思考を調べたんだけど、あの二人は粗暴性と虚言性、つまり乱暴な性格とうそをつきやすい性格があったので地下の施設に閉じ込めていたんだ」

ドラえもん「ちょっと待ってよ、あの二人はそりゃ乱暴でウソツキだけど、本当はいいやつなんだ」

のび太「出してあげてよ」

しずか「どうか、おねがい」

ここまで言われて困り顔のエルもひとまず了解せざるを得ない。

エル「そんなに言うならしょうがないな」

ということでかくまわれた宿舎を出て、エルの合図とともに近づいてきた小舟に乗り込んでいく。宙を浮く舟から大きな街並みは広がっていた。

のび太「大きい街だなあ」

ドラえもん「海底にこんな街が、でも、これって」

エル「これが僕たちの海底人の国ムー連邦の首都レムリアさ。君たちがキャンプを張った場所からほどない距離にあるんだ。

やがては中央の大きな建物前の広間に舟が降り、中のエレベーターに入っていく。

ドラえもん「君たちが海底人なのは分かるけど、どうしてそんなに人をうたぐるのかな」

エレベーターで地下に降りつつ、ドラえもんが訪ねる。

エル「僕たちは数千年の永きにわたって、時折地上の様子を見ていたんだ、その間たくさんの国が栄えては滅んでいった血みどろの歴史とともにね。そりゃ警戒するのは当たり前だよ」

のび太「ところで海底人って一体なんなの? ここは空気の中だから僕たちと変わりないけれど」

エル「君たちの先祖がまだケモノを狩ったり木の実を取ったりしていたころ、僕たちの先祖は高い文明を築いていたんだ」

しずか「そんな」

ドラえもん「まさか」

のび太「信じられない」

エル「いやいや、それが事実なんだよ」

エレベーターはさらに下に降りる。

エル「その文明を築いた先祖があるとき戦争を起こして、たくさんの被害を出したんだ。そこで時の指導者たちは地上を捨てて海底に安住の地を築いたんだ。二つの勢力に分かれてね。もちろん小さな勢力もあるけどともかくその二つの勢力。今の太平洋にムー連邦、大西洋にアトランチス帝国とね」

やがて地下の薄暗いフロアにたどり着く。その奥の扉、屈強な兵士に守られたその中にジャイアンの怒鳴り声が響く。

エル「中の様子はどう?」

兵士「やあエル、さっきからこの調子さ」

ジャイアン「人をこんなとこへ押し込めやがって、出せっ、出さねえとぶっ壊して火をつけるぞ、こんにゃ!!

中のジャイアンの暴れっぷりにエルもあきれ顔で問い掛ける。

エル「これがいい人」

のび太「いきなり閉じ込められちゃなあ」

エル「ともかく、もうちょっと様子を見て、少し落ち着いてから事情を話すから」

と地下牢を後にして中庭に上がる。そこにはさっきの巨大イカと一人の女の子がいた。女の子はイカに手を差し伸べ、イカも触手を近づける。

のび太「あれ、さっきのイカだ。あの女の子が食べられちゃう」

エル「あの子はリムといってこのムー連邦の首相の娘なんだよ。それにこのイカはペットのシルビイで、時々逃げ出すからそのたびに僕らが連れ戻しに行くのさ」

ドラえもん「それで僕たちと出くわしてそのままつかまえちゃったのか」

やがて女の子リムはエルたちに気が付いて話しかける。

リム「あら地上人の人。うちのシルビイが迷惑かけちゃったわね。この子そんなに乱暴な子じゃないの。ちょっとひとなつっこいところがあるのよ」

ドラえもん「たしかにのび太くんを食べようとするそぶりはなかったからなあ」

のび太「僕はいい迷惑だったんだ」

リム「ところでエル、これからどこへ行くの」

エル「これから首相に彼らを会わせるんだ」

リム「そうなの・・・・・」

と、リムたちを後にその官邸へと向かう。やがてリムも後をついていくのだった。

レムリア中央政府、首相の執務室に連れられ、ドラえもんたちはその首相と顔を合わせる。その首相、威厳はあるがいささか気難しい人物でもあった。

首相「よく来てくれたと言いたいが、はっきり言って君たちの来訪にはいささか困っている。しかしこの国に迎え入れてしまったからには致し方ない。君たちにはこの国の客人として滞在してもらう」

のび太「ずいぶんな言い方だなあ、僕らはいきなり連れてこられたのに」

ドラえもん「せっかくのお誘いですが、僕たちは早く日本に帰りたいんですが」

ドラえもんの受け応えに、首相は重いため息の末に告げる。

首相「それは、認められん。君たちを地上に帰すわけにはいかんのだ」

「ええ!?

首相「地上人に我らのことを知らされるわけにはいかないからな」

しずか「そんな、このことは誰にも言いませんから、地上に帰してください」

首相「だめだ、そもそも君たちは我が領域に侵入した、いわば密入国の身だ。本来なら死刑にされても文句は言えないのだ。それを吐き違えてはならない」

首相の言葉は重い。しかしそれを傍らで心配そうにのぞき込んでいた人影がいた。しかし首相はそれに気づいて、

首相「うむ、リム、ここに来てはいかんと前にも言ったではないか。すぐに部屋に戻りなさい」

リム「はあい」

心配そうにドラえもんたちを見やりながら、リムはこの場を後にする。

首相「ともかく、君たちは落ち着くまで大人しくしてもらう。エル、引き続き彼らの監視を頼む」

エル「分かりました・・・・・」

エルの応えも重々しい。こうして首相との対面は終わり、ドラえもんは先の宿舎に戻されるのだった。

 

つづく

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