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第32話:友よ<ガンダム 鉄血のオルフェンズレビュー>

泥沼化した戦況についにマクギリスが発ち、彼の失脚をラスタルに命ぜられたガランにとっては願ってもないチャンスだった。あわよくば鉄華団との共倒れを狙うべくタカキたちの出撃を命ずるのだった。

卓越した操縦技術で敵を着実に撃破するマクギリス。それをタカキらも操られるままに狙うべく悲壮なる出撃に臨む二人。

対峙するマクギリスとタカキたち。まずはガランが突出しマクギリスに差し向けんとするが。マクギリスはタカキらに呼び掛ける。しかしアストンの呼びかけでタカキも突出する。マクギリスもやむなく立ち向かわんとするも、アストンが身を挺してマクギリスを引き止める。そこにガラン隊が割り込んですべての始末を付けんとするも、同じくバルバトスら鉄華団本隊も舞い降りる。戦意は十分な三日月だがこれにはガランも不利とさとりひとまず撤退する。

残されたタカキたち、アストンはすでに致命傷を負っていた。駆け付けるタカキだが、デブリとしての身分の生と重ね合わせつつ最後まで憎まれ口をたたきつつ、最期は感謝の言葉とともにこと切れてしまう。タカキの慟哭が戦場に響く。

支部ではラディーチェが事態を図りかね連絡を取ろうとするが、そこにはユージンと昭弘が到着していた。裏切りが露呈し、何とか取り繕うとするも結局確保された。そこにアストンの戦死の報せが届く。昭弘にとっても兄弟も同然のアストンに死なれ、その黒幕のガランを討ち取らんと誓うのだった。

一方ガラン、次の仕事のため高跳びせんとするも、すでに鉄華団が来襲してきた。早すぎる来襲によくよく対応するガラン、しかし鉄華団も戦力は充実していた。ことに怒りに燃える昭弘はガランを追い詰めていく。一方で雑魚に対する三日月のアシストをせんとするも、経験不足から結局足手まといとなった。

グシオンの性能差からか追い詰められるガランも応戦しつつ昭弘を挑発するも、かえって冷徹な意思で討ち取られていく。死に際の最期の一撃とばかりに自爆するガラン。その死にざまに昭弘は何を想うか。

支部に戻りラディーチェを尋問するユージンたち。しかしなおも自己弁護に終始するラディーチェにもはや言葉は無用と始末せんとする三日月だが、タカキが話を付けんとこの場を引き受ける。なおも口を運ぶラディーチェだが、結局すべての精算をはからんとしたタカキに引導を渡されるのだった。

一方でハッシュは自分の無力をただ噛みしめるが、同僚のデインに諭されひとまず収まるが。

後に三日月とマクギリス、死に際にすべてを消し去ったガランの手際の良さに感じ入りながらも、黒幕の存在には感づいているが。この時点ではまだ友好的な関係なのだが。

あとどうでもいいことながらギャラルホルン創始者のアグニカとやらも後に影響するのか。

アリアンロッドではガランの戦死を知らされ悲しむジュリエッタを諌めるラスタル。彼もまた表情を表に出さずに、自らの影となり続けた彼の死を悼んでいたが。

そして帰宅したタカキは、フウカにアストンの死を告げ、ここにひとつの、無意味に仕組まれた戦いが終わったのだ。

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