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今更ながら電影少女について語る

さてみなさん、今回は90年前後のジャンプの名作『電影少女(ビデオガール)』について知ったかぶりながらも述べたいと思います。それでは、ごゆっくり。

 

電影少女といえばかつてはウイングマン、最近ではZET-MANで有名な桂正和先生のいわゆる近未来SFラブストーリー漫画である。

物語は何かと女の子にモテない少年洋太が不思議なレンタルビデオ屋さんにたどり着き、一本のビデオテープを借り受ける。それを再生し、デッキの中から出てきた少女あいとのふれあいとその周りの人びととの人間ドラマがおおまかな内容である。

今ではDVDを通り越し、Blu-ray等ビデオディスクが映像メディアとして流通しているが、当時としてはまずテレビの画面から何かが出てくるシチュエーションにビデオを媒体として話を進めることが斬新だった。もしリメイクするのであればやはりDVDやBlu-rayで話を進めることだろう。

加えてビデオ等の媒体から出てくるガールフレンドという発想も、少し後の『ときめきメモリアル』を経て『アイドルマスター』や『ラブライフ』等にもつながったかなとも思ったりもしています。

そんなビデオガールのストーリーにはとてつもない裏があって、実は未来から人間の感情を取り払い、人類の繁栄のためと称して管理支配をたくらむ未来人が送り込んだ人造人間だったのだ。

しかし(彼らから見れば)未完成品だったあいとヨータを処分せんとするのに対し、独善的な彼らに反発してひとまずエージェントの一人を退けて平穏を取り戻した。不完全でも人の心を大切にする未来を選び生きていこうとする二人に感銘した人も少なくはないと思う。

ただもしもリメイクがあれば中盤チラッと見えた未来人の総元締めを中心とした攻防も見てみたいと思うのはゲスの勘繰りかもしれない。

ともかくこの電影少女(ビデオガール)は90年代はじめのジャンプの名作としてマンガファンの心に残ったことだろう。

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