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ドラえもん・オリジナル大長編 新・のび太の海底鬼岩城(予想)その1

さてみなさん、今回から始まるドラえもんオリジナル大長編の予想小説、新・のび太の海底鬼岩城。あの時のお話を編者なりに現代風にアレンジし、もちろん読みやすいようにと心を砕いたつもりです。

今回はドラえもんたちが海底キャンプにいくまでの紆余曲折すなわちいきさつをお送りする運びです。それでは、ごゆっくり。

 

それはとある夏休み、いつもの空地でジャイアン、スネ夫、しずかちゃんとで今年のキャンプはどこへ行こうかと話し合っていた。

しずか「たまには山に行きたいわ」

スネ夫「いやいや、やはり夏といったらやっぱり海さ、ねえジャイアン」

と、しずかちゃんとスネ夫、ジャイアンが海か山かで言い争っていた。そこにのび太くんが顔を出す。

のび太「みんな、何話してるの?」

スネ夫「あ、のび太、今こんどのキャンプでどこ行くか話してるんだ」

ジャイアン「おれたちは海に行こうって言ってるけど、しずかちゃんは山へ行こうって言うんだぜ」

しずか「のび太さんはどこに行きたいの」

スネ夫「おっ、そうだ、もちろんのび太は海に行きたいよなあ」

そんなのび太くんは一言、

のび太「僕は、どっちでもいいかな」

突然、みんなは静まり返り、次にいっせいに抗議の声をあげる。

しずか「どっちでもいいだなんて、そんなの男らしくないわ、のび太さん」

ジャイアン「そうだ、どっちにするかちゃんと答えろよ」

スネ夫「そうだ、そうだ!」

3人に詰め寄られ、のび太くんは逃げるように応える。

のび太「そ、そうだ、ドラえもんはどっちに行きたいか相談してからじゃダメかな・・・・・」

そしてそのまま家まで一目散に逃げ帰っていく。

「ドラえも~ん!」

 

家に帰ったのび太くん。部屋ではいつも通りドラ焼きを食べながらネコの旅の本を読んでいる。

ドラえもん「ふーん、そんなの簡単さ。海底の山を登ればいいんだ」

その答えに一瞬のとまどいの後、のび太くんは言葉を返す。

のび太「あのね、ドラえもん、海の底って言うけど、僕だってそこがどんなところか知ってるよ。海の底はとっても暗くって周りはよく見えないし、ものすごい水の重さですぐにペシャンコだよ、そんな陰気くさい所なんて行ってもあまり意味ないよ」

するとドラえもんはのび太くんににじり寄る。

ドラえもん「のび太くん、僕を誰だと思っているの」

のび太「青い雪だるま」

その言葉にズッコケてからさらに返すドラえもん。

ドラえもん「もう、海底のキャンプだったら未来の道具で何とかなるって言ってんだ。とりあえずついてきて」

と『どこでもドア』で近くの海岸にのび太くんを連れていく。

のび太「それで、どうやって海底の山に行くの」

それはね、まずこれに乗ってね。

とポケットから一台の車を取り出す。

ドラえもん「『水中バギー』これは陸はもちろん水の中ならどんなところでも走ったり進んだりする未来の乗り物だよ」

のび太「それよりも僕らはどうやって水の中で息ができるの、魚じゃあるまいし、あっという間に息が詰まっちゃうよ」

ドラえもん「それはね、これを使うんだ。未来の世界の科学技術が生んだ『テキオージェル』」

と、ガン型のチューブから出る液体をのび太くんの手のひらにのせる。するとその液体が身体中を包んでいくではないか。

のび太「これで海の中でも大丈夫なの」

ドラえもん「もちろんさ、さあ出発だ」

とバギーで海の中へと進んでいく。

やがて陸から上がり興奮気味ののび太くんが感情を高めて告げる。

のび太「すごい、海の底にこんな高い山が立ってるなんて」

ドラえもん「その山のふもとでキャンプをして、山を登ったりスキーをしたりと楽しみはいっぱいあるんだよ」

のび太「うん、早速しずかちゃんたちに教えてやろう」

と、後日しずかちゃんたちにキャンプの計画を詳しく教え、ドラえもんたちも準備を始めようとしたのだった、しかし・・・・・

 

「いいえ、いけません」

と、ママが待ったをかける。

のび太「どうしてなの、ドラえもんとみんなで一緒に行くっていうんだよ」

ママ「まだ夏休みの宿題があるでしょう、全部片付けるまでどこにも行っちゃだめよ」

のび太「え~っ、それじゃあ夏休みが終わっちゃうよお」

ママ「そうならないためにも頑張ってやることね、それが終わったらキャンプでも何でも行ってらっしゃい」

そう言われればのび太くんもぐうの音が出なかった。そこでまずしずかちゃんに電話で連絡をつける。

のび太「もしもししずかちゃん、キャンプの件だけど・・・・・」

しずか「そう、宿題で延期ですって、それじゃあ、がんばってね」

と、ひとまず延期を了承したが。

 

そこでその数分前に話を戻ることにする。

スネ夫「考えてみれば海の山登りってのも悪くないかな。未来の潜水艦で海底探険と海底の山でスキューバダイビング。考えるだけでワクワクしてくるよ」

思いをめぐらせていくうちに野比家へとさしかかるスネ夫。

しかし、裏庭でのママとのやり取りを塀越しに聞いてしまう。

スネ夫「おーい大変だジャイアン」

と、あわててジャイアン家に向かうスネ夫。

ジャイアン「なんだって、のび太の宿題が終わらないと行けないだと」

スネ夫「そうなんだよ、今までが今までだから、このままじゃ」

ジャイアン「のび太の頭じゃなあ・・・・・」

スネ夫「いつまでたっても行けないかも」

ジャイアン「よし、今からのび太ん家へ行って、ぶんなぐってでも宿題終わらせてやる」

意気込んで野比家へと向かうジャイアンとスネ夫だが、途中しずかちゃんと出くわした。

スネ夫「あれ、しずかちゃんどこ行くの」

しずか「今からのび太さんのところへ宿題を教えに行くの。私だってキャンプに行きたいから。そうだ、たけしさんたちも一緒に行きましょう」

しずかちゃんの言葉にジャイアンたちも理解して応える。

スネ夫「それだったら僕らも付き合おう」

ジャイアン「おう、今からしたくしてくるぜ」

というわけで3人は勉強道具を持って野比家を訪れるのだった。

ママ「あらしずかちゃん、何のご用かしら」

しずか「はい、みんなでのび太さんのお家でお勉強会をやろうって決めたんです」

ママ「まあ、それはそれは、のび太、しずかちゃんたちが来たわよ」

スネ夫「おじゃまします」

ジャイアン「こんちわ」

と、全員二階へと上がっていく。

部屋ではのび太くんが机でだらけていた。

しずか「あら、どうしたののび太さん」

ドラえもん「のび太くんもはじめがんばろうとしたけど、結局こうなっちゃって」

のび太「だって、ぜーんぜんわかんないんだもん」

しずか「大丈夫よのび太さん。私たちと一緒に宿題を終わらせましょう」

と泣き言ののび太くんをなだめるしずかちゃん。

のび太「教えてくれる、それならやれるかもしれない」

スネ夫「海底は神秘の世界。夢と冒険が僕らを待ってるんだ」

のび太「そう言われるとワクワクしてきた。だいぶやる気が出てきたよ」

こうしてのび太くんもやる気を取り戻した。

ジャイアン「じゃあ、早速始めようぜ!」

こうしてジャイアンの号令で勉強会が始まった。

しずか「この問題はこうやって解くのよ」

と、算数の問題の解き方を教え、

スネ夫「サンコの森を散策したり、クジラの群れと競走したり・・・・・」

と、キャンプの予定を話したり、

ジャイアン「こおら、気を抜くんじゃない!」

と、眠りこけるのび太くんの頭をこづいたりと、みんなが勉強会にてのび太くんの宿題を片付けるのに力を尽くすのだった。

ドラえもん「みんながキャンプのために力を合わせてるんだ。よし、ここは僕も」

ドラえもんも『マッドウオッチ』でのび太くんたちの時間を3倍早めて勉強会の能率を高めるのだった。

こうして3日目の朝が訪れた。

ママ「これ、ほんとにみんなやったの?」

のび太「うん、みんなのおかげでね」

念のためにしずかちゃんも確認を手伝ったが、さしものママもこれは喜ばずにはいられない。

ママ「ほんとにがんばったのね、のび太もやればできるじゃない」

のび太「それじゃ、海のキャンプに行ってもいい」

ママ「もちろんよ、じっくり楽しんでいらっしゃい」

ママには近くの海での海水浴と告げていたのだ。

のび太「聞いたみんな、ママからのOK」

しずか「ええ、もちろん」

ドラえもん「それじゃ、明日の朝、いつもの空き地で」

「やったあ!」

こうして、ドラえもんたちの海底探検キャンプがはじまるのだった。しかしこれが世界の危機に巻き込まれる出来事に巻き込まれることなるとは知るよしもなかった。

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