第29話:出世の引き金<ガンダム 鉄血のオルフェンズレビュー>
サンドバル討伐のつもりが思わぬ混戦を強いられる三日月。ジュリエッタのレギンレイズと張り合ううちにサンドバルの態勢を立て直す隙を与えてしまった。
鉄華団本隊もギャラルホルン本隊相手ではうかつに手を出せない。ここは三日月の奮戦に期待するオルガたちだが。
逃げるサンドバルに追撃する三日月とジュリエッタ。ともに側近に手こずっているも石道の援護もありよくよく追い詰めていく。サンドバルらの反撃をひとまず打ち破り、いざ倒さんとするも今度はイオクの援護射撃だが今のジュリエッタのとっては邪魔者か。その隙に石道がジュリエッタを取り押さえ、今度こそ三日月の独壇場となった。イオクの狙撃と側近の防備をも突き破り、追い詰めて今度こそとどめを刺さんとするもサンドバルが機体から出てきてひとまず攻撃の手を止める。まあ三日月のことだから死体でもよかったかもしれないけどそうもいかないか。ともかくも夜明けの地平線団討伐作戦は成功のうちに幕を閉じた。
取り押さえられたサンドバル、更なる敵の存在をほのめかすもそれも受けて立つと返すオルガ。たしかに敵はまだまだ隠れてはいるが。たとえばテイワズ内部でも鉄華団を快く思わないテイワズ幹部もいて今回の手柄をやっかんでいるが。それをなだめつつもハーフメタルのシノギを鉄華団に任せることになった。それが新たな火種となることを懸念する名瀬なのだが。
一方でギャラルホルン火星支部に落ち着いた石道、マクギリスを迎えるべく一つ策を練らんとしているが。
つかの間の休息にてあのハッシュが三日月にMSに載せてくれるように頼みこむ。ひとまず生返事で返す三日月だが、果たしてどうなることか。一方でクーデリアのもとを訪れたアトラ。クーデリアは三日月を探すもアトラは仕事があると告げるのだが。
オルガたちが車で向かった先、アウリムが地平線団が排除されたことについてノブリスに保護を求めんとして連絡を取らんとするも埒が明かない。というよりノブリス自身もてあまして切り時と判断したか。しかしあの女秘書は今はどうでもいいようだが。それはさておき焦るアウリムのもとオルガたちが入り込んできた。
一連の事件の落とし前を付けるべく、口を走らせるアウリムを遮って揺さぶり、なおも抵抗せんとするもすでに事務所は制圧されていた。結局は三日月に始末されてしまったアウリム。所詮はそれだけの小悪党だったが。その後ろにはあのノブリスもいるからまだ予断は許されない。
また一つ業を重ねたことを知らずかクーデリアとアトラは三日月を想いつつ話に花を咲かせるのだが、やはり今回の事件が尾を引いていたか。
一夜明けひとまず帰途に就くクーデリア。アウリムの件を聞き、ギャラルホルンが後始末をしたことはともかく、また三日月の手を汚したことを案じる彼女。
一方で任務の報酬としてのハーフメタル鉱山を訪れたライドたち。いまだ手つかず状態の底に呆然としつつも、これからのことも漠然としつつも考え出していくが。そんな彼らのもと採掘現場にて何とMSともう1機の機体、前者はガンダムフレームということで心躍らせるシノ。こうなれば団内で大きく動くのは必至か。
宇宙に上がりギャラルホルン司令官としてのマクギリスと対面するオルガと三日月。ことにオルガは素顔の彼との初めての面会である。会談の中でマクギリスはギャラルホルン内部の粛清を含め、更なる高みにのし上がる。そのために鉄華団の力が必要と告げる。内心快く思わないオルガも、当面の目標のためマクギリスの力も必要で利害の一致で協力を承認するのだった。
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