第21話:蒼き翼<今更ながらビルドファイターズ・トライレビュー>
グラナダ学園のルーカス=ネメシス、彼が駆るクロスボーンは我梅のガンプラを難なく粉砕する実力だった。その造形、そして戦闘技術、いずれも非の打ちどころはない。
そのルーカスは次の試合のチームメイトを選考する一方財団から派遣されたスタッフのサポートを体よく謝絶する。そういう意味でもアイラの教えがものを言っているか。
一方でセカイたちも期待の調整に余念がないが、セカイの技術のよさに感心するユウマだが、もともと手先は器用な方でこちらの技術もすぐ身に着いていたか。しかしここにきてセイの技術の高さに感嘆するフミナだが、いくらバケモノといっても彼もユウマたちの時分は結構苦心していたというのは周知のとおりだから。要はいかにガンプラと付き合うかということか。
一方のミナトもミライの中継は後回しでこれまた自機の調整に余念がない。今や天王寺のクルーもミナトには全幅の信頼を置いている。これも彼が勝ち得た信頼であるが、それすらも自分のガンプラへの想いゆえのことというか。
一方アランのもと久しぶりに素のユウキが顔を出した。優勝の前祝とうそぶくアランだが、これも素晴らしきバトルを繰り広げてくれた好敵手への感謝の意だともいっている。それは学園のメンバーも同じこととも、まあアドウはともかく、ウィルとシアはそれなり感じているかもしれない。そういった意味でもこの大会からいずれは世界のレベルへと羽ばたくようにと、それがアランの本心であったか。
明けて大会準決勝、組み合わせの結果、ガンプラ学園はグラナダ学園と、セカイたち聖鳳はミナトたち天大寺とそれぞれ対戦することになる。
セイたちとの対戦ができないと表面的に残念がるルーカス。ここにきて強敵ともいえるライバルが3組というのも尺的にはどうかとも思うけれどこれも致し方がないことか。
対してそれぞれ勝ちを宣言するウィル、シア、そしてミナト。ここに来て一触即発の雰囲気か。ここでひとまずは次の試合まで調整を行うユウマたちだった。
かつて戦った統立と我梅、それぞれ両学園の強さをはかったうえで成り行きを見守らんか。
こうして両学園の対戦が始まった。何とルーカスは補欠メンバーをパートナーに選んだ。世界を知る彼一人でガンプラ学園に対せんとするのか。
ともかく試合が始まり空中の浮遊大陸にて両者がまさに飛び立った。まずルーカスが突出、ウィルたちの攻撃を難なくはじき返す。ことにアドウをも圧倒する実力に、彼もまた高揚とともにジエンドの真の姿を現す。フルクロスを追い込んでウィルで攻め込む。ここにきてルーカスも僚機を投入するが。ここはシアに任せてウィルはアドウの支援に回る。シアの後方をついたのはフルクロスのコアファイター。フィールドを破って手傷を負わせるに至る。ひとまずはシアの足止めに成功したが。
なんともう1機をフルクロスの補給役に据えていた。体勢を立て直してウィルたちに立ち向かうルーカス。
2対1での挟撃に何とか受け止めるルーカス。アドウの爪に隠し腕で対しウィルには力業ではじき返す。その強大な出力は僚機による補給にありとまずはアランが気づいたが。
そこにウィルたちも急襲。補給役を1機落とし、もう1機のもとへ急ぐルーカスを追う。
そのもう1機も補修を終えたシアが撃破。これでルーカスのみとなったが。このまま判定勝ちに持ち込むことはウィルたちの誇りが許さず。一方ルーカスも勝負は捨ててはいない。ここはウィルが対することになる。
ここまでくればあとは力業のみ。さらにウィルはトライジェンドから発する光の翼。その蒼き翼でルーカスを圧倒する。まさに全力を使い果たした後、崩れ落ちたのはルーカスのフルクロスだった。
その未来への光の翼でまずはウィルたちが世界への路を開くに至る。そして次はセカイたちトライ・ファイターズの番ということになるのだが。
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