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今更ながらハリポタレビュー:ハリー=ポッターと死の秘宝PART2

さてみなさん、ついにと申しますか、ようやくハリポタシリーズの完結編ともいえる『ハリー=ポッターと死の秘宝PART2』のレビューをあらすじとともにうろ覚えながらもお送りしたいと思います。思えば長い道のりでしたが。

魔法界、並びに世界の命運をかけ、あの男ヴォルデモートとの決戦に臨むハリーの畝みやいかにということで、それでは、ごゆっくり。

 

トビーを弔い次なる分霊箱がクリンコッツにありと聞き、一緒にさらわれたゴブリンに案内を依頼せんとするが、代償としてグリフィンドールの剣を求める。

剣も箱と同じく大切なアイテムだが、ひとまずは要求を飲むのだった。

例のごとく変装して潜入し、分裂の罠を抜けて箱を手にするが土壇場でゴブリンが裏切った。こういうのはやはり信用しちゃいけなかったか。

しかし同じく罠として捕らわれたドラゴンを使ってなんとか抜け出せた。が肝心の剣がなければ箱を処分できない。

ひとまずの避難先と定めたホグズミートの村でもデス・イーターの魔の手が伸びていて、ダンブルドアの弟アバーフォースの協力を取り付け何とかホグワーツへと潜入できた。かれもまた悪態をつきつつ陰ながらハリーを見守っていたのだ。

ひとまずホグワーツに戻ったハリー。そこはスネイプが校長に就いて生徒たちを締め付けていた。それをマクゴナガルの助けもあり退散させることができた。

さらに騎士団も駆け付け、来襲してきたヴォルデモード軍に備え守りを固めることに。一方でハリーはルーナの助言により箱の手がかりレイブンクローの髪飾りを求めヘレナ=レイブンクローの霊と対面する。髪飾りもまた箱の一つなだけにヘレナもなかなか心を開かない。しかし心を込めた説諭で何とか手がかりを教えてくれた。

ついに到来したヴォルデモート軍。まずは鉄壁の守りに攻めあぐねているようだが、それも時間の問題か。

一方でもう一つの破壊の鍵、秘密の部屋で日記を破壊したバジリスクの牙を求めるロンたち。すでに朽ち果てたそれを手にし、箱の破壊に成功する。苦しむヴォルデモートだがハリーも同じく苦しみだすが。結局彼の死力での魔法で障壁が破壊された、しかしその際杖にヒビが、彼の魔力の強大さに耐えられなかったのか。

ついにヴォルデモート軍の攻勢が始まった、ジニーとしばし別れを惜しみ髪飾りを求めるハリー、しかしドラコもどさくさに紛れて潜り込む。必要の部屋に入り物置内で対峙するハリーとドラコ。ロンたちも加わって争乱となりたちまち物置も炎に包まれる。自ら放った炎に巻き込まれたドラコをも助け出し髪飾りも破壊にこぎつけられた。

戦火も拡大する中、敵はともかく味方にも次々犠牲を出していく。そんな中でヴォルデモートを探し出すハリーたち。一方の彼も呼び出したスネイプの命を奪う。ニワトコの杖を自らのものにせんがために。しかし虫の息のスネイプは駆け付けたハリーに記憶を託し息を引き取る。

そこにヴォルデモートの伝言が入る。一時停戦の後にハリーとの対戦を要求する。

そこでハリーはスネイプの過去を知る。

それはハリーの母リリーへの愛情、叶わぬと知りつつ彼女を見守り、彼女を守り切れなかった後もその子ハリーを隔意を装いつもも守っていたことをも知ったハリー。ダンブルドアに手をかけたことも、いずれ来るであろうさだめ~杖の力を抑えんがためにダンブルドア自身が依頼したことをも知ったのだった。

そしてハリー自身が箱の一つとなり、彼を倒すには自分の死が条件となることも。

衝撃に事実に驚愕するハリー。しかしすべてを受け入れんと決戦に臨む。今度こそみんなを守るため、そしてスネイプも定めをすべて受け入れたと同じく自分の運命に立ち向かうために。

決戦の場、禁断の森にて持っていたスニッチからよみがえりの石を手にする。そこに父母、シリウスらの魂が現れ、改めてハリーの支えとなる。

ヴォルデモートの元へと現れたハリー。彼の死の呪文がハリーを覆い、気が付けば一面白い光の場所。謎の生き物とともにダンブルドアが現れ、いわばこれからの生を選ぶことを示す。ダンブルドアが去りその光の先にハリーが目指すものがあるというが。

総てを終えたと知ってかヴォルデモートも再び総攻撃を命ずる。しかしドラコの母は倒れたハリーに寄り添い、彼の死を告げる。

夜明けの時、倒れたハリーを見せ降伏と服従を言い渡すヴォルデモート。ドラコに続きネビルが歩み寄るも決然と拒否を告げる。その手にはあの剣が握られていた。そしてハリーが起き上がる石の力と自らの意思で生き延びたのだ。

戦いは再開されるもなぜかマルフォイ一家は戦線を離れたが。ここにきて息子の常が勝ったか。

一方ベラトリックスたちデス・イーターにホグワーツ側も追い詰められるも、必死の反撃で押し返し撃退する。

ともかく追うヴォルデモート、おびき寄せるハリー。しかし様々な術を使い結局ハリーを追い詰めていく、ここに来て技量の差が目に見えたのか。しかし追い込まれているのは彼も同じだった。

一方で大蛇ナギニをおびき出すロンたち。そこにネビルが剣を用いてナギニを討ち取る。

最後の力を振り絞り互いの魔力をぶつけ合うハリーとヴォルデモート。しかしナギニとハリー自身という最後の分霊箱がすべて破壊され、もはや力尽きた彼ヴォルデモートはあえなく散っていく。これですべての闇は祓われたのだ。

すべてが終わり、みんなの無事を確認してから、結局ハリー自身の所有となったニワトコの杖を捨てるハリー。もはや魔法界、いやさ人の世、生ある世界に死の秘宝は必要ないのだ。

こうして歪んだ力による歪んだ世界を立て直し新しい世界を創ろうと決意するハリーだった。もちろんロンとハーマイオニーとともに。

やがて月日は流れ、ハリーの息子がホグワーツへと旅立つことになった。その息子には偉大なる二人の魔法使いの名を受け継いでいた。今になってスネイプを多少は思っているのだなということか。
 
ともかくもその息子たちが新たなる物語を作っていく。それを見守っていくハリーだった。

 

ということでハリー=ポッターシリーズのレビューはこれにて大団円ということですが、また機会があれば『ファイタスティックビースト』のレビューにも挑戦したく思いますが。それでは、ごきげんよう。

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