第9話:決戦のソロモン<今更ながらビルドファイターズ・トライレビュー>
ギャン子のオデッサ学園を降し、決勝に進んだ宮里学院。サカイ製作の百式とガンプラ学園出身のスガ擁するまさに強敵である。そのスガはすかさず勝ち誇るヨミをスガが諌めるところも、勝負に対する意気込みもまた本物か。
後に落ち込んでいるギャン子にフミナが声をかける、セカイ自身今は声をかける時ではないとの心遣いだった。しかし落ち込んだかと思えばまた新しいガンプラに意気込んでいた。そうそう落ち込んではいられないのは彼女らしいといえばそうだけど。
次の日、宮里対策のために集まったセカイたち。スガと当たることを望むセカイだが相性が悪いとユウマが返す。そこにサカイが現れ、まずフミナに言い寄ってケムに巻こうとし、ユウマは彼の百式製作の見抜き、対してサカイは間接的にはユウマとのビルダー対決でもあると告げる。
対する宮里、ヨミにささやかな反撃を受けたスガと調整に余念がないスドウ、そんな彼は先に大会で自分の限界を感じてサカイに製作を依頼したのだ。自らの最後の勝利のために。
相も変わらず修行に打ち込むセカイ。覇王流を見抜いていると告げたスガの言葉に引っ掛かる彼のもと、シモンとギャン子が特訓に付き合うという。
そして迎えた決勝戦。今まで参加した選手たちはもとよりシモン、ギャン子にサカイ、そして仕事をきり上げたミライまでも駆けつけていたのだ。
宮里は遅れてやってきたヨミ、先の試合から自らを見つめ直した彼女とともに試合に臨む。セカイたちもまたそれぞれの想いを新たに試合に臨むのだった。そこには一人の男、名人と呼ばれたあの男も見守るのだった。
決勝戦の舞台はファースト、ソロモン宙域。要塞の内外で戦う場所を選ぶ。機体との相性もまた戦略に左右するのだ。
ユウマはソロモンを迂回してスドウの百式と対峙、セカイ、フミナには残り2機が待ち構えていた。セカイが斬りこんでくるも難なく受け止めるスガのGファイター、やはり見切っていたか。しかしセカイも離れざまに一撃、スガの次の一手もすべて打ち落とす。これがシモンたちとの特訓の成果か。
ひとまずフミナとともに外に出てユウマと合流せんとするが、そのユウマ、スドウに苦戦している、やはり条件的にはスドウが一歩リードか。さらにセカイたちが出てきざまに返す刀ならぬ砲火で迎え討たんとするが、突出するユウマをまず打ち落としたかと思えば捨て身の攻撃で相討ちにこぎつけた。
セカイたちを追うスガらの攻撃をフミナが受け、そこにセカイの渾身の一撃が2機を捕らえる。しかし中破した2機も合体し、最後の攻撃を試みる。あわやピンチと思いきや、ユウマ、フミナのオプションを受け取り。こちらも3人一組で応戦する。そしてセカイの闘志に応えるかのごとく、バーニングの粒子シールドがまさに燃え上がる。スガらの執念の一撃とセカイの炎の拳がぶつかり合い、戦場は炎と光に包まれる。わずかに勝ち残ったのはバーニング、しかし百式は満身創痍ながらもいまだ健在だった。今や勝利の執念のみのスドウの拳がセカイを捕らえた、しかし砕けたのは百式の方だった。
ここに勝負は決し、セカイたちトライ・ファイターズが勝利をおさめ、ここに全国大会へと勝ち進んだのだった。そしてセカイは戦い抜いた安堵から力尽き倒れるのだった。
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