第3話:その名はギャン子<今更ながらビルドファイターズ・トライレビュー>
チームをひとまず結成し、意気上がってますます修行に励むセカイ。登校にあたりフミナとユウマが待ち構えている、ユウマはミライ目当てなのだが。しかしずいぶん雰囲気変わったな、ていうかこれが地だったりして。
あとはユウマの移籍を取り付ければ、と思いきやミヤガもあっさり承諾したか。やはり女に目覚めた副部長が原因か。そればかりはユウマも納得はしたのだが。
一方で先生にも承認を得てやはりラルさんが顧問を買って出た。これも承認済みか。
ここに来てユウマもかつての苦い思いからの過去のいきさつを詫びんとするも、フミナはそれをも承知の上か軽く受け流す、今はユウマ、セカイとともにチームを組めただけでも良かったのだ。
かくしてこの3人のチーム“トライ・ファイターズ”がここに始動した。とはいえ、フミナ、ユウマとは違い、セカイはまるきし射撃は苦手か。まあやはり拳でモノをいうしかないが、それでユウマとぶつかってしまうか。ましてセカイの機体ビルドバーニングはあのセイの機体。それをドムで隠して保護したのか。
基本の練習を済ませ今度はラルさん相手で実戦訓練を行うが。グフの勇姿にフミナもユウマも心躍るがセカイはやはりそっけない。しかしあれで35歳かラルさん。なんだろうこの虚無感は。まあさておき先生が練習試合を申し込んでくれた。これはもっと心躍ったか。見せ場がなくなったラルさんだったがこれはちょっと同情できるが。
そしてその相手こそが、聖オデッサ女子学園だという。フミナ曰くかなりの強敵だとか。その学園内で優雅かつ不敵にたたずむ少女こそが。
一方でグラビア写真の撮影の姉ミライ。傍らのベアッガイがしっくりあってるな。
そして迎えたオデッサ学園との練習試合。対するトライ・ファイターズの前に颯爽現れたのはサザキ・カオルコことギャン子。あのサザキの妹という。フミナとは因縁ある相手でもあるが、それでいてユウマのことも存じていることは、おそらくは兄の因縁でもあるのだが。
ともかくも試合が始まり、揚々と出陣するファイターズ。迎え討つはギャン子のRジャジャ。ギャンの発展形のMSでもあるがそれをカスタマイズしたRギャギャであった。その取り巻きの二人と合わせた、チーム北宋の壺。
ファイターズはユウマの援護射撃で二機での各個撃破、しかしそれを読んでのギャン子のギャギャが迎え討つ。しかしユウマの援護射撃で退かせるも突出するセカイにどうも調子が狂う。突っ込むセカイにギャン子が受けて立つがそれは壺のジェットストリームアタック。先陣の機体の後ろに後続が畳みかける戦術だ。ユウマ曰く古典的な戦術をモロに受けてしまったセカイだが。
今度はフミナを狙うギャン子、追い詰めたと思いきやユウマの射撃でまずは一機、立て直したセカイにひるんだもう一機もフミナが撃破した。
甘く見たとはいえ思わぬ苦戦に激昂したギャン子の総攻撃、フミナも応戦するが攻撃数が多すぎる。しかしセカイの次元覇王流の奥義ですべてを叩き落とした、たしかにGガンはシリーズ内でも最も異端的作品なのでギャン子の動揺もうなづけるが。
そして世界のとどめの一撃が。ギャン子もご自慢の盾で防ぐが、その大地をも穿つ拳で奈落の底に陥ってしまうにみえたが、すんででセカイが救い上げ、ここに勝負はひとまず決したのだった。
未だチームワークに問題ありの3人だが、トライ・ファイターズの初戦はまさに劇的な勝利で幕を閉じた。そしてギャン子も何やらセカイに一目ぼれをしたというが、未だ乙女心が理解し得ないセカイであったか。
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