ナインハルト=ズィーガー<サムライスピリッツ天下一剣客伝2>
さてみなさん、今回の剣サム2は鉄拳の騎士ズィーガーのシナリオをお送りいたします。彼の騎士道がどれだけ侍の武士道に敵うものなのか、そのさまをここにお送りできればと思ってシナリオを組んだつもりです。
ひとまずこういったところですので、それでは、ごゆっくり。
オープニング
プロシア帝国の騎士ズィーガー。皇帝の腹心にして次代の皇帝の父として国の大黒柱として護ってきた。そんな彼にも第2回の武道会の出場が決まり、皇帝一同の見送りとともにジパングへと向かう。
ライバル戦その1(対シャルロット)
・仕合前
ズィーガー「おお、やはり貴女が来られたかシャルロット殿」
シャルロット「ふむ、再び闇キ者どもの再臨に備え、この私もはせ参じたのだが、こうして貴殿と対峙することとなろうとは」
ズィーガー「この場だからこそ互いの魂を磨くべきもの、なればこそこの拳、あえて向けさせていただきます」
シャルロット「それでは手加減も無用のはず、参られよ」
・仕合後
ズィーガー「なかなかの腕ですな、シャルロット殿」
シャルロット「むう、そなた手加減致したか、しかしそれで敗れし私もまた未熟」
ズィーガー「しかしそれなれば、己が腕みがく余裕もおありのはず」
シャルロット「そこまで申されるなら、この場貴殿に任そう、ご武運をズィーガー卿」
ズィーガー「ふむ、承知」
ライバル戦その2(対タムタム)
・仕合前
ズィーガー「おお、やはり貴公と仕合えるかタムタム殿」
タムタム「オオ、ずぃーがー、俺ノトモダチ、一緒ニ闘ウ」
ズィーガー「貴公の言う通り、こういった仕合もまた楽しいものがあるこれは私としても血が騒ぐな」
タムタム「俺ノらてんノ血、オ前ノげるまんノ血、ドチラモ熱イ闘イノ血、今コソブツケル刻」
・仕合後
ズィーガー「久しぶりに血が騒いだ仕合だった、この闘いに感謝したい」
タムタム「俺モ楽シメタ、マタ一緒ニ闘イタイ。ソシテオ互イノ国、助ケニナリタイ」
ズィーガー「そうだ、貴公と同じ、祖国の力たらんがため、そしてそれが世のためになるのだから」
二人とも感極まってそれぞれ雄たけびを挙げる。
中ボス戦(下記4組の中から2組選択)
・萬三九六編
三九六「がーはっはっは、この俺様の力を振るうに丁度いい奴のお出ましだぜえ、これからブチのめしてやるから有難く思いな」
ズィーガー「だからとて貴公に敗れる道理はないな、貴公の蛮勇もまた捨てては置けぬ」
三九六「そういやおめえのそのお高く留まってるのが気に入らねえ、ここは盛大にブッ倒してやるぜえ」
・黒河内夢路編
夢路「私も時折思うのです、同じく主君を持ちながらも路を誤らなかった貴方をうらやんだかと」
ズィーガー「されど貴方にも信念がある、今はそれを信じ前を進めばよろしかろう」
夢路「そうですね、その信念を確かめんがため、あえてあなたの胸とその鉄拳に、その身を委ねることに致しましょう」
・ドラコ編
ドラコ「何が騎士道だ、そんな武器でこの俺の銃を討ち敗らんとするのもお笑い草だ、その思い上がり後悔しろ」
ズィーガー「されど貴公の銃、我が鉄拳のみしか見えぬならば、それを支える信念をも撃ち抜くことはできぬな」
ドラコ「ならばやらせてもらおう、所詮戦は殺し合いだ、貴様もその一人となるのだからな」
・アスラ編
アスラ「面白そうな武器を持つな、お前の武器と闘うことで、我が闘志を呼び起こしてくれるのだろうな」
ズィーガー「貴公の武器とともに敵意とも闘うもまた望むところ、さあどこからでもかかってきたまえ」
アスラ「そういうことならやらせてもらおう、騎士らしく正々堂々と敗らせていただこうか」
対歴代ボス戦
ズィーガー「我が鉄拳、我が忠誠心、そして我が騎士道、今魔の根源を制せん」
・プレイヤー、異界へと引きずり込まれる。
「魔界への門は、今開かれた。汝の正なる気、我らの目覚めの礎とならん。まずはこの者ども我が手駒との仕合、愉しもうではないか」
・プレイヤー、各ボスと対戦。各員1本取れば勝ち抜け。すべての敵に勝ち抜ければクリア。対して2本連続で敗れた場合にゲームオーバー。
対強力ボス戦(下記5組から1組を選択)
・共通:倒されたボスの気が一人に凝縮し、パワーアップして立ち上がる。
・闇天草編
天草「忌まわしき封印は消え去った。今再び、大いなる主の御力により、我、目覚めたり!!!」
ズィーガー「堕ちた聖者なればこそ、我が力もて御身を鎮めん、願わくば安からん帰天を」
・鬼斬紅郎編
斬紅郎「我は禍(わざわい)、我は鬼、そして我は壬無月、否、我こそは、鬼、斬紅郎なり!!!」
ズィーガー「人斬りといえど貴公の武、我が騎士道も武なれば全力でお相手しよう」
・真ゴルバ編
ゴルバ「やはり我が命をかけねば汝は討ち取れぬか、それもよかろう、今こそ決戦の刻!!!」
ズィーガー「いかに堕ちしやゴルバ卿、禍成す貴公の野心、我が信念の鉄拳にて鎮まりたまえ」
・魔界我旺編
我旺「國の哭く声、それに応えんがため、我今こそ魔界の気をも取り込み、國を制せん!!!」
ズィーガー「國を想う貴公の心、されど力しか信じるは義しき路ではない、故に糺させてみせよう」
・羅将神ミヅキ編
ミヅキ「ラキ、ラキキキキ、我が力戻ったり、今こそ世を魔界に呑みこんでくれん!!!」
ズィーガー「この日を待ったぞ羅将神、我が魂、我が誇りとともに奪えるものなら奪ってみるがいい」
最終戦(対壊帝ユガ)
「正と負の気のぶつありあいより我が糧なる神魔の気、今ここに高まった。今こそ我が復活の刻(とき)。
我が名は、壊帝ユガ
今、人の世は終焉を迎えん。我が意によって・・・・・」
ズィーガー「ついにこの時が来たか、魔の根源、すべての決着をつけるため貴公を討つ!」
エピローグ
その後プロシアにおいてズィーガーは、新たなる皇帝となった幼い我が子を守り立て、また騎士団において後進の育成や諸外国の紛争の仲介等様々な活躍の場を見せた。
いつしかズィーガーの名は伝説となり、彼が操った武器も王宮の宝物庫にひっそりと置かれていた。
異形の騎士ズィーガー、その名は欧州の歴史上燦然と輝くものであった。
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