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ONE PIECE反省会:ゾウ編序章

ドレスローザを発ったルフィたちは、ようやく次の目的地、巨大な象の“島”ゾウにたどり着く。

そこに住まう獣人ミンク族の国モコモ公国、そこはすでに四皇カイドウの配下ジャックに蹂躙されていた。

一方でかつての四皇白ひげの息子を名乗る七武海ウィーブルが白ひげの残党狩りからルフィに狙いを定めんとするのをはじめ、各勢力もそれぞれ大きく動き出す。

ようやくナミたちと合流したルフィだったが、肝心のサンジの姿が見えない。

それぞれの思惑を込め、新たなる物語が始まる運びなのだが。

というわけで幕が上がったゾウ編。当初ドレスローザを通過点に本来の目的地だったが、これですらこれからの大いなる戦いへの布石となりながらもある程度の好展開を期待したいところだけれど。これも年内のスケジュールの都合で現時点での懸案を中心にお送りしたい。

 

・ミンク族

ゾウに住まうミンク族。彼らの国モコモ公国を収める二人の“王”イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那が昼夜交互に治めていた。この二人、昔はともかくいわゆる犬猫の仲というだけあってたいそう仲が悪い。しかもネコマムシにいたっては侍に対しては蛇蝎のごとく嫌っているときた。これは今の時点ゾウの足元でなかなか上がることができない錦えもんたちと何か関連があるのか。ついでに姿を現さないモモの助、たしかにネコマムシのあの形相に怯えているのかと思うのも無理からぬところがあるか。

ちなみに姿を現さないといえばシーザー。たしかに蹂躙の決め手は彼のガス兵器、それについてチョッパーが怒っていたのも今になって納得できる。

 

・ナミたちとの合流とサンジの不在

ついに合流を果たしたナミたちとルフィたち。たしかにサンジがいないのはまず問題だった。これは何か意図があるだろうとは思うけれど。まず考えられるのはサンジの手配書。“ALIVE ONLY”つまり生け捕りのみと記載していること、それも意図と懸念があるだろうけれど。

それからもしあの時点で出会ったならば真っ先にドレスローザ、ことにヴァイオレットつまりヴィオラの安否を問うてくることは間違いない。繰り返すけれどたしかにヴィオラたちを擁するドレスローザの今後の展開上あのままに済ませることができないだろう。それでも今はゾウの問題に力を注ぎたいといった意図も現れているだろうと読める。いずれサンジとの再会も展開上重要なファクターになることは述べるまでもない。

 

・隠された強者たちと最悪の世代

まずはゾウを襲ったジャック。カイドウの部下であることはその時点で確認され、ひとまずサンジに退けられたことによって一旦は離れたのだろうけれど。その後でセンゴクたちに戦いを挑み敗れたというが、その真偽はともかくとして、もし本当であればあれだけ思わせておいてあっさりやられるのも興ざめだと思うけれど。さておきそんなジャックも場合によってはゾウの再侵攻、すなわちルフィたちとの対峙が予測されることだろう。

次に白ひげの息子を名乗る最後の新七武海エドワード・ウィーブル。まずはキャラクター性に関して多少の失望を覚えている読者の方も多いはずで、ましてやかつてゼットに手傷を負わせたのは本当に彼なのかという疑念を抱いている人もいるはずだ。

などなどいろんな意見も飛び交う中、やはりその白ひげ残党の駆除には役立っているかなということで。もちろん藤虎の思惑とは別として。ともかくそんな彼もまたルフィに狙いを定めんとするのだが。

それらを含め、彼ら2組は先のパンクハザードにおけるシーザーとヴェルゴを敗った後にドフラミンゴが立ちはだかったのとは対照的なカイドウと対する前のシチュエーションということだろうか。

さらにはシャボンディ諸島からのルフィのライバルと目されている海賊たち。いわゆる最悪の世代。彼らの動向も忘れてはならない。

まず四皇カイドウの配下となったドレーク。そのカイドウと対峙する羽目となったキッド、アプー、ホーキンズの3人。同じく四皇ビッグマムの配下となったカポネも先の述べたようにシーザーを狙ってゾウに向かわんとするか。

あとウルージとボニー、当面は静観すると踏んでいるが、もちろん彼らも今後どう関わってくるか、これも期待は持ちたい。

あとついでに先のCP0、彼らも本当にかつてのCP9のメンバーが改めて引き入れられたものたちなのか、それも頭の隅に入れておきたいが。

 

そんなわけで今年中はまだまだ前奏曲たる状況と回想が語られ、本格的な冒険と対策、そして激闘は来年の上半期、下手すれば来年いっぱいかもしれない。

内はミンク族の永年の対立をどう収めるか、外はいずれ来る強敵にどう対処するか、さらに言えばギア4以上のパワーアップは果たして成るのか。といったところで去年の残滓をちょっぴり残しつつも来年への期待を持ちたいと思う。

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