第8話:寄り添うかたち<ガンダム 鉄血のオルフェンズレビュー>
タービンズとの対峙、不利な状況の中、オルガたちの潜入工作にてハンマーヘッドを半ば無力化にこぎつけた。そしてブリッジにたどり着くオルガ。マルバを始末せんとするも名瀬が止める。ともかくも停戦と交渉に応じるのだったが。
戦いが済み、満身創痍ながらも作戦成功を知り手ごたえを覚えた昭弘、しかし三日月は傷付いたバルバトスに何を想うか。
一方名瀬との会談に臨むクーデリアとオルガ。艦内のスタッフについてみんな自分の愛人だと嘯く名瀬。あっけに取られつつもクーデリアの移送の確保と、鉄華団のテイワズ傘下を依頼する。ひとまず承諾の形を取る何故だが、ここでギャラルホルンの実情を改めて語る。それらが単なる軍事組織ではなく地球圏を中心に裏で支配を固めているのと、それがテイワズにとっても大きな障害になっているか。ともかくもこの場は名瀬が取り次ぐことにはなったのだが。
一方でいまいち食欲がわかない三日月。やはり苦戦の末煮え切らない想いがぬぐえない。一方ラフタたちは三日月に対してまず満足しているが。ともかく無力感を感じた三日月はさらなる強さを欲するか。
テイワズ代表マクマードとの本格的な交渉と会見のためテイワズの本拠地“歳星”に向かうイサリビ。航行中流石にヒマを持て余している鉄華団のメンバーたち、それに伴いクーデリアも名瀬が言う“資産”の意味を理解しかねる中、アトラがハンマーヘッドに誘う。
一方で切迫した財政状況をかんがみ改めて名瀬との再交渉を持ち掛ける。そこで名瀬、対峙の前の交渉に時点で何故に投降しなかったかと問う。まああの時はオルガも意地を張っていた。それは団がバラバラになることを怖れたからだという。いずれにしても名瀬としては良い印象を受けなかったことは読み取れる。まあ傍から見れば名瀬のタービンズも同じようなものだと思うけれど、それは言っちゃいけないことかもしれない。いずれにしても鉄華団の存在意義だけは認められただけでもよしとするか、今の時点では。
そのハンマーヘッド内、託児室ではアトラとクーデリアが育てられている赤ん坊たちと対面した。ちょうどアミダとラフタがあやしている。母親はみんな違って、上の子も数人いるとか。これ以上はツッコんじゃいけないことだとは思うけれど。クーデリアも母性本能をくすぐられたか、今まで張り詰められた気が少しほぐされたように見える。
一方オルガも交渉で自分の甘さ、というより幼さを痛感したようにも見える。
昭弘と三日月も引き続きラフタらに手こずりながらも腕を上げていく。今は闘うことしかできない彼らもそれが最善と信じているから。ビスケットを含めてみんなオルガについていくのだ。仲間として、そして名瀬がいうように家族として。
そして船は歳星へと到る。そこに待ち受けている男こそは。
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